- 組織診断ツールの概要・調査項目
- おすすめの組織診断ツール16選・選び方
- 組織診断ツール活用時のポイント【企業事例あり】
「早期離職が続き、採用や育成にかけたリソースが無駄になっている」
「職場環境に課題があると感じながらも、データがなく的確な手を打てていない」
このように、組織や従業員の状態を把握できていないなかで、組織診断ツールの導入を検討している方も多いのではないでしょうか。
組織の根本的な課題が見えないままでは、採用・育成に注力したとしても、従業員のやりがいを生み出す組織改善にはつながりません。
従業員エンゲージメントや満足度などを可視化する「組織診断ツール」を活用すれば、組織全体の現状を客観的に把握し、的確な施策を打ち出せます。
本記事では、組織診断ツールの概要から選び方のポイント、目的別のおすすめツールまでを網羅的に解説します。
企業の活用事例も紹介していますので、離職防止や組織力強化に取り組んでいる人事担当者の方は、ぜひチェックしてみてください。
本記事で紹介している組織診断ツールの概要は、2025年5月現在の情報にもとづいて作成したものです。変更の可能性もあるため、詳細は各社Webサイトなどでご確認ください。
組織診断ツールとは?

組織診断ツールとは、従業員へのアンケート調査(サーベイ)を通して組織状態を可視化し、課題の抽出と組織改善を行うための支援ツールです。
社員のモチベーションやエンゲージメント(会社に貢献する意欲)をアンケート形式で測定する調査。測定対象や内容、頻度によってサーベイの種類が異なる。(組織サーベイ、従業員サーベイ など)
調査結果から、組織としてうまく機能している領域と改善点を把握することで、経営戦略の見直しや人材マネジメントの施策立案が可能です。主に以下のような調査が、組織診断ツールの一種として活用されています。
- エンゲージメントサーベイ
- 従業員満足度調査
- ストレスチェック
近年では、AIによる自動集計や分析・予測ができるツールも登場し、現場の状況に合わせた的確なアドバイスを提供してくれます。
組織診断ツール『ミキワメ ウェルビーイングサーベイ』の場合、ChatGPTを活用した「ミキワメAI」が性格や心理状態を解析し、コミュニケーションのとり方を教えてくれます。
ミキワメAIの機能や開発秘話については、以下の記事で詳しく解説していますので、ご興味のある方は確認してみてください。

組織診断ツールで調査する3つの項目

組織診断ツールでは以下の3項目を調査し、組織の強み・課題の見える化を行います。
調査項目 | 内容 |
---|---|
従業員エンゲージメント | 組織に対する信頼・共感・貢献意欲などの「心理的なつながり」をあらわす指標 |
従業員満足度 | 働く環境や仕事内容、職場の人間関係など、会社に対する総合的な満足度 |
ストレスの度合い | 心理的負担の程度やストレス状態(高ストレス者の選定 など) |
以下より各項目を詳しく解説しますので、自社の課題解決に向けたデータ収集のポイントを押さえておきましょう。
従業員エンゲージメント
従業員エンゲージメントとは、従業員が組織に対して抱く「信頼・共感・貢献意欲」などの心理的なつながりをあらわす指標のことです。
次節で解説する従業員満足度とは異なり、仕事への活力や情熱があるか、組織の目標達成に向けて積極的に関わろうとするかなど、組織との関係性を調査します。
従業員エンゲージメントが向上すると、従業員は自ら課題解決に向けて取り組み、業務効率や生産性の向上につながる働きをします。
リクルートマネジメントソリューションズの調査によれば、エンゲージメントが高まる場面として、以下のように「貢献」「達成」「集中」に関する回答が多くみられました。
※モバイルでは以下の表を右にスクロールしてご覧ください
場面 | 自由記述(抜粋) |
---|---|
仕事が前に進むとき | ・案件を整理して一つずつ片付けていくとき ・忙しい仕事を乗り切ったとき |
役に立っていると思ったとき | ・得意先に評価されたり、人のために働いていると実感できたとき ・自分で考えた施策が他の人の行動を変えたとき |
集中しているとき | ・設計に集中しているとき ・実験結果を集中して見ているとき |
参考:「ワーク・エンゲージメント」実態調査結果を発表|株式会社リクルートマネジメントソリューションズ
このような場面が日常的にあれば、従業員エンゲージメントが自然と高まり、仕事に対してもポジティブな感情を抱くようになります。
従業員エンゲージメントの概要や高める方法については、以下の記事で詳しく解説していますので、本記事と合わせて確認してみてください。

従業員満足度
従業員満足度とは、働く環境や仕事内容、職場の人間関係といった「会社に対する総合的な満足感」をあらわす指標のことです。
従業員の潜在的な不満や悩みを組織診断ツールで把握し、働きやすい職場環境に改善することで、休職・離職リスクの低減につながります。主に以下のような要素を調査します。
※モバイルでは以下の表を右にスクロールしてご覧ください
要素 | 内容 |
---|---|
企業理念・ビジョン | 企業理念やビジョン、経営方針に対する理解度・共感度 |
人事評価・キャリア | 人事評価制度の公平性や、キャリアアップを目的とした研修制度に対する満足度 |
仕事内容 | 仕事内容や役割に対する満足度・モチベーション |
労働環境・条件 | オフィス環境の快適さや、働き方の柔軟性 |
給与・報酬 | 成果に対する給与・報酬の妥当性 |
福利厚生 | 通勤補助や住宅支援などの福利厚生に対する満足度 |
人間関係・チームワーク | 上司や同僚との信頼関係や、コミュニケーションのとりやすさ |
従業員満足度を高めるメリットや取り組みについては、以下の記事でも詳しく解説しています。組織診断の結果を活用するときの参考にしてみてください。

ストレスの度合い
組織診断ツールには、従業員の心理的負担の大きさやストレス要因を調査する「ストレスチェック機能」が備わっています。
従業員それぞれの職場環境で「どの程度のストレスがかかっているか」を定期的に把握すれば、健康維持・増進に向けた職場づくりが可能です。
ストレスの高い状態が続くと、仕事のパフォーマンス低下や心身の不調、さらには休職・離職といった深刻な問題を引き起こす可能性があります。
組織診断ツールを導入することで、ストレスチェック義務化(※)への対応と同時に、診断結果にもとづいた職場環境の改善や高ストレス者との面談につなげられます。
(※)「常時50人以上の労働者を雇用する事業場」でストレスチェックが義務化されている。労働安全衛生法の改正案の閣議決定により、今後はすべての事業場で義務化される予定。
以下の記事では、ストレスチェックの目的や検査内容を詳しく解説しています。ストレスチェック制度の実施・運用の手順も紹介していますので、組織診断ツール導入時の参考にしてみてください。

組織診断ツールを導入すべき企業

組織診断ツールはすべての企業で導入すべきですが、以下のような課題解決を考えている企業には必須のツールです。
とくに、組織拡大に伴って現場の声を拾いきれていない場合は、ツールを活用して組織課題の調査・分析を行う必要があります。
以下より詳しく解説します。
従業員の離職・休職を防ぎたい
従業員の心の健康状態を把握し、離職・休職につながる前に対処したいと考えている企業には、離職防止に特化した組織診断ツールの導入がおすすめです。
従業員のエンゲージメントや満足度、ストレス状態を定量的に測定し「離職の可能性があるかどうか」を可視化することで、必要に応じてアクションを起こせます。
たとえば「仕事の活力」のスコアが著しく低下している場合、仕事内容や働く環境の不満・悩みを1on1で聞き出せれば、以下のような改善策を打ち出せます。
- 業務配分の見直しや優先順位の整理を行い、業務負担を軽減する
- 本人の適性や希望に応じて、やりがいを感じられる業務を割り当てる
- キャリアアップに必要な教育や研修、チャレンジの機会を与える
定期的に従業員の心理状態を確認することで、スコアの変化に応じたケアやサポートが可能となるため、結果として離職・休職につながる課題を解決できます。
本記事の後半では、離職防止を目的とした組織診断ツールを紹介していますので、先に比較検討したい方は以下のリンクから確認してみてください。
自社の強み・課題を見える化したい
「自社の強み・課題はなんとなく把握している」といった感覚だけに頼っている場合は、あらゆる側面で組織状態を可視化する組織診断ツールがおすすめです。
組織文化に対する従業員の考え・価値観を見える化することで、チーム内で議論が生まれて意思統一を図れるため、以下のような強みや課題を多角的に把握できます。
【具体例】※モバイルでは以下の表を右にスクロールしてご覧ください
強み | ・目標達成への意欲が高い従業員が多く、主体的に業務に取り組んでいる ・自社の管理職は、部下との1on1でキャリアの方向性を明確に示している |
弱み (課題) | ・チーム内の責任の範囲や所在があいまいで、業務の重複やトラブルが発生している ・現場にリーダー的な存在がおらず、チームの統率や部下の育成に課題がある |
現場の声をもとに組織診断を行うことで、成果を挙げた部署の取り組みを他部署に水平展開するなど、組織力の底上げにつなげられます。
本記事の後半では「組織課題の見える化」を目的としたツールを紹介していますので、導入を検討している方は以下のリンクから確認してみてください。
>>【組織課題の見える化】おすすめの組織診断ツールを確認する
適正な人材管理・育成で企業価値を高めたい
従業員データをもとに適性分析や人員配置を行いたい場合は、社内のあらゆる人材データを一元管理できる組織診断ツールがおすすめです。
従業員一人ひとりの仕事に対する満足度や、キャリアアップへの意欲などを数値化することで、以下のような人員配置・人材育成の方針を策定できます。
【具体例】※モバイルでは以下の表を右にスクロールしてご覧ください
人員配置 | ・リーダーの資質がある社員を管理職候補として選出する ・本人の強みや希望に応じて、適した部署・業務に配置転換する |
人材育成 | ・エンゲージメントが高い若手社員にプロジェクトリーダーの機会を与える ・ストレス耐性の低い社員にメンタルヘルス研修の受講を勧める |
人材マネジメントの実施により、個々の能力を最大限に引き出せる環境が整い、組織の中長期的な成長に直結する「人的資本経営」の実現にもつながります。
人的資本経営とは?
人材を「資本」として捉え、その価値を最大限に引き出すことで、中長期的な企業価値向上につなげる経営のあり方です。
引用:人的資本経営 ~人材の価値を最大限に引き出す~|経済産業省
本記事の後半では、人材管理・育成に特化した組織診断ツールを紹介しています。先に比較検討したい方は、以下のリンクから確認してみてください。
ストレスチェックも同時に実施したい
組織診断と同時に従業員のストレス状態を測定したい場合は、ストレスチェック機能のある組織診断ツールがおすすめです。
ストレス度合いに加えて「仕事への活力」や「会社への愛着」などを測定することで、データ間の相関関係を分析したり、部署・属性ごとの傾向を把握したりできます。
また、ストレスチェック制度を運用するには、以下のような手順を踏まなければならないため、人事業務の効率化においても有用なツールです。
【ストレスチェックの実施手順】
- 方針の検討・策定
- 実施体制の構築
- ストレスチェックの実施
- ストレス状況の評価・高ストレス者の選定
- 結果の通知・面接指導の推奨
- 医師による面接指導(高ストレス者)
- 結果の集団分析・報告
- 職場環境の改善
本記事の後半では、ストレスチェックに対応した組織診断ツールを紹介しています。導入を検討している方は、以下のリンクから確認してみてください。
また、ストレスチェック結果が職場環境の改善に活かされないと、従業員からは「検査を受けても意味がない」と言われてしまいます。以下の記事では、検査結果の活用方法や企業の取り組みを紹介していますので、ストレスチェック運用時の参考にしてみてください。

組織診断ツールを選ぶときのポイント

組織診断ツールを導入するときは、自社の課題や目的に合ったものを選ぶ必要があります。主な選定ポイントは、以下のとおりです。
※以下の表は右にスクロールできます
選定ポイント | 内容(例) | 代表的なツール |
---|---|---|
組織診断に必要な調査項目があるか | 課題解決につながる要素(仕事への活力・会社への愛着・人間関係 など)の測定ができる | ・ミキワメ ウェルビーイングサーベイ ・ラフールサーベイ |
データの活用をサポートしてくれるか | データの分析から活用方法、改善アクションの提案までをサポートしてくれる | ・Wevox ・モチベーションクラウド |
自社に合った方法・頻度で調査できるか | 年1回・月1回など頻度を柔軟に設定でき、部署ごとに調査を行える | ・カオナビ ・SmartHR |
コストパフォーマンスが高いツールか | 費用と導入による効果のバランスを確認し、必要以上の機能を求めない | ・アドバンテッジタフネス ・mediment |
機能(サポート面)と導入費用とのバランスを見極め、コストパフォーマンスに優れたツールを選びましょう。
以下より、選定ポイントを詳しく解説します。
組織診断に必要な調査項目があるか
組織診断ツールによって、エンゲージメントや満足度の測定に特化したツールや、ストレスチェックに重点を置いたツールなど、それぞれ調査項目が異なります。
そのため、自社の課題に対して「どの要素を測定し、なにを解決したいのか」を明確にしたうえで、必要な調査項目が用意されているかを確認しましょう。
【主な調査項目】
- 仕事への活力(ワークエンゲージメント)
- やりがい(能力の発揮、成長実感 など)
- 会社への愛着(従業員エンゲージメント)
- 健康(精神的ストレス、肉体的ストレス など)
- 人間関係(上司や同僚との関係性)
- 組織との関わり(ミッションへの共感 など)
内容の薄い設問ばかり用意されていたり、的外れな設問設計だったりすると、ただのアンケート調査になってしまい、得られるデータも意味を持ちません。
導入前にサンプルの設問や実施レポートを確認し、自社のニーズに合った情報が得られるかどうかを慎重に見極めましょう。
以下の記事では、組織診断ツールとして活用されるサーベイの質問項目について、質問例を用いながら詳しく解説しています。設計時のポイントも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
>>エンゲージメントを重点に測定したい場合はこちら
エンゲージメントサーベイ5つの質問項目と質問例|運用の注意点も解説
>>高頻度の調査で心理状態の変化を察知したい場合はこちら
パルスサーベイの質問項目と質問例35選|適切な頻度や事例も解説
データの活用をサポートしてくれるか
組織診断ツールを選ぶときには、データの分析から活用方法、改善アクションの提案までをサポートしてくれるかを確認しましょう。
組織状態を把握しただけでは課題の解決につながらないため、得られたデータを「どのように分析・解釈し、アクションに落とし込めるか」が重要です。
たとえば、離職防止に特化したツールの『ミキワメ ウェルビーイングサーベイ』では、カスタマーサクセスチームが組織それぞれの状況に合わせた支援を提供しています。
【サポート内容】
- データの解釈の仕方をレクチャー
- 組織診断の運用体制の構築を支援
自社だけでは難しい施策の立案・実行のサポートを受けられれば、専門的な知見がなくても、診断データを組織改善に活かせる体制が整います。
自社に合った方法・頻度で調査できるか
組織診断ツールを選定するときは、診断方法・頻度を柔軟に変更できるかどうかを確認しておきましょう。
継続的な組織改善を実現するためには、以下のように自社の業務スタイルや人事異動の時期に合わせた調査が必要です。
【具体例】
- 現場の忙しさを考慮し、短時間で回答できるパルスサーベイを実施する
- 年度の振り返りに重点を置き、年に1回エンゲージメントサーベイを行う
自社の組織風土や従業員構成に適したツールでなければ、調査そのものが形式的になってしまう可能性があり、正確なデータも得られません。
調査方法・頻度を柔軟に設計できるツールを選ぶことで、現場のニーズに応じた運用が可能となり、継続的な改善活動に結びつけられます。
以下の資料では、サーベイの種類や実施目的に合ったサーベイの選び方を解説しています。無料でダウンロードできますので、組織診断の参考資料としてぜひご活用ください。
コストパフォーマンスが高いツールか
組織診断ツールには、従業員数に応じた料金プランや、月額が固定されているプランなど、さまざまな料金体系があります。
ただ単に「低コストで運用できるから」といった理由で導入するのではなく、搭載されている機能やサポート体制を含めた検討が必要です。
たとえば、組織分析やレポート出力ができたとしても具体的なアドバイスが提供されないと、結局コンサルティングを依頼することとなり、追加で費用がかかってしまいます。
無料トライアルを実施しているツールもあるため、使い勝手や分析レポートの質を体感し、コストパフォーマンスを見極めてから、導入するかどうかを決めましょう。
【離職防止】おすすめの組織診断ツール4選

離職防止に特化した組織診断ツールを4つ紹介します。
ケアを求めている人を可視化するツールや、AIで離職の可能性を予測できるツールをピックアップしました。
※以下の表は右にスクロールできます
ツール名 | 特徴 | 料金(税込) | こんな活用ができる! |
---|---|---|---|
ミキワメ ウェルビーイングサーベイ | ・支援を求めている社員を可視化し、離職や休職を防ぐ ・社員の性格と心理状態を踏まえた対話ができる ・「本当に質問すべき項目」に絞って短時間(3分間)で検査できる | 要問い合わせ ※利用人数によって異なる | ・性格を踏まえた「対話方法のアドバイス」を参考に1on1を行う ・調査項目(会社への愛着、業務負担)ごとに改善アクションを考える |
ラフールサーベイ | ・組織と個人両方の状態を把握できる設問設計になっている ・数値の背景にある「やりがい」などの要因分析ができる | 月額1万7600円〜 | ・他社との比較から、自社の強みや弱みを明確にする ・サーベイを使い分けて、組織状態の把握と個人ケアを行う |
Geppo | ・選び抜いた3問で社員のコンディションを把握できる ・導入から課題の発見、解決まで伴走サポートを受けられる | ・1〜25人:2万2000円 ・51〜100人:7万4800円 ・301〜500人: 21万7800円 ※初期費用無料 | ・サーベイを毎月配信し、従業員のコンディション変化を把握する ・アラート機能で早期に不調者の状況をキャッチアップする |
パルスアイ | ・1回3〜10分程度の調査で退職リスクを把握する ・AIが退職リスクを4段階で判定する | ・パルスサーベイプラン:0円 ・スタンダードプラン:330円/人 ・PDCAプラン:440円/人 ・カスタマイズプラン:550円/人 | ・退職リスクのある社員を「高・中・低」で可視化する ・エンゲージメントスコアや満足度を部署別に比較する |
従業員の離職リスクを察知したら、個々の性格や職場環境を踏まえた1on1ミーティングを行う必要があります。
以下の記事では、面談のスケジューリングや対話内容の記録ができる1on1ツールを多数紹介しています。「効果的な1on1を実施したい」と考えている方は、本記事と合わせて確認してみてください。

ミキワメ ウェルビーイングサーベイ

※モバイルでは以下の表を右にスクロールしてご覧ください
特徴 | ・支援を求めている社員を可視化し、離職・休職を防ぐ ・社員の性格と心理状態を踏まえた対話ができる ・「本当に質問すべき項目」を絞って短時間(3分間)で検査できる |
料金 | 要問い合わせ ※利用人数によって異なる |
公式ホームページ | https://mikiwame.com/well-being.html |
提供会社 | 株式会社リーディングマーク |
『ミキワメ ウェルビーイングサーベイ』は、社員の性格と心理状態から「サポートが必要な人」を可視化し、適切なケアで離職・休職を防ぐツールです。
実名式のサーベイを採用しているため、社員一人ひとりの状態を確認し「スコアの大きな変化があるから、1on1で詳しい話を聞こう」といった対応がとれます。
ツール導入後は、以下のような流れで組織状態の把握を行います。
- 性格検査を社員が受検(年1回程度)
- サーベイアンケートを配信・回答(月1回程度)
- 人事が「ケアを求めている社員」を把握
- AIが提示する「ケアの方法」をもとにフォローを実施
実際にミキワメを導入した企業からは「組織の課題が明確になり、定量的な数値をもとに改善の必要性を判断できた」など、導入の効果を実感する声がありました。
また、サーベイ結果の解釈の仕方や、運用体制を構築する方法がわからない場合でも、経験豊富なカスタマーサクセスチームにより支援を受けられるため安心です。
- 性格を踏まえた「対話方法のアドバイス」を参考に1on1を行う
- 調査項目(会社への愛着、業務負担)ごとに改善アクションを考える
『ミキワメ ウェルビーイングサーベイ』の特徴や機能を詳しく知りたい方は、以下の記事を確認してみてください。実際の操作画面を使ってわかりやすく解説しています。

ラフールサーベイ

※モバイルでは以下の表を右にスクロールしてご覧ください
特徴 | ・組織と個人両方の状態を把握できる設問設計になっている ・数値の背景にある「やりがい」などの要因分析ができる |
料金(税込) | 月額1万7600円〜 |
公式ホームページ | https://survey.lafool.jp/ |
提供会社 | 株式会社ラフール |
『ラフールサーベイ』は、ストレスチェックだけではわからない組織・個人の状態を総合的に測定し、組織課題の根底にある要因がわかるツールです。
組織に関する調査では、エンゲージメントや仕事へのやりがい、職場の人間関係などの多角的な設問で組織状態を分析します。
一方、個人に関する調査では、メンタル(フィジカル)やストレス度合いに加えて、睡眠データを把握して健康管理にも役立てられます。
また、セルフマネジメントの促進に向けた機能も充実しており、自身のウェルビーイングタイプ診断やセルフケアの動画コンテンツなども利用可能です。
- 他社との比較から、自社の強み・弱みを明確にする
- サーベイを使い分けて、組織状態の把握と個人ケアを行う
Geppo

※モバイルでは以下の表を右にスクロールしてご覧ください
特徴 | ・選び抜いた3問で社員のコンディションを把握できる ・導入から課題の発見・解決まで伴走サポートを受けられる |
料金(税込) | ・初期費用:無料 【サーベイ利用料(個人+組織)】 ・1〜25人:2万2000円 ・51〜100人:7万4800円 ・301〜500人: 21万7800円 など |
公式ホームページ | https://www.geppo.jp/ |
提供会社 | 株式会社リクルート |
『Geppo』は、人事における「個人の課題」と「組織の課題」を見える化し、従業員のコンディション把握や離職率の改善を目的としたサーベイツールです。
リクルートとサイバーエージェントの共同開発によって生まれたサービスで、人材事業のノウハウを詰め込んだ設問設計になっています。
サーベイは、選び抜いた3問(仕事満足度・人間関係・健康)に回答するだけで完結し、日々の業務に忙しい従業員でも作業の合間に回答できます。
また、企業ごとに一人の担当者がつくため、サーベイ結果の分析から課題の発見・解決までの伴走サポートを受けられるのも魅力の一つです。
- サーベイを毎月配信し、従業員のコンディション変化を把握する
- アラート機能で早期に不調者の状況をキャッチアップする
パルスアイ

※モバイルでは以下の表を右にスクロールしてご覧ください
特徴 | ・1回3〜10分程度の調査で退職リスクを把握する ・AIが退職リスクを4段階で判定・予測する |
料金(税込) | ・パルスサーベイプラン:0円 ・スタンダードプラン:330円/人 ・PDCAプラン:440円/人 ・カスタマイズプラン:550円/人 |
公式ホームページ | https://pulse-ai.jp/ |
提供会社 | 株式会社ジャンプスタートパートナーズ |
『パルスアイ』は、月1回のアンケートから社員の調子を測定し、退職リスクの高い社員が抱える悩み・課題を把握できるサーベイツールです。
実名でアンケートを行うことで「どの部署で退職リスクが高まっているのか」をひと目で確認し、社員との面談を通して組織的なフォローができます。
また、組織のエンゲージメントを調査すれば、スコアの低下がみられる社員に対して「やる気を引き出すマネジメント」が可能となり、能力を最大限に発揮する支援ができます。
- 退職リスクのある社員を「高・中・低」で可視化する
- エンゲージメントスコアや満足度を部署別に比較する
【組織課題の見える化】おすすめの組織診断ツール4選

組織の強み・課題を見える化する組織診断ツールを4つ紹介します。
エンゲージメントや組織カルチャーを調査できるツールや、組織改善のアドバイスが提供されるツールを厳選しました。
※以下の表は右にスクロールできます
ツール名 | 特徴 | 料金(税込) | こんな活用ができる! |
---|---|---|---|
Wevox | ・目的に応じてサーベイの使い分けができる ・豊富な蓄積データをもとに他社比較ができる | ・ベーシックプラン:月額330円〜/人 ・スタンダードプラン:月額660円〜/人 | ・同僚や部下との対話を促すマネジメントツールとして活用する ・行動やアクションのアドバイスをもとに課題解決につなげる |
モチベーションクラウド | ・診断と変革のサイクルで組織課題を解決する ・期待度と満足度の2軸で優先すべき課題が明確になる | 初期費用+月額費用 ※要問い合わせ | ・「期待」と「満足」のギャップから、組織の強みや弱みを把握する ・ツール上でアクションプランの進捗を確認する |
ミイダス | ・組織改善につながるデータをカテゴリー別に可視化できる ・社員一人ひとりの「とるべき行動」がわかる | 要問い合わせ | ・「はたらきがいサーベイ」で経営層への要望を収集する ・社員一人ひとりの離職の兆候をリアルタイムで把握する |
ハタラクカルテ | ・社員の本音と改善案を引き出す質問ができる ・簡単な操作で組織課題の分析と施策検討ができる | ・初期費用:無料 ・スタンダード:年額2200円 /人 | ・施策の効果が出ているのかどうかを定点観測する ・カスタム設問機能で人事側が深掘りしたい質問を追加設定する |
これらの組織診断ツールを活用すれば、部署・チームごとの課題や改善点が明確になり、現場の状況に合わせたピンポイントの施策検討ができます。
Wevox

※モバイルでは以下の表を右にスクロールしてご覧ください
特徴 | ・目的に応じてサーベイの使い分けができる ・豊富な蓄積データをもとに他社比較ができる |
料金(税込) | ・ベーシックプラン:月額330円〜/人 ・スタンダードプラン:月額660円〜/人 |
公式ホームページ | https://get.wevox.io/ |
提供会社 | 株式会社アトラエ |
『Wevox』は、組織状態の見える化に加えて「相互理解を深める」「改善策を検討する」といったプロセスを生み出し、組織力の向上を図るプラットフォームです。
組織状態を測定・可視化するサーベイは、以下のように目的別の多様な種類が用意されています。
- エンゲージメントサーベイ(組織ごとの特徴・傾向・課題を特定)
- カスタムサーベイ(独自のサーベイを作成・配信可能)
- カルチャーサーベイ(組織のカルチャーのねじれや同意ポイントを可視化)
自動で集計・分析されたデータをもとに、組織の状態と課題を把握しつつ、ツール上に表示される「改善の試作事例」を参考に施策を検討できます。
- 同僚や部下との対話を促すマネジメントツールとして活用する
- 行動・アクションのアドバイスをもとに課題解決につなげる
モチベーションクラウド

出典:モチベーションクラウド|株式会社リンクアンドモチベーション
※モバイルでは以下の表を右にスクロールしてご覧ください
特徴 | ・診断と変革のサイクルで組織課題を解決する ・期待度と満足度の2軸で優先すべき課題が明確になる |
料金 | 初期費用+月額費用 ※要問い合わせ |
公式ホームページ | https://www.motivation-cloud.com/ |
提供会社 | 株式会社リンクアンドモチベーション |
『モチベーションクラウド』は、エンゲージメントを中心とした人事課題に対して、診断と変革のステップで解決に導く組織改善ツールです。
「診断」「変革」それぞれフェーズでは、以下のツールが利用できます。
【診断】
エンゲージメントサーベイ(期待度・満足度の2軸での調査)360度評価(管理職のマネジメントレベルを可視化)
【変革】
社内ポータル(さまざまな社内情報の発信を⼀元化・蓄積)
蓄積されたデータベースをもとに組織状態を可視化・分析するため、他社との比較や部署・階層別での比較など、さまざまな視点から組織の課題を把握できます。
- 「期待」と「満足」のギャップから、組織の強み・弱みを把握する
- ツール上でアクションプランの進捗を確認・管理する
ミイダス

※モバイルでは以下の表を右にスクロールしてご覧ください
特徴 | ・組織改善につながるデータをカテゴリー別に可視化できる ・社員一人ひとりの「とるべき行動」がわかる |
料金 | 要問い合わせ |
公式ホームページ | https://corp.miidas.jp/landing/survey |
提供会社 | ミイダス株式会社 |
『ミイダス』の組織サーベイは、約5分のアンケートで従業員やチームのコンディションを可視化し、企業の成長を阻害する要因を特定できるツールです。
「やりがい」「ミッション」「健康」といったカテゴリーから、組織改善に直結するデータだけを抽出できるため、効率的な施策の検討・実施につなげられます。
また、コンピテンシー診断と併用することで、社員一人ひとりの傾向・特徴を分析し、データにもとづく「とるべきアクション」の優先順位が明確になります。
- 「はたらきがいサーベイ」で経営層への要望を収集する
- 社員一人ひとりの離職の兆候をリアルタイムで把握する
ハタラクカルテ

※モバイルでは以下の表を右にスクロールしてご覧ください
特徴 | ・社員の本音と改善案を引き出す質問ができる ・簡単な操作で組織課題の分析と施策検討ができる |
料金(税込) | ・初期費用:無料 ・スタンダード:年額2200円 /人 |
公式ホームページ | https://hataraku-karte.jp/ |
提供会社 | 株式会社OKAN |
『ハタラクカルテ』は、日本大学経済学部との共同調査にもとづいた測定項目・設問により、人材の活躍と離職防止に効果を発揮する組織診断ツールです。
現場の本音を引き出し、組織課題を明確にするための仕組みとして、以下のような特徴があります。
- 回答結果をリアルタイムで集計し、回答に合わせて設問のカテゴリーを自動的に変更
- 「ご意見あれば記載してください」では出てこない、本音と改善案を引き出す設問
- 雇用形態・職種・年齢が混在するときの「価値観の違い」を可視化
また、誰でも簡単に操作・分析ができる点も特徴で、人事や運用担当者が施策検討をスムーズに行えるように「施策検討のガイド機能」が搭載されています。
- 施策の効果が出ているのかどうかを定点観測する
- カスタム機能で人事側が深掘りしたい質問を追加設定する
【人材管理・育成】おすすめの組織診断ツール5選

人材データの管理や人材育成に活用できる組織診断ツールを5つ紹介します。
従業員の成長に合わせて育成プランを立てられるツールや、給与・労務などあらゆる人事業務を効率化できるツールをピックアップしました。
※以下の表は右にスクロールできます
ツール名 | 特徴 | 料金 | こんな活用ができる! |
---|---|---|---|
カオナビ | ・顔写真が並ぶ画面からタレントマネジメントができる ・現場で管理していた社員のスキル情報を集約できる | 初期費用+月額費用 ※要問い合わせ | ・給与明細公開や連絡先抽出などの日常業務を効率化させる ・個人目標の設定や進捗管理、1on1ミーティングのデータ管理をする |
SmartHR | ・従業員情報をもとに最適な人員配置ができる ・入社後の経験に合わせて、長期的な育成計画を立てられる | ・初期費用:無料 ・サポート費用:無料 ・月額費用:プランによって異なる ※要問い合わせ | ・社内システムを一つに集約し「管理のための業務」をなくす ・人事データを分析レポートにまとめ、意思決定の参考にする |
HRBrain | ・人材データベースをもとに戦略的な人事施策を実行できる ・スキルを起点とした育成プランを簡単に作成できる | 月額料金制 ※要問い合わせ | ・一元化されたスキル情報をもとに人員配置を行う ・提示されるアクションプランを参考に、各職場で組織改善を行う |
タレントパレット | ・人材データをもとに人事戦略の意思決定ができる ・個々のスキルと成長を可視化し、最適な育成計画を立てられる | 初期費用+月額費用 ※要問い合わせ | ・社内の人材公募制度のプラットフォームとして活用する ・職責や年次をマッピングして人員配置を検討する |
One人事 | ・人事データを一つのデータベースに集約できる ・タレントマネジメントで従業員の育成をサポートする | 初期費用+月額費用 ※要問い合わせ | ・過去の人事評価をもとに人材育成プランを作成する ・個人目標をカテゴリーツリーのように階層で区分する |
以下の記事では、人材データベースで管理すべき項目や、自社で構築する具体的な方法を解説しています。組織診断ツールを導入し、従業員情報の管理を行うときの参考にしてみてください。

カオナビ

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特徴 | ・顔写真が並ぶ画面からタレントマネジメントができる ・現場で管理していた社員のスキル情報を集約できる |
料金 | 初期費用+月額費用 ※要問い合わせ |
公式ホームページ | https://www.kaonavi.jp/ |
提供会社 | 株式会社カオナビ |
『カオナビ』は、社員の名前・経験・スキルなどの人材情報を一元管理し、最適な人材配置や育成プランの作成ができるタレントマネジメントシステムです。
以下のように、あらゆる人事課題に対応できる充実した機能が備わっています。
- 人材情報の一元化・見える化(人材データベース)
- 人事業務の効率化(組織図の自動作成 など)
- 評価運用の効率化(評価点数の自動集計 など)
- スキル管理・人材育成(スキル分布のグラフ化 など)
社員のコンディションを調査するパルスサーベイを利用すれば、一人ひとりのストレス状態の変化を確認し、エンゲージメント向上につながる施策を打ち出せます。
- 与明細公開や連絡先抽出などの日常業務を効率化させる
- 個人目標の設定や進捗管理、1on1ミーティングのデータ管理をする
SmartHR

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特徴 | ・従業員情報をもとに最適な人員配置ができる ・入社後の経験に合わせて、長期的な育成計画を立てられる |
料金 | ・初期費用:無料 ・サポート費用:無料 ・月額費用:プランによって異なる ※要問い合わせ |
公式ホームページ | https://smarthr.jp/ |
提供会社 | 株式会社SmartHR |
『SmartHR』は、社内に蓄積された従業員データを一元管理し、人事・労務業務を効率化できる組織診断ツールです。プランに応じて2種類のツールが利用できます。
- SmartHR 労務管理(入社手続き、給与明細 など)
- SmartHR タレントマネジメント(人事評価、従業員サーベイ など)
タレントマネジメントの機能では、従業員一人ひとりのスキルや評価結果、キャリア観をひと目で把握し、人員配置や育成計画の作成に活用できます。
従業員サーベイを利用して常に情報を収集できるため、施策の検討から効果測定までを効率的に行えるのも特徴の一つです。
- 社内システムを一つに集約し「管理のための業務」をなくす
- 人事データを分析レポートにまとめ、意思決定の参考にする
HRBrain

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特徴 | ・人材データベースをもとに戦略的な人事施策を実行できる ・スキルを起点とした育成プランを簡単に作成できる |
料金 | 月額料金制 ※要問い合わせ |
公式ホームページ | https://www.hrbrain.jp/ |
提供会社 | 株式会社HRBrain |
『HRBrain』は、人事・労務業務の効率化や、人材データの管理・分析をサポートする組織診断ツールです。以下のように、充実した機能が集約されています。
- タレントマネジメント(人材データの集約・一元管理)
- スキル管理(スキル情報の収集・可視化)
- ストレスチェック(ストレス状態・高ストレス者の把握)
- 労務管理(入退社手続き・年末調整)
- 人事評価(評価の集計・評価シートの作成)
組織診断サーベイを活用すれば、あらゆる人材データをもとに「個人」と「組織」の課題を分析できるため、現場の声を反映させた改善策の検討が可能です。
また、システム運用の環境づくりをサポートするプランも用意されており、データをうまく活用できるか不安な方も安心して利用できます。
- 一元化された資格・スキル情報をもとに人員配置を行う
- 提示されるアクションプランを参考に、各職場で組織改善を行う
タレントパレット

出典:タレントパレット|株式会社プラスアルファ・コンサルティング
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特徴 | ・人材データをもとに人事戦略の意思決定ができる ・個々のスキルと成長を可視化し、最適な育成計画を立てられる |
料金 | 初期費用+月額費用 ※要問い合わせ |
公式ホームページ | https://www.pa-consul.co.jp/talentpalette/ |
提供会社 | 株式会社プラスアルファ・コンサルティング |
『タレントパレット』は、従業員の能力や性格特性などの人材データにもとづいて、科学的な人材管理・活用を実現できるタレントマネジメントシステムです。主に以下のような機能を搭載しています。
- 人材データベース(経歴、適性、評価などの人材データ管理)
- 人材データ分析(時系列の変化の確認・データ比較)
- 人材育成・スキル管理(属性ごとのスキル分析)
- 異動シミュレーション(昇給・昇格シミュレーション)
従業員一人ひとりのスキルマップを作成することで、自己評価・上司評価によるスキルレベルを可視化でき、誰がなにを得意・不得意とするのかがわかります。
また、成長の変化を分析しながら「活躍の可能性」を確認できるため、戦略的な人員配置や抜擢にも役立てられます。
- 社内の人材公募制度のプラットフォームとして活用する
- 職責や年次をマッピングして人員配置・選抜を検討する
One人事

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特徴 | ・人事データを一つのデータベースに集約できる ・タレントマネジメントで従業員の育成をサポートする |
料金 | 初期費用+月額費用 ※要問い合わせ |
公式ホームページ | https://onehr.jp/ |
提供会社 | One人事株式会社 |
『One人事』は、人事評価から人材育成・配置、タレントマネジメントまでワンストップで人事業務を支える組織診断ツールです。
「OneDB」と呼ばれるデータベースに社内のあらゆる情報を集約させることで、システム間のデータ連携不足や管理の煩雑さを解消できます。主に以下のような機能が利用可能です。
- 労務管理(入退社手続き、Web給与明細 など)
- 勤怠管理(勤務データ集計、休暇・申請管理 など)
- 給与計算(所得税・保険料の計算 など)
- タレントマネジメント(目標管理、人事評価 など)
なお、一度にすべての機能を使う必要はなく、企業それぞれの要望に応じて、一つの機能から使いはじめられます。
- 過去の人事評価をもとに人材育成プランを作成する
- 個人目標をカテゴリーツリーのように階層で区分する
【ストレスチェック】おすすめの組織診断ツール3選

ストレスチェック機能がある組織診断ツールを3つ紹介します。
健康管理業務を効率化するツールや、ストレス状態が悪化している人をアラートで察知できるツールを厳選しました。
※以下の表は右にスクロールできます
ツール名 | 特徴 | 料金(税込) | こんな活用ができる! |
---|---|---|---|
アドバンテッジタフネス | ・ストレスチェックを軸に組織改善ができる ・独自の指標「メンタルタフネス度」がわかる | 要問い合わせ | ・エンゲージメントの視点から従業員のストレス要因を把握する ・パルスサーベイを併用して施策の効果検証を行う |
mediment | ・健康に不安を抱えた従業員をひと目で把握できる ・ストレスチェックから産業医面談までシームレスな運用ができる | ・スタンダードプラン ・ライトプラン ・ストレスチェックプラン ※要問い合わせ | ・健康管理に関するお役立ち情報をメールで配信する ・調査結果をアップロードして統一フォーマットに自動反映する |
ソシキスイッチ | ・厚生労働省マニュアルに準拠した調査ができる ・調査の実施から分析まで全工程のサポートが受けられる | 【57項目(Web版)】 ・基本作業費:3万6300円/回 ・受検料:286円/人 【80項目(Web版)】 ・基本作業費:5万8960円/回 ・受検料:343円/人 | ・ストレスチェックの結果をもとに1on1でヒアリングする ・組織サーベイとストレスチェックの結果を組み合わせて集団分析する |
これらのツール以外にも、ストレスチェック制度の運用を効率化するさまざまなサービスがあります。以下の記事では、おすすめのストレスチェックサービスを目的別に紹介していますので、本記事と合わせて確認してみてください。

アドバンテッジタフネス

出典:アドバンテッジタフネス|株式会社 アドバンテッジ リスク マネジメント
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特徴 | ・ストレスチェックを軸に組織改善ができる ・独自の指標「メンタルタフネス度」がわかる |
料金 | 要問い合わせ |
公式ホームページ | https://www.armg.jp/mhlw/at/ |
提供会社 | 株式会社 アドバンテッジ リスク マネジメント |
『アドバンテッジタフネス』は、独自メソッドによるストレスチェックを軸に、定期的な改善検証で「個」と「組織」の変化を実現する組織診断ツールです。
ストレスチェックでは、法にもとづく3領域(※)に加え、生産性向上に直結するエンゲージメントやハラスメント指標の測定が可能です。
調査結果の詳細レポートには、従業員・組織それぞれの課題に応じた解決策が提案されるため、現場で実践しながら効果検証・改善のPDCAサイクルを回せます。
(※)仕事のストレス要因、心身のストレス、反応周囲のサポート
- エンゲージメントの視点から従業員のストレス要因を把握する
- パルスサーベイを併用して施策の効果検証を行う
mediment

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特徴 | ・健康に不安を抱えた従業員をひと目で把握できる ・ストレスチェックから産業医面談までシームレスな運用ができる |
料金 | ・スタンダードプラン ・ライトプラン ・ストレスチェックプラン ※要問い合わせ |
公式ホームページ | https://mediment.jp/ |
提供会社 | メディフォン株式会社 |
『mediment』は、健康診断やストレスチェックなどの業務を効率化し、組織・個人の健康課題を解決する健康管理システムです。
従業員の健康データを一元的に管理するため、部署別・年齢別・健診項目別に「高ストレス・有所見者」などリスクを抱えた社員を可視化できます。
健康に関する調査「ヘルスパルスサーベイ」の機能により、健康状態の変化をタイムリーに確認しながら、必要に応じて面談やサポートを実施できます。
- 健康管理に関するお役立ち情報をメールで配信する
- 調査結果をアップロードして統一フォーマットに自動反映する
ソシキスイッチ

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特徴 | ・厚生労働省マニュアルに準拠した調査ができる ・調査の実施から分析まで全工程のサポートが受けられる |
料金(税込) | 【57項目(Web版)】 ・基本作業費:3万6300円/回 ・受検料:286円/人 【80項目(Web版)】 ・基本作業費:5万8960円/回 ・受検料:343円/人 |
公式ホームページ | https://www.altpaper.net/ss/ |
提供会社 | 株式会社情報基盤開発 |
『ソシキスイッチ』のストレスチェックは、厚生労働省のマニュアルに準拠した調査で職場の課題を把握・分析し、職場環境の改善に役立てられるツールです。
マニュアルで定められている「57項目・80項目」に加えて、職場の少し気になる点の調査項目を増やすなど、自由に設問を追加できます。
ストレスチェックは「紙」と「Web」の両方に対応しているため、受検者の要望に応じた使い分けも可能です。
また、公式サイトの「ストレスチェックマガジン」では、ストレスチェックに関するさまざまな情報を発信しており、活用方法がわからないときなどの参考にできます。
- ストレスチェックの結果をもとに1on1でヒアリングする
- 組織サーベイとストレスチェックの結果を組み合わせて集団分析する
組織診断ツールを導入するメリット・デメリット

組織診断ツールの導入によって、以下のようなメリット・デメリットが考えられます。
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ツールの運用が社内に浸透するまでには時間を要しますが、組織課題の発見とデータにもとづく改善が可能になるなど、多くのメリットが得られます。
メリット1:従業員の声を聞いて組織改善ができる
組織診断ツールを活用するメリットの一つは、サーベイを通して従業員の声を収集し、組織改善に活かせる点です。
従業員満足度やエンゲージメント、ストレス状態などを可視化すれば、日頃のコミュニケーションでは見落としがちな課題を発見できます。
たとえば、上司や同僚とのコミュニケーション不足が課題として挙げられた場合、以下のような改善策を検討できます。
- 定期的に1on1ミーティングを実施する(業務進捗や心理状態の確認 など)
- お互いに感謝を伝え合う仕組みを導入する(社内掲示板、サンクスカード など)
実際に、サーベイで社員の心理状態を測定(月1回)している企業では、システムの優先順位にもとづいて「ケアを求めている社員」へのサポートをしています。
客観的な情報をもとに「誰から面談をするか」「しっかりと対応できているか」といった判断が可能となり、四半期の休職者が「5〜6人」から「1〜2人」に減少しました。
事例:ケアを求める社員をサポートし、休職者数の減少を実現|株式会社ラクスパートナーズ
現場の声にもとづく組織改善は、従業員の納得感や信頼感につながり、風通しのよい組織づくりを実現できます。以下の記事では、強い組織をつくるための方法や具体例を解説していますので、本記事と合わせて確認してみてください。

メリット2:エンゲージメントの向上で生産性が高まる
組織診断ツールを活用し、従業員のモチベーションやエンゲージメントを高める施策を行うことで、仕事への集中力が増し、効率的かつ生産的な行動につなげられます。
とくにエンゲージメントは、仕事に対する「熱意」や組織に対する「愛着」を示す指標であることから、組織の生産性向上に直結しやすい要素です。
厚生労働省の調査においても、ワークエンゲージメント(活力・熱意・没頭)の向上によって、企業の労働生産性も高まることが報告されています。

出典:ワーク・エンゲイジメントと企業の労働生産性について|厚生労働省
エンゲージメントが向上すると、従業員一人ひとりが「この会社に貢献し続けたい」と感じるようになり、結果として離職率の改善にもつながります。
以下の記事では、エンゲージメントを高めるメリットや具体的な向上施策を解説していますので、組織診断の結果を活用するときの参考にしてみてください。

デメリット:従業員の負担が増える可能性がある
組織診断ツールの導入には多くのメリットがある一方で、運用担当者や回答する従業員の負担が増えるデメリットも存在します。
とくに調査を頻繁に実施したり、あらゆる課題を把握しようと設問数を多くしたりすると、従業員の「サーベイ疲れ」を引き起こし、回答の質も落ちてしまいます。
従業員の負担を抑えるためには、以下のように調査項目・頻度・タイミングなどの工夫が必要です。
- 従業員に組織診断(調査)の目的や活用方法を丁寧に説明する
- 課題把握に必要な設問だけに絞り、回答時間の短縮を図る
- スマホやパソコンから簡単に回答できるツールを導入する
また、調査結果をすぐにフィードバックし、組織改善につなげる姿勢を示すことで「自分の声が受け入れられた」といった納得感が得られます。
以下の記事では、調査結果をもとに従業員と対話する「サーベイフィードバック」について詳しく解説しています。組織改善のアクションプランを検討するときにご活用ください。

組織診断ツールを活用するときの注意点

組織診断ツールを有効活用するためには、以下のポイントを押さえておく必要があります。
一度の調査で終わりにするのではなく、定期的に従業員の声を収集し、その時々の状況に応じた施策の検討が求められます。
調査の目的を従業員にしっかりと説明する
組織診断ツールで調査を行うときは その目的や狙いを従業員に伝え「組織改善にどのように活かされるのか」をしっかりと説明する必要があります。
調査目的を明確に伝えないと、従業員は「ただのアンケート調査」と捉えてしまい、組織改善につながる有効なデータを収集できません。
従業員に説明するときは、以下のような方法を検討してみましょう。
- 社内説明会を開催し、経営陣や人事の考えを伝える
- 社内ポータルやメールを活用し、明文化した調査目的・内容を共有する
- 直属の上司やマネージャーが現場レベルで説明する
また、調査を実施するときは「匿名」「実名」のどちらで実施するかを検討し、情報が外部に漏れないよう対策を行いましょう。
以下の記事では、実名・匿名それぞれのメリットとデメリットを解説していますので、調査方法を検討中の方はぜひ参考にしてみてください。

調査結果を分析・評価し、組織改善を行う
組織診断を行うときは、表面的なデータだけにとらわれず、組織の潜在的な課題・問題点を見つけ出し、改善に向けたアクションにつなげましょう。
効果的な分析・評価方法として、以下が挙げられます。
- 調査結果を部署・役職ごとに分類し、特徴や傾向を把握する
- 過去の調査結果と比較し、スコアの変化率を調べる
- 人的資本のデータ(離職率・定着率 など)との相関関係を分析する
また、職場環境やキャリアといったカテゴリーごとに自由記述欄を設ければ、回答率が高いカテゴリーを抽出するなど、従業員の要望に沿った施策を打ち出せます。
以下の記事では、サーベイ結果の分析方法をより詳しく解説しています。データの活用方法に困っている人事担当者の方は、ぜひ参考にしてみてください。

定期的な調査で組織改善の効果を測定する
組織改善を継続するためには、定期的な調査で従業員エンゲージメントやモチベーションの変化を把握し、施策の効果・課題を検証する必要があります。
一度の調査だけでは、実際に組織改善の効果が出ているのか、組織状態がどのように変化しているのかを確認できません。
たとえば、職場環境に関するスコアを時系列で確認することで、以下のような傾向が把握できます。
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項目 | 具体例(結果の傾向) |
---|---|
職場内のコミュニケーション | 「職場での情報共有がスムーズにできている」という項目のスコアが改善され、職場内の協力体制が構築されつつある |
ワークライフバランス | 「時間外労働の負担」や「休暇の取りやすさ」に関するスコアが向上しており、適切な業務配分ができると考えられる |
また、定期的に組織診断を行うことで、「従業員の声を聞き、積極的に組織改善を行う会社」といった組織文化を根付かせる効果も期待できます。
組織診断ツールの活用事例

組織診断ツールは多くの企業で活用され、働きやすさの向上や離職率の改善といった効果が現れています。具体例として、2社の取り組みを紹介します。
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取り組み | 効果 |
---|---|
上司と部下のコミュニケーションツールとして活用 | ・不安や悩みを抱えている社員を察知し、面談できるようになった ・休職者が12人から6人に半減した |
各店舗の状況を可視化し、離職可能性のある従業員を察知 | ・離職可能性のある従業員に対して「どのような手を打つべきか」がわかるようになった ・ケア従業員への対応方法に関するノウハウが蓄積され、社内で水平展開できた |
離職防止に特化したツール『ミキワメ ウェルビーイングサーベイ』の活用事例を知りたい方は、以下の資料を確認してみてください。フォロー体制の構築によって離職者を40%減少させた事例など、さまざまな活用方法をまとめています。
>>『ミキワメ ウェルビーイングサーベイ』導入事例集をダウンロードする
上司と部下のコミュニケーションツールとして活用
定着率に課題があった株式会社情報戦略テクノロジーでは、休職・離職につながる前に社員の不満や悩みを把握するため、サーベイツールを導入しました。
個々の心理状態を可視化できる『ミキワメ ウェルビーイングサーベイ』を活用し、相対的な判断でデータ化された情報をもとに、社員一人ひとりの状況を確認しています。
社員との面談においては、数値が悪かった部分を具体的に伝えてヒアリングするなど、上長によるフォロー体制の強化にも取り組みました。
また、上司と部下がお互いに理解し合うためのコミュニケーションツールとして、日々のマネジメントにも有効活用しています。
サーベイを導入したことで、不安や悩みを抱えている社員を察知して面談できるようになり、休職者が12人から6人に半減しました。
事例:ミキワメ導入後に休職者が2分の1まで減少|株式会社情報戦略テクノロジー
各店舗の状況を可視化し、離職可能性のある従業員を察知
活躍を期待する社員の離職が続いていた株式会社フォーラス&カンパニーでは、離職のサインを察知できるサーベイツールを導入し、従業員へのサポートを強化しました。
各店舗で働いている全従業員の状態を把握するため、以下のステップでサーベイを活用しています。
- 経営陣が「サーベイの目的」や「実施理由」を従業員に説明
- 全従業員にサーベイを配信し「ケアを求めている人」を把握
- 各店舗の店長に「従業員の心境を聞いてほしい」と伝達
- 店長と人事で月1回会議を行い、従業員への対応方法を検討
サーベイの導入によって、離職可能性のある従業員を察知し「どのような手を打つべきか」がわかるようになりました。
また、ケア従業員への対応方法に関するノウハウも蓄積され、他の店舗にも水平展開できています。
事例:離職の傾向をいち早く察知|株式会社フォーラス&カンパニー
まとめ:組織診断ツールで課題の見える化と改善に取り組もう

組織診断ツールは、組織としての「強み」や職場に隠れた「課題」を可視化し、戦略的な組織改善につなげられる有効な手段です。
目的ごとにさまざまな種類があるため、効果的な運用を行うためには、自社の課題やニーズに合ったツールの選定が重要です。
【組織診断ツールの種類】
組織診断ツールの活用によって、従業員の声にもとづいた施策が可能となり、満足度の向上や離職率の低下といった効果が期待できます。
組織の健全な成長を支える手段として、組織診断ツールの導入を検討してみてはいかがでしょうか。『ミキワメ ウェルビーイングサーベイ』では無料トライアルも実施していますので、導入を検討している方は気軽にお問い合わせください。

従業員のメンタル状態の定期的な可視化・個々の性格に合わせたアドバイス提供を通じ、離職・休職を防ぐエンゲージメントサーベイ。無料トライアルの詳細は下記から。