エンゲージメント向上のために、ミキワメ導入。導入後に休職者が2分の1まで減少
新卒社員の定着率(3年以内退職率)に課題があった。
新卒に限らず休職や退職時に初めて社員の悩みや問題が可視化されるケースが多かった。
サーベイの結果を活用しながら定期的な面談を実施することで、休職者が半減。
株式会社情報戦略テクノロジーは、多重下請け構造解消のため、「0次DX」を推進している会社です。
同社のエンジニアはクライアントと提案・相談を繰り返しながら伴走する「0次DX」で、クライアントのシステム内製・DXを支援しています。
今回はエンゲージメント推進部の三善さんにインタビューを行い、ミキワメを導入した目的や活用方法などを伺いました。社内にミキワメを浸透させるために工夫したこと、ミキワメ導入後の変化についても語っていただいています。
経緯:エンゲージメント向上のために、サーベイツールの導入を検討
人材が資本の会社なので、社員のエンゲージメントは大事な指標です。 エンゲージメント向上のためにサーベイツールの導入を検討しはじめました。
また以前は、新卒社員の定着率が良くありませんでした。およそ3年以内に退職するケースも多く「改善したい」と考えていた次第です。
新卒に限らず休職や退職時に初めて社員の悩みや問題が可視化されるケースが多く、「もし事前に問題を把握していれば何かしら対処できたのに」と悔やまれることもありました。
そのため、エンゲージメント向上を図るために、休職や離職に至る手前の状態で悩みや不満、メンタルの状況などをキャッチできるツールを探していました。
なぜミキワメを導入したのか
他社にもミキワメと類似のサービスがあり、どれが弊社に合うのかわからなかったため複数社のサービスをトライアルし、比較しました。
ミキワメが課題解決ツールとして最適だった
性格診断ツールの使い勝手が良かったため、最終的には「導入するならミキワメが良い」と決断しました。
ミキワメの性格診断ツールは、社員一人ひとりの性格特性に合わせてアラートを出すシステムになっています。相対的な判断に基づいて社員の状況をデータ化してくれるので、非常にわかりやすいです。
類似ツールの場合、絶対値のスコアで社員のコンディションを数値化するため、個別特性に応じた状況をつかむのは難しいと感じました。
社員面談の資料としてミキワメのデータを使っている
ミキワメのサジェスト機能を活用している
弊社では社員面談の資料として「ミキワメ ウェルビーイングサーベイ」のデータを参考にしています。最近AIのサジェスト機能が追加されたこともあり、利便性が増してより使いやすくなりました。
たとえば「〇〇さんはこのような状態かもしれません」と画面に表示されるので、情報をもとに本人と面談します。大半の社員が何かしら心当たりがあり、 数値が悪かった部分を具体的に伝えてヒアリングすると、現状の悩みなどを話してくれます。
ミキワメで出た仮説をもとに具体的に質問するため、単に「悩みや不満はありませんか?」と聞くよりも、より本質的な話ができているように感じます。
また、上司との連携もミキワメを導入したことで、やりやすくなりました。
毎月サーベイの結果を一覧で共有して、部長や役員などの上長と面談やフォローの対応を相談していっています。 なかには継続でケア対象として表示される社員もいるので、経過観察で様子を見る場合もあります。我々の人的リソースも限界がありますし、本人の性格と現場での状況を照らし合わせて臨機応変に対応する必要があると感じています。
ミキワメの導入後に休職者が減った
2023年7月にミキワメを導入してから、休職者が12名から6名に減少しました。 休職からそのまま退職という事例も多いため、関連して退職抑止にもつながっていると思います。 アラートを事前にキャッチし、面談でアプローチできている成果だと思います。
社内のコミュニケーションツールになると期待している
ミキワメを使って社員の相互理解を促進していきたい
理想としては、上司と部下がお互いを理解し合うためのツールとしてミキワメを活用したいと考えています。現状では社員のメンタルケアを主たる目的としていますが、さらに一歩踏み込で、マネージャーの方々にミキワメのデータを活用していただき、積極的に部下とコミュニケーションを取って、日々のマネジメントにも有効活用して貰えたらと考えています。
社内にミキワメを浸透させるためにマネージャー向けの研修を実施している
せっかくツールを導入しても社内で使いこなせないと意味がないため、マネージャーを対象にした研修を実施しました。
まずはマネージャーに自身の性格検査の結果をもとに分析の実演をしてもらいます。具体的には、自分の強みや弱みを書き出して、グループで開示する方法を取り入れました。
各部門でも実施できるように、自己・相互理解のための分析フォーマットを社内に展開しています。
今後は、より活用してもらえるよう、人事で分析している手法やナレッジなどを手順化した資料や動画を作成して、手順通りにすれば、ある程度ミキワメを各部門で活用できるという状態にしていきたいと考えています。
上記はあくまでも弊社でのやり方ですので、会社によって最適な導入の流れは変わると思います。
上司と部下が対面で話す機会の少ない会社にはミキワメが必要
管理職の反応はおおむね良い
実際にミキワメを使用した管理職の方々からは 「データが見やすい」「マネジメントに必要な情報をもらえて助かる」 など、ポジティブな意見が多いです。
課長クラスはもちろん、部長クラスになると配下の社員が増えるため、精査すべきデータは膨大です。各部長が、全員のステータスを毎回把握するのは難しいため、データ抽出・一覧化などを人事で実施し、見落とさないようにしています。
また、ミキワメに頼りつつも、数値だけだとわからない部分もあるため、面談などを通して、直接ヒアリングするようにしています。
上司・部下間のコミュニケーションに課題を感じている会社におすすめ
弊社のエンジニアは、弊社のオフィスではなく、お客様先で働くことが多く、職場で顔を合わせる機会は少ないです。そのため、部下がメンタルの状態などを把握するのが非常に難しいです。
対面で仕事をしていても相手の心の内を知るのは難しいですから、ミキワメのようなツールが必須ではないでしょうか。 コミュニケーションの仕組みを形成する際に大いに役立つと思います。
ミキワメを使った従業員のマネジメントについては社内の理解を得られており、引き続き活用していきたいです。
【担当者から一言】
個人向けのアドバイスが出るという観点で、ミキワメは人事側だけではなく、従業員側にもメリットがあります。従業員の理解を得られていない時は、「結果を評価指標としては絶対に使わない」「関係者以外には結果を開示しない」などと丁寧に周知していくのが重要です。
ミキワメについて気になる方は、こちらから資料をダウンロードしてください。