- 1on1ツールの種類と特徴
- 1on1ツール導入のメリット・比較ポイント
- おすすめの1on1ツール18選【種類・目的別】
「社員との対話が形骸化し、現場の実情や悩みがわからない」
「1on1ミーティングの質を高めて、優秀な人材を輩出したい」
このように定期的な1on1を実施しているものの、期待したような信頼関係を築けていない企業もあるのではないでしょうか。
1on1ミーティングの質を高めつつ、効率的に運用するためには「1on1ツール」が不可欠であり、ツールでは以下のような機能を利用できます。
- 心理状態の可視化(活力・愛着など)
- トークテーマの事前設定
- 相談内容の記録・保存
- 目標の進捗・達成度の管理
本記事では、1on1ツールの種類と特徴を解説したうえで、目的別のおすすめツールを徹底比較しながら紹介します。
導入時の比較ポイントも解説していますので、自社の課題と照らし合わせて、解決につながるツールを検討してみてください。
1on1ツールとは?
1on1ツールとは、上司と部下・人事と社員による定期的な対話(1on1ミーティング)を円滑に進めるための専用ツールです。
具体的には、社員の状態を踏まえたトークテーマ設定や目標管理、対話記録などの機能を活用し、対話を通して次のアクションにつなげます。
アンケートやサーベイの機能があるツールを活用すれば、社員の心理状態やエンゲージメント(活力・熱意など)を数値化し、対話のきっかけづくりにもなります。
また、キャリア形成を支援したい場合でも、個々の目標や達成度を確認しながら1on1ができるため、社員のモチベーション向上にも効果的です。
以下の記事では、1on1ミーティングの概要や進め方について解説しています。社員のやる気を引き出すコツを学んだうえで、1on1ツールを有効活用してみましょう。
1on1ツールが必要とされる背景・理由
1on1ミーティングは、社員のエンゲージメント強化につながる重要な取り組みですが、面談前の準備不足や対話の難しさから、本音を聞き出せていないのが現状です。
株式会社リーディングマークの独自調査によると、企業の36.8%が若手社員の離職対策として「定期的な1on1ミーティング」を実施しています。
しかし、積極的に離職対策をしているものの、48.1%の企業は「若手社員のニーズや価値観を十分に理解できていない」と回答しています。
その課題を解決する手段として必要とされているのが、社員一人ひとりの状態に合った対話を可能にする「1on1ツール」です。
1on1ツールを活用すれば、個々の目標や心理状態を踏まえたトークテーマを事前に決められ、話す内容がわからないといった悩みも解決できます。
若手社員の離職対策に関する調査は、以下の記事で詳しく解説しています。大企業が抱える悩みや効果が出た取り組みも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
1on1ツールの種類と特徴
1on1ツールは、目的や機能が異なるさまざまなツールがあり、主に以下の4種類に分類されます。
種類 | 特徴 | 導入が向いている企業 |
心理状態の可視化 | 仕事への活力・会社への愛着をデータ化し、離職傾向を把握できる | エンゲージメントの変化を察知し、迅速なケアをしたい |
対話の質の向上 | トークテーマを事前に設定し、テンプレートを活用しながら対話ができる | 内容の濃い対話をしつつ、効率的に1on1を運用したい |
人材育成・目標管理を効率化 | 人材データを一元管理し、人事評価や目標管理と並行して1on1ができる | 育成計画や人員配置にスピーディに反映したい |
社外人材による対話 | ビジネス経験豊富な担当者から、現場で活かせるコミュニケーション方法を学べる | 社内の人では気づかない潜在的な課題を把握したい |
自社が抱える課題や目標に合致するツールを選択し、社員のやる気を引き出す1on1ミーティングを実現させましょう。
以下より、各ツールの特徴を詳しく解説していきます。
1:心理状態を可視化するツール
心理状態を可視化する1on1ツールは、エンゲージメント(活力・意欲など)やストレスの状態を数値化できるため、社員一人ひとりの状況に応じた対話が可能です。
具体的には、以下のような要素をサーベイで測定することで、トークテーマや話題の事前検討や、ケアを求めている社員へのアドバイスができます。
- 仕事への活力(ワークエンゲージメント)
- 会社への愛着(従業員エンゲージメント)
- 心身の状態(ストレス・メンタルヘルスなど)
- 仕事内容の満足度
- 業務負担
- 人間関係の状況
心理状態の可視化によって、上司は部下とコミュニケーションを図るきっかけとなり、数値が低い場合は休職・離職リスクを早期に発見して対処できます。
本記事の後半でおすすめツールを紹介していますので、比較検討したい人事担当者の方は、以下のリンクから確認してみてください。
2:対話の質を高めるツール
対話の質を高める1on1ツールは、社員が率直に話せる環境をつくり、有益なフィードバックやアイデアを引き出すように設計されています。
具体的には、1on1の準備・実施・記録を効率的に行う以下のような機能があります。
- 話したいテーマの事前設定
- 部下が求めている対応を選択
- AIによる会話内容の要約・文字起こし
- 1on1の状況・実施回数の可視化
- トークテーマのテンプレート活用
- 1on1のスケジューリング
目的ごとのテンプレートを活用すれば「話すテーマがない」といった悩みも解決され、経験の浅い管理職の方でも、部下の本音を聞き出せる対話ができます。
本記事の後半では、おすすめの1on1ツールを紹介しています。自社の運用に適したツールがあるか比較検討したい方は、以下のリンクから確認してみてください。
3:人材育成や目標管理を効率化するツール
人材育成・目標管理を効率化するツールは、目標の設定や進捗管理、人事評価を一つにツールに集約し、社員の強み・弱みを踏まえたフィードバックができるツールです。
主に以下のような機能があるため、さまざまな従業員情報をもとに、人材育成の戦略を効率的に検討できます。
- 人材データベースにもとづく配置検討
- 適性・スキルに応じた育成計画の作成
- 360度フィードバック(多面評価)
- 目標の進捗・達成度の可視化
- 1on1の記録・レポート出力
目標達成に向けた1on1を行うことで、日頃の悩みを聞くだけではなく、社員のモチベーションアップや成果向上への具体的なアドバイスができます。
本記事の後半では、おすすめツールの特徴や費用を詳しく紹介していますので、導入を検討している方は、以下のリンクから確認してみてください。
>>【人材育成・目標管理の効率化】おすすめ1on1ツールを確認する
4:プロの社外人材と対話できるツール(サービス)
社外人材と対話できる1on1サービスでは、聴く能力に長けた専門家からアドバイス・コーチングを受け、傾聴力やコミュニケーション能力を身につけられます。
ビジネス経験豊富な担当者が対応してくれるため、社内では気づかない視点でアドバイスを受けたり、現場で活かせるコミュニケーション方法を学んだりできます。
また、利害関係のない社外人材との1on1により、キャリアに対する考え方や価値観について、社内で話すことに抵抗がある場合でも安心です。
本記事の後半でおすすめのサービスを紹介していますので、特徴や費用を比較検討したい方は、以下のリンクから確認してみてください。
>>【社外人材による対話】おすすめ1on1ツール(サービス)を確認する
1on1ツールを導入するメリット・効果
1on1ツールを導入することで、以下のメリットが得られます。
心理状態を可視化するツールを導入すれば、社員のストレス状態やエンゲージメント低下を察知し、休職・離職に至る前にサポートができます。
以下より、1on1ツール導入のメリットを解説していきます。
ケアやサポートを求めている社員がわかる
サーベイ機能を有する1on1ツールであれば、社員一人ひとりの心理状態をタイムリーに把握できるため、ケアやサポートを求めている社員をすぐに特定できます。
とくにリモート環境で仕事をしている社員は、心理的な不安や仕事の負荷が見えにくく、ケアが必要かどうかの判断も困難です。
月1回・週1回などの定期的かつ高頻度のサーベイを配信すれば、心理状態の浮き沈みがあったタイミングで1on1をスケジューリングできます。
実際に複数店舗で不動産業をしている企業では、すべての社員にサーベイを配信し、ケアを求めている社員の把握に努めています。
ケアが必要な人を特定したうえで、各店舗の店長には「ケア社員の心境を聞いてほしい」と伝達し、本人との1on1ミーティングを実施しました。
1on1の結果を会議の場に持ち寄り、人事と店長で対応方法をディスカッションすることで、ケア社員への対応方法のノウハウが蓄積され、他の店舗にも水平展開できています。
事例:離職の傾向をいち早く察知|株式会社フォーラス&カンパニー
このように社員の心理状態を可視化できれば、離職可能性のある社員を察知し、手遅れになる前にケアやサポートができます。
定期的なフィードバックを効率よく実施できる
1on1ツールは、対話やフィードバックを記録・管理できるため、過去データの振り返りや検索が容易になり、定期的なフォローアップもしやすくなります。
通知・リマインダー機能を活用すれば、社員の心理状態の変化や、業務進捗が思わしくないときを察知し、最適なタイミングでのフィードバックが可能です。
株式会社リーディングマークの調査によると、若手社員の離職対策で効果を感じたものとして、企業の36.8%が「定期的な1on1面談の実施」と回答しています。
1on1の効率化で社内に「対話する文化」が浸透し、不安や悩みを相談しやすい環境が整い、若手社員の離職防止にもつながるのです。
以下の記事では、サーベイフィードバックの目的や方法について詳しく解説しています。社員の本音を聞き出すための具体的な手法も紹介していますので、本記事と合わせて確認してみてください。
社員とのコミュニケーションの質が高まる
1on1ツールは、社員の心理状態や人事情報をもとにトークテーマを決められるため、進捗や課題を踏まえた質の高いコミュニケーションが可能です。
会話の流れをまとめたアジェンダテンプレートを利用できるツールもあり、なにを話せばいいかわからない場合でも「聴く・伝える」のスムーズな対話ができます。
実際にサーベイを活用している企業では、AIのサジェスト機能を使って社員の状態を深掘りし、その情報をもとに面談を実施しています。
「〇〇さんはこのような状態かもしれません」と画面に表示されるため、サーベイの仮説をもとに本質的な質問が可能となり、上司・部下間の連携も強化されました。
事例:ミキワメ導入後に休職者が2分の1まで減少|株式会社情報戦略テクノロジー
蓄積されたミーティング内容を分析すれば、過去を振り返りながら対話を継続でき、より有意義なコミュニケーションを図れます。
従業員エンゲージメントとモチベーションが向上する
1on1で課題解決の的確なアドバイスを伝えられれば、従業員は自身の目標やキャリアに関心を持つようになり、仕事への活力や熱意、モチベーションが高まります。
目標に対する進捗や達成度をツール上で確認し、やる気を引き出すようなフィードバックをすることで、会社の成長には欠かせない存在だと伝えられるのです。
1on1でサーベイを活用している企業では、調査結果から「社員はどのようなことで困っているのか」を把握し、面談で話す内容を考えています。
性格データに紐づいた質問が提案されるため、エンゲージメントが下がっている社員に対して、個々の性格を考慮したアプローチが可能になりました。
事例:心の健康状態を見える化し、エンゲージメントの向上へ|株式会社ペンシル
上司やマネージャーは「どのような不安を抱え、なにを相談したいのか」を事前に把握することで、部下の課題を確認しながら改善アクションを提案できます。
以下の記事では、社員のモチベーションを高めるマネジメント方法について詳しく解説しています。具体的な取り組みも紹介していますので、本記事と合わせて確認してみてください。
1on1ツールの選び方・比較ポイント
1on1ツールを選ぶときには、5つの比較ポイントがあります。
対話の質を高めるために、事前に話したいテーマを決められる機能や、的確な改善アクションが提供される機能があるかを確認しましょう。
社員の状態を踏まえた対話内容が提供されるか
1on1ツールを選ぶときは、社員の心理状態や業務進捗に応じて、適切なトークテーマや会話の流れが提供されるかを確認しましょう。
目的ごとに用意されているテンプレートも便利ですが、社員の本質を知るための質問ができず、形式的な1on1になる可能性があります。
キャリアや人間関係に対する考え方、仕事へのモチベーションなどのあらゆる情報がひと目でわかる機能があれば、適切なフィードバックがしやすくなります。
また、社員本人の自律性を高めたい場合は、セルフマネジメントのアドバイスが提供されるツールも視野に入れて検討してみましょう。
対話の内容を記録・保存できるか
過去の1on1を振り返り適切なフォローアップができるように、対話の内容を記録・保存できるツールを選びましょう。
- 1on1の実施者(人事・上司・部下など)
- 1on1の実施日時、実施状況
- 対話の内容、コメント
上記のような情報を記録・保存して一覧で確認できれば、過去の記録にスムーズにアクセスでき、話している途中でもすぐに振り返られます。
また、閲覧範囲を指定することで全社員の1on1記録も閲覧できるため、マネージャー同士で課題や改善点を検討するときに便利です。
具体的なアクションが提供されるか
1on1ツールを比較検討するときは、過去の1on1記録や対話から得た気づきをもとに、具体的な改善策やアクションが提供されるかを確認しましょう。
具体的には、以下のような機能があると理想的です。
- 各社員の成長支援プランの作成
- 目標設定や目標達成度の管理
- 性格に合わせたコミュニケーション方法の提供
- 社員本人のセルフマネジメントアドバイス
対話内容やフィードバックの記録に加えて、その情報にもとづいたアクションプランが提示されれば、社員の成長を促すための的確なアドバイスができます。
導入・活用のサポートが充実しているか
1on1ツールを導入するときは、ツール自体の機能性に加えて、導入・活用をサポートする体制が充実しているかも重要な比較ポイントです。
具体的には、以下のようなサポートの有無を確認してみましょう。
- オンボーディングによる導入支援
- 1on1運用体制構築のサポート
- 操作マニュアルの作成
- 1on1設計・展開プラン策定の支援
カスタマーサクセスチームや専任担当者によるサポートを受けられれば、スムーズな導入によって運用開始から質の高い1on1を実施できます。
また、定期的なアップデートやトラブル時の対応窓口など、ツールを安心・安全に運用できるかの確認も重要です。
料金プランを柔軟に選べるか
企業規模や利用シーンに応じて、料金プランを柔軟に選択できるかも1on1ツール導入時に確認しておきましょう。
1on1ツール導入には、基本的に以下の費用がかかります。
- 初期費用
- 月額・年額費用
- オプション費用
ツールによっては、利用人数に関係なく料金が固定されていたり、年間契約が必要だったりするため、運用期間や予算を含めて検討しましょう。
また、ツールの操作性や管理画面などを確認したい場合は、無料トライアルや体験デモを利用してからの導入がおすすめです。
【心理状態の可視化】1on1ツールのおすすめ5選
「心理状態を可視化する1on1ツール」から、おすすめのツールを5つ紹介します。
社員の性格を踏まえた対話が可能なものや、1on1のタイミングを見極められるツールを厳選しています。
サービス | 特徴 | このような企業におすすめ! | 費用(税込) |
ミキワメ ウェルビーイングサーベイ | ・心の健康状態と性格データをもとに対話ができる ・AIが適切な対話方法をアドバイスしてくれる | ・心理状態と性格を踏まえた対話で、休職・離職を防ぎたい ・1on1を求めている社員を見極め、適切なタイミングで実施したい | 要問い合わせ |
HRBrain | ・1on1が必要な社員をアラートで察知できる ・課題解決の推奨アクションが自動で提供される | ・能力・スキルなどの人材データを踏まえた対話がしたい ・社員個人だけでなく組織の課題も顕在化させたい | 初期費用+月額料金※要問い合わせ |
Wevox | ・3分のサーベイで社員に負担をかけない ・社員の強み・弱みを分析し、改善項目を割り出せる | ・短時間の調査で社員のエンゲージメント(愛着)を可視化したい ・チーム状態を事前に把握し、対話のきっかけづくりに役立てたい | ・初期費用:無料 ・スタンダード:月額660円/人 ・ベーシック:月額330円/人 |
インサイズ | ・実名制のアンケートで1on1を求めている社員がわかる ・会話記録やトピック設定など、1on1機能が充実している | ・社員の状態を可視化し、いま使うべき能力 ・スキルをアドバイスしたい・社員一人ひとりと向き合い、職場での悩みや不安などを聞き出したい | ・初期費用:無料 ・月額費用:600円/月 ※税表記なし |
パルスアイ | ・社員のコンディションとタイプに応じた対話ができる ・採用管理や離職防止などトータルで組織改善に活用できる | ・社員のリアルな意見やスコアをもとにコーチングしたい ・低コストで社員のコンディションを把握したい | ・初期費用:無料 ・パルスサーベイプラン:月額0円/人 ・スタンダードプラン:月額330円/人 ・PDCAプラン:月額440円/人 ・カスタマイズプラン:月額550円/人 |
社員の心理状態が確認できるだけでなく、具体的な対話内容や改善アクションが提供されるツールを選定し、効果的な1on1を実施しましょう。
【注意】
※各サービスの概要は、2024年12月現在の情報にもとづき作成したものです。変更の可能性もあるため、詳細は各社Webサイトでご確認ください。
ミキワメ ウェルビーイングサーベイ|株式会社リーディングマーク
費用 | 要問い合わせ ※企業規模によって異なる |
特徴 | ・心の健康状態と性格データをもとに対話ができる ・AIが適切な対話方法をアドバイスしてくれる ・自動アラートで1on1のタイミングを見逃さない |
公式ホームページ | https://mikiwame.com/well-being.html |
提供会社 | 株式会社リーディングマーク |
『ミキワメ ウェルビーイングサーベイ』は、社員一人ひとりの性格を考慮した質問を配信し、仕事への活力や心身の状態を可視化するツールです。
短時間(3分間)かつ高頻度(月1回)での調査が可能なため、心理状態の変化をいち早く察知し、手遅れになる前に1on1をスケジューリングできます。
社員の心理状態と性格を踏まえた、AIによる対話方法のアドバイスも提示され「どのような話をすればいいかわからない」といった場合でも安心です。
【このような企業におすすめ!】
- 心理状態と性格を踏まえた対話で、休職・離職を防ぎたい
- 1on1を求めている社員を見極め、適切なタイミングで実施したい
ミキワメの機能や特徴をより詳しく確認したい方は、以下の記事を確認してみてください。実際の操作画面を用いて解説しています。
HRBrain|株式会社HRBrain
費用 | 初期費用+月額料金 ※要問い合わせ |
特徴 | ・1on1が必要な社員をアラートで察知できる ・課題解決の推奨アクションが自動で提供される |
公式ホームページ | https://www.hrbrain.jp/pulse-survey |
提供会社 | 株式会社HRBrain |
『HRBrain』のサーベイは、回答結果をもとに社員のコンディションを可視化し、見えづらかった課題を特定できるツールです。
社員ごとに設問が最適化されているため、回答内容によって質問数が調整され、忙しい業務の合間でも負担をかけずにコンディションを把握できます。
HRBrainには、人事データを統括するタレントマネジメントやストレスチェックの機能もあり、さまざまな情報をもとに1on1に取り組めます。
【このような企業におすすめ!】
- 能力・スキルなどの人材データを踏まえた対話がしたい
- 社員個人だけでなく組織の課題も顕在化させたい
Wevox|株式会社アトラエ
費用(税込) | ・初期費用:無料 ・スタンダード:月額660円/人 ・ベーシック:月額330円/人 |
特徴 | ・サーベイは3分で回答でき、社員に負担をかけない ・社員の強み・弱みを分析し、改善項目を割り出せる |
公式ホームページ | https://get.wevox.io/wevox_engagement |
提供会社 | 株式会社アトラエ |
『Wevox』は、1億件を超える蓄積された回答データをもとに、潜在的な組織や個人の特徴・課題がわかるサーベイツールです。
独自のアルゴリズムで社員個人に最適な質問を自動配信し、未来予測する機能によりサポートが必要な社員を特定できます。
対話を彩るツール『Wevox Board』を活用すれば、リアクションやスタンプ機能で感情を表現できるため、1on1だけでなくチーム内の対話の質も高められます。
【このような企業におすすめ!】
- 短時間の調査で社員のエンゲージメント(愛着)を可視化したい
- チーム状態を事前に把握し、対話のきっかけづくりに役立てたい
インサイズ|株式会社リクルートマネジメントソリューションズ
費用 | ・初期費用:無料 ・月額費用:600円/月 ※税表記なし |
特徴 | ・実名制のアンケートで1on1を求めている社員がわかる ・会話記録やトピック設定など、1on1機能が充実している |
公式ホームページ | https://www.ms.recruit-insides.net/ |
提供会社 | 株式会社リクルートマネジメントソリューションズ |
『インサイズ』は、実名制の心理アンケートを通して、社員の心理状態を立体的に捉え理解し、対話を促すマネジメント支援ツールです。
1on1ミーティングを定着させるために、以下の機能が備わっています。
- 会話内容の記録・共有
- トピック(話したい内容)の設定
- 1on1のスケジューリング
- 1on1の実施管理
心理アンケートの結果をもとに1on1ができるため、話題が思いつかない場合でも、人間関係やキャリアなどのトピックを軸にした対話が可能です。
【このような企業におすすめ!】
- 社員の状態を可視化し、いま使うべき能力・スキルをアドバイスしたい
- 社員一人ひとりと向き合い、職場での悩みや不安などを聞き出したい
パルスアイ|株式会社ジャンプスタートパートナーズ
費用(税込) | ・初期費用:無料 ・パルスサーベイプラン:月額0円/人 ・スタンダードプラン:月額330円/人 ・PDCAプラン:月額440円/人 ・カスタマイズプラン:月額550円/人 |
特徴 | ・社員のコンディションとタイプに応じた対話ができる ・採用管理や離職防止などトータルで組織改善に活用できる |
公式ホームページ | https://pulse-ai.jp/ |
提供会社 | 株式会社ジャンプスタートパートナーズ |
『パルスアイ』は、月1回程度の社員アンケートをもとに、離職防止・成長支援・採用管理に役立てられる組織改善ツールです。
離職リスクの高い社員が抱える悩み・課題を把握し、以下のように効率的な1on1ミーティングができます。
- 1on1前に部下のコンディションを把握
- 部下のタイプに応じたコーチング
- 対話の記録と継続的なフォロー(リアクションでのやり取りが可能)
なお、1on1支援機能を利用したい場合は、PDCAプランまたはカスタマイズプランへの加入が必要です。
【このような企業におすすめ!】
- 社員のリアルな意見やスコアをもとにコーチングしたい
- 低コストで社員のコンディションを把握したい
【対話の質の向上】1on1ツールのおすすめ7選
「対話の質を高める1on1ツール」から、おすすめのツールを7つ紹介します。
1on1の準備・実施フローを効率化できるものや、AI技術で対話内容を解析するツールをピックアップしています。
サービス | 特徴 | このような企業におすすめ! | 費用(税込) |
Kakeai | ・テーマ選び機能で日常的な1on1の負担を軽減できる ・1on1専用の特許とUXで、1on1を効率的に進められる | ・業績以外のキャリアや人間関係を踏まえた1on1をしたい ・社員が主体的に選んだテーマで対話をしたい | 要問い合わせ |
Co:TEAM | ・1on1の目的に沿ったアジェンダテンプレートが設定できる ・目標の進捗を確認しながら話し合いを進められる | ・シンプルかつ直感的な操作で、1on1の記録やデータ入力をしたい ・1on1実施から目標管理までの伴走サポートを受けたい | 要問い合わせ |
TeamUp | ・社内の1on1を可視化し、会社全体で社員をサポートできる ・テンプレートの設定した頻度で1on1を実施できる | ・社員の考えを事前に把握して1on1ミーティングに臨みたい ・社員の成長を支えるための対話文化を構築したい | 要問い合わせ |
Resily | ・OKRマップで組織目標を可視化できる ・目標と成果に対するアドバイスができる | ・組織目標をもとに1on1でマネジメントをしたい ・社員一人ひとりが自主的に行動する文化をつくりたい | ・スタンダードプラン:月額1650円/人 ・運用サポートプラン:要問い合わせ |
シナジーHR 面談 | ・面談の目的に合わせた入力フォームを作成できる ・社員のコンディションの可視化で早期のフォローができる | ・面談内容を一元管理して、関係するメンバーに共有したい ・1on1のフローを効率化させ、実施頻度を増やしたい | ・初期費用:無料 ・月額費用:440円/ユーザー |
KizunaNavi | ・対話の自動記録と解析により、作業の手間が省ける ・解析結果をグラフ化して、成長度合いを把握できる | ・1on1の準備や実施の手間を減らし、業務効率化を図りたい ・AI解析による科学的なアプローチで1on1の質を高めたい | 要問い合わせ |
MONJU | ・満足度調査の結果をもとに1on1で深掘りできる ・質問事例集を参考に本音を引き出す質問ができる | ・質の高い1on1を実施して、社員のやる気を引き出したい ・社員の満足度や人事評価を踏まえた対話をしたい | 社員数に応じた料金(年額) ・20人以下:26万4000円 ・41〜60人:71万2800円 ・81〜100人:105万6000円 |
上記のツールには、トークテーマの事前設定や面談内容の自動記録などさまざまな機能があるため、自社の1on1の悩みを解決できそうなツールを選定しましょう。
【注意】
※各サービスの概要は、2024年12月現在の情報にもとづき作成したものです。変更の可能性もあるため、詳細は各社Webサイトでご確認ください。
Kakeai|株式会社KAKEAI
費用 | 要問い合わせ |
特徴 | ・テーマ選び機能で日常的な1on1の負担を軽減できる ・1on1専用の特許とUXで、1on1を効率的に進められる |
公式ホームページ | https://kakeai.co.jp/ |
提供会社 | 株式会社KAKEAI |
『Kakeai』は、1on1専用に発明された特許や、1on1の負担を取り除く仕組みによって、対話の質を高められる便利なツールです。
中心的な機能として「日常的な1on1機能」があり、主に以下のような活用ができます。
- 話したいテーマを選ぶ(業務の進捗、人間関係など)
- 上司やメンターに期待する対応を選ぶ(意見を聞きたい、報告したいなど)
- 生成AIによる要約や自動文字起こし
- 1on1の状況や実施回数などを可視化
中長期視点で社員の成長を支援する「すり合わせ機能」や、1on1から日常の行動につなげる「TODO機能」など、実施から管理までのサポートが提供されています。
【このような企業におすすめ!】
- 業績以外のキャリアや人間関係を踏まえた1on1をしたい
- 社員が主体的に選んだテーマで対話をしたい
Co:TEAM| 株式会社O:
費用 | 要問い合わせ |
特徴 | ・1on1の目的に沿ったアジェンダテンプレートが設定できる ・目標の進捗を確認しながら話し合いを進められる |
公式ホームページ | https://coteam.jp/ |
提供会社 | 株式会社O:(オー) |
『Co:TEAM(コチーム)』は、質の高い1on1を社内に定着させ、目標設定や人事評価を効率的に進められるツールです。
1on1の支援機能では、社員と話したい内容をまとめたアジェンダテンプレートが設定可能なため、話す内容を考える時間を削減できます。
日々の1on1にもとづいた「パフォーマンスマネジメント」が可能となり、評価制度を構築しなくても、社員の成長を加速させる人事評価につなげられます。
【このような企業におすすめ!】
- シンプルかつ直感的な操作で、1on1の記録やデータ入力をしたい
- 1on1実施から目標管理までの伴走サポートを受けたい
TeamUp|チームアップ株式会社
費用 | 要問い合わせ |
特徴 | ・社内の1on1を可視化し、会社全体で社員をサポートできる ・テンプレートの設定した頻度で1on1を実施できる |
公式ホームページ | https://www.teamup.jp/ |
提供会社 | チームアップ株式会社 |
『TeamUp』は、実施フローの効率化とデータの有効活用で、1on1ミーティングの定着を支援するクラウド型のツールです。
トピックの事前提出機能により、社員がいま考えていることが上司に対して共有されるため、事前にトピックの内容を準備してから1on1に臨めます。
主な特徴は、社員一人ひとりの状態と社内の1on1を可視化し、経営者・人事を含めて会社全体で社員の成長をサポートできる点です。
また、1on1の記録やファイル作成、スケジューリングといった作業を一括管理でき、面倒で複雑だった作業を効率的に進められます。
【このような企業におすすめ!】
- 社員の考えを事前に把握して1on1ミーティングに臨みたい
- 社員の成長を支えるための対話文化を構築したい
Resily|Resily株式会社
費用(税込) | ・スタンダードプラン:月額1650円/人 ・運用サポートプラン:要問い合わせ |
特徴 | ・OKRマップで組織目標を可視化できる ・目標と成果に対するアドバイスができる |
公式ホームページ | https://resily.com/ |
提供会社 | Resily株式会社 |
『Resily』は、目標管理フレームワーク「OKR(※)」に特化したツールで、組織・個人の目標設定から進捗管理、コミュニケーションまでをツール内で完結できます。
1on1機能の特徴は、スケジュール・議事録・実施状況を一括管理し、ミーティング実施の手間を効率化できる点です。
OKRの可視化によって目標達成へのプロセスが明確になり、1on1ミーティングで具体的なアドバイスやコーチングができます。
(※)OKRとは「目標(Objectives)」と「主要な成果(Key Results)」を設定する目標管理のフレームワーク。
【このような企業におすすめ!】
- 組織目標をもとに1on1でマネジメントをしたい
- 社員一人ひとりが自主的に行動する文化をつくりたい
シナジーHR 面談|Sharin 株式会社
費用(税込) | ・初期費用:無料 ・月額費用:440円/ユーザー |
特徴 | ・面談の目的に合わせた入力フォームを作成できる ・社員のコンディションの可視化で早期のフォローができる |
公式ホームページ | https://synergyhr.jp/meetingtool/ |
提供会社 | Sharin 株式会社 |
『シナジーHR 面談』は、1on1や定期面談の内容を管理・蓄積し、社員個々のコンディション確認や育成のフォローに活用できるクラウドツールです。
事前に作成した面談フォームに沿って1on1を行うことで、聞きたいポイントを漏らさず対話でき、人によってバラバラだった面談情報の標準化も可能です。
また、面談内容を共有されたメンバー内では、チャット形式でコメントを投稿できるため、些細な悩みや不安でも気軽に相談できる環境を構築できます。
【このような企業におすすめ!】
- 面談内容を一元管理して関係するメンバーに共有したい
- 1on1のフローを効率化させ、実施頻度を増やしたい
KizunaNavi|ニューラルグループ株式会社
費用 | 要問い合わせ |
特徴 | ・対話の自動記録と解析により、作業の手間が省ける ・解析結果をグラフ化して、成長度合いを把握できる |
公式ホームページ | https://lp.kizunanavi.net/ |
提供会社 | ニューラルグループ株式会社 |
『KizunaNavi』は、AI技術を活用して対話の質を客観的に解析し、科学的なアプローチへの進化によって「質の高い1on1」を習慣化させる実践支援ツールです。
ソニー株式会社と共同開発したサービスで、ニューラルグループの映像解析技術と、ソニーの音声解析技術を用いています。
事前に社員がトークテーマを設定し、生成AIから進め方のアドバイスを確認することで、1on1の準備と実施をスムーズに進められ、面談内容の食い違いも発生しません。
また、面談中の対話データはAIが自動記録・解析するため、面談内容を入力する上司やマネージャーの負担も軽減できます。
【このような企業におすすめ!】
- 1on1の準備や実施の手間を減らし、業務効率化を図りたい
- AI解析による科学的なアプローチで1on1の質を高めたい
MONJU|コムネット株式会社
費用(税込) | 社員数に応じた料金(年額) ・20人以下:26万4000円 ・41〜60人:71万2800円 ・81〜100人:105万6000円 |
特徴 | ・満足度調査の結果をもとに1on1で深掘りできる ・質問事例集を参考に本音を引き出す質問ができる |
公式ホームページ | https://www.comnet-network.co.jp/products/monju/ |
提供会社 | コムネット株式会社 |
『MONJU』は、満足度調査や人事評価、1on1ミーティングなどさまざまな機能を備えた、社員の成長を促しモチベーションを高めるツールです。
準備・実施の効率化と対話の質を高めるため、以下のようなプロセスで1on1機能を活用します。
- 部下が「トークテーマ」と「求める対応」を設定
- 上司が部下の話したい内容を確認し、質問内容・方法を検討
- 1on1実施後、充実度と次回のスケジュールを登録
また、過去の面談履歴や質問事例集を確認しながら1on1を実施できるため、質問に困ったときでも安心です。
【このような企業におすすめ!】
- 質の高い1on1を実施して、社員のやる気を引き出したい
- 社員の満足度や人事評価を踏まえた対話をしたい
【人材育成・目標管理】1on1ツールのおすすめ4選
「人材育成や目標管理を効率化する1on1ツール」から、おすすめのツールを4つ紹介します。
従業員情報を一つに集約するタレントマネジメントシステムや、目標達成度を確認しながら1on1ができるツールを厳選しています。
サービス | 特徴 | このような企業におすすめ! | 費用(税込) |
Wistant | ・マネジメントの状態の可視化で改善ポイントがわかる ・事前アンケートから1on1のアジェンダを自動生成する | ・目標管理をベースに社員との1on1を実施したい ・外部ツールと連携して円滑なマネジメントをしたい | ・初期費用:無料 ・1on1プラン:700円/人 ・フルパッケージプラン:1500円/人 ※税表記なし |
HRMOSタレントマネジメント | ・従業員情報を一つのシステムに集約できる ・目標を確認しながら1on1のテーマを決められる | ・従業員データベースを構築して、人事や経営の基盤をつくりたい ・目標管理や人事評価を踏まえて1on1ミーティングを実施したい | 要問い合わせ |
CYDAS | ・人材データベースをもとに個別の育成計画をつくれる ・カスタマーサクセスの伴走でシステムの定着が図れる | ・1on1やサーベイで収集する情報をデータベース化したい ・社員の強み ・弱みを踏まえたフィードバックで成長を支援したい | 要問い合わせ |
WAKUAS | ・社員の目標達成度を確認しながら1on1を実施できる ・部門を越えた担当者間でもOKRを共有できる | ・社員がやりたい目標を自分で決める体制を整えたい ・毎日の出来事を振り返る習慣をつくりたい | 【1on1プラン】 ・初期費用:5万円 ・月額費用:2万5000円 ※利用人数50人以下の場合 ※税表記なし |
従業員データベースを構築し、人事や経営との連携を図りたい場合は、人材育成・目標管理にも活用可能な上記の1on1ツールがおすすめです。
【注意】※各サービスの概要は、2024年12月現在の情報にもとづき作成したものです。変更の可能性もあるため、詳細は各社Webサイトでご確認ください。
Wistant|株式会社フルート
費用 | ・初期費用:無料・1on1プラン:700円/人 ・フルパッケージプラン:1500円/人 ※税表記なし |
特徴 | ・マネジメントの状態の可視化で改善ポイントがわかる ・事前アンケートから1on1のアジェンダを自動生成する |
公式ホームページ | https://www.wistant.com/ |
提供会社 | 株式会社フルート |
『Wistant』は、目標管理からマネジメントの可視化、1on1の運用・改善までオールインワンで利用できるツールです。
属人化しやすいマネジメントの現状を以下の6項目で数値化し、改善が必要なポイントを明確にします。
- 目標の進み具合
- 目標の達成度
- 目標の更新率
- 目標達成に向けた次のアクション
- 目標達成のためのコミュニケーション
- 1on1の実施率
1on1機能では、面談するメンター・メンティのペアやスケジュールの設定ができるため、運用コストを下げつつ、1on1の定着を促進させます。
また、SlackやChatworkなどの外部ツールとも連携が可能で、スマートフォンからも簡単に操作ができます。
【このような企業におすすめ!】
- 目標管理をベースに社員との1on1を実施したい
- 外部ツールと連携して円滑なマネジメントをしたい
HRMOSタレントマネジメント|株式会社ビズリーチ
費用 | 要問い合わせ |
特徴 | ・従業員情報を一つのシステムに集約できる ・目標を確認しながら1on1のテーマを決められる |
公式ホームページ | https://hrmos.co/hr/ |
提供会社 | 株式会社ビズリーチ |
『HRMOSタレントマネジメント』は、従業員情報を一つに集約させ、人事から経営までをデータでつなぐ人財活用システムです。
企業のニーズに合わせた従業員データベースを構築でき、その情報をもとに以下のような機能を活用できます。
- 人事情報にもとづいた配置検討
- 人的資本のレポート化
- 目標・評価管理
- 360度フィードバック(多面評価)
- 1on1レポート・支援
1on1の支援機能では、目的やテーマに合わせてアジェンダを選択でき、社員の目標を確認しながらトークテーマが決められます。
また、Googleカレンダーと連携できるため、登録した1on1の予定を自動で取り込めます。
【このような企業におすすめ!】
- 従業員データベースを構築して、人事や経営の基盤をつくりたい
- 目標管理や人事評価を踏まえて1on1ミーティングを実施したい
CYDAS|株式会社サイダス
費用 | 要問い合わせ |
特徴 | ・人材データベースをもとに個別の育成計画をつくれる ・カスタマーサクセスの伴走でシステムの定着が図れる |
公式ホームページ | https://www.cydas.com/ |
提供会社 | 株式会社サイダス |
『CYDAS』は、企業戦略にもとづく人材情報の一元化と、人事部と社員に関わるすべてのデータ管理を実現するタレントマネジメントシステムです。
社員一人ひとりの適性・スキルに合った育成計画を作成でき、成長の過程もガントチャート形式で視覚的にわかりやすく表示できます。
評価機能や1on1機能を活用すれば、データベースをもとに離職する可能性がある社員を早期に発見して、最適な人員配置を実現できます。
なお、1on1支援を利用するには、組織情報を一元化する「基本モジュール」に加えて「エンゲージメントモジュール」のプラン加入が必要です。
【このような企業におすすめ!】
- 1on1やサーベイで収集する情報をデータベース化したい
- 社員の強み・弱みを踏まえたフィードバックで成長を支援したい
WAKUAS|株式会社アジャイルHR
費用 | 【1on1プラン】 ・初期費用:5万円・月額費用:2万5000円 【コンディションプラン】 ・初期費用:無料 ・月額費用:3万8000円 ※利用人数50人以下の場合 ※税表記なし |
特徴 | ・社員の目標達成度を確認しながら1on1を実施できる ・部門を越えた担当者間でもOKRを共有できる |
公式ホームページ | https://wakuas.com/ |
提供会社 | 株式会社アジャイルHR |
『WAKUAS』は、OKR(※)と1on1を掛け合わせたツールで、社員が主体的に「やりたい目標」を設定し、1on1で進捗を確認しながらアドバイスができます。
社員一人ひとりの目標を社内共有することで、進捗や達成度が周囲のメンバーにも伝わり、上司・同僚からのバックアップを受けることも可能です。
OKRルールブックの作成や、1on1展開プランの策定といった導入サポートを受けられるため、OKRや1on1を実施したことがない企業でも安心です。
(※)OKRとは「目標(Objectives)」と「主要な成果(Key Results)」を設定する目標管理のフレームワーク。
【このような企業におすすめ!】
- 社員がやりたい目標を自分で決める体制を整えたい
- 毎日の出来事を振り返る習慣をつくりたい
【社外人材による対話】1on1ツールのおすすめ2選
プロの社外人材と対話できるおすすめのサービスを2つ紹介します。
1on1の体験やコーチングを通して、話を「聴く力」や「伝える力」を身につけられるサービスをピックアップしています。
サービス | 特徴 | このような企業におすすめ! | 費用 |
YeLL | ・社外人材の「聴く」のプロにキャリアを相談できる ・1on1の経験学習サイクルで座学を現場に活かせる | ・社内にキャリア自律を浸透させ、社員一人ひとりの行動を促したい ・部下とのコミュニケーションの取り方を学びたい | 要問い合わせ |
メンターズ | ・コーチング資格保有の社外人材からフィードバックを受けられる ・1on1の体験と練習を通して、現場で活かせる方法が学べる | ・部下との関わり方やコミュニケーション方法を学びたい ・1on1のやり方に対する客観的なフィードバックを受けたい | 要問い合わせ |
「部下とのコミュニケーションの取り方がわからない」という方は、ビジネス経験豊富なプロからアドバイスを受け、現場ですぐに活かせるスキルを身につけましょう。
【注意】
※各サービスの概要は、2024年12月現在の情報にもとづき作成したものです。変更の可能性もあるため、詳細は各社Webサイトでご確認ください。
YeLL|エール株式会社
費用 | 要問い合わせ |
特徴 | ・社外人材の「聴く」のプロにキャリアを相談できる ・1on1の経験学習サイクルで座学を現場に活かせる |
公式ホームページ | https://www.yell4u.jp/service |
提供会社 | エール株式会社 |
『YeLL』は、聴くスキルに長けた社外人材と1on1ができるオンラインサービスで、以下の3つの研修プログラムを提供しています。
- 聴く練習・聴いてもらう体験を通して聴く力を高める「傾聴力研修」
- キャリア思考力を伸ばし生産性の高い組織をつくる「キャリア自律研修」
- 研修の内容を定着・自分ごと化して現場で活かす「実践力研修」
利害関係のない「聴く」のプロに話を聴いてもらえるため、社内でキャリアや価値観について話すことに抵抗感がある人でも安心して対話ができます。
また、個々の聴く力を可視化する「聴く力アセスメント」によって、自分の傾聴力を客観的に評価でき、仕事や生活に取り入れながら改善できます。
【このような企業におすすめ!】
- 社内にキャリア自律を浸透させ、社員一人ひとりの行動を促したい
- 部下とのコミュニケーションの取り方を学びたい
メンターズ|株式会社フルート
費用 | 要問い合わせ |
特徴 | ・コーチング資格保有の社外人材からフィードバックを受けられる ・1on1の体験と練習を通して、現場で活かせる方法が学べる |
公式ホームページ | https://lp.wistant.com/1on1mentor |
提供会社 | 株式会社フルート |
『メンターズ』は、ビジネス経験豊富なプロの社外メンター(※)が、コーチングやフィードバックをしてくれる伴走型のオンライン1on1サービスです。
社外メンターは、プロコーチとしてのマネジメントや1on1の実務・経験を活かし、企業の課題に合わせたアプローチを提供してくれます。
1on1の体験と練習を通して、管理職・マネージャーは現場で活かせるヒントを得られ、部下とのコミュニケーションの取り方をすぐに実践できます。
(※)利害関係のない「話のプロ」と本音で話し、前に進む気づきを与えてくれる存在。
【このような企業におすすめ!】
- 部下との関わり方やコミュニケーション方法を学びたい
- 1on1のやり方に対する客観的なフィードバックを受けたい
Excel(エクセル)は1on1ツールとして活用できる?
一般的に利用されているExcelは、社員の目標や人事評価、対話記録などを整理して管理できるため、1on1ツールとしても活用可能です。
しかし、1on1専用のツールが提供している機能に比べると、効率性や利便性の面で以下のような制約があります。
- アンケート調査や心理状態の数値化ができない
- 社員の状況に適したトークテーマがわかりにくい
- 性格傾向や離職リスクなどの高度な分析ができない
- 面談記録が増えると検索に時間がかかる
Excelは、1on1ツールとして利用できる機能は限定的ですが、小規模な組織・チームでの運用やコストを抑えたい場合には有効なツールです。
まとめ:1on1ツールで社員との「対話の質」を高めよう
1on1ツールは、仕事への活力や心身の状態を可視化し、社員との対話の質を高められる便利なツールです。
もう一度、1on1ツールの種類とおすすめツールを確認しておきましょう。
ツールを導入するときは、社員の状態を踏まえたトークテーマが提供されるかを確認したうえで、ツールの操作性やデータ管理のしやすさも考慮しましょう。
利用人数によって料金が異なる場合もあるため、本記事を参考にして、自社の企業規模や運用方法に合った1on1ツールを見つけてみてください。
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