適性検査

AIを活用した適性検査の機能・メリットとは?5つのサービスと活用事例

AI_適性検査_機能_メリット_活用事例
この記事でわかること
  • AIを活用した適性検査の3つの特徴
  • 適性検査を導入するメリット・AI機能の活用事例
  • AI搭載の適性検査サービスおすすめ5選

「適性検査の結果を採用面接でうまく活用できていない」
「Webテストの導入を検討しているが、不正行為を見抜くことは可能なのか」

このような悩みを抱え、採用業務の効率化に取り組んでいる人事担当者の方も多いのではないでしょうか。

適性検査は、候補者の能力や性格特性を可視化する有効な手段ですが、適性を正しく評価できなかったり、カンニングや替え玉受検があったりと課題も少なくありません。

しかし近年では、AI技術を活用した適性検査の開発も進んでおり、高度なデータ分析による活躍可能性の予測や、Webカメラを使った不正行為の監視が可能になりました。

本記事では、AIを活用した適性検査の機能や導入するメリット、選び方のポイントを詳しく解説します。

おすすめの適性検査サービスや企業の活用事例も紹介していますので、自社に適した検査方法を検討してみてください。

目次

AIを活用した適性検査とは?

AI_活用_適性検査とは

AIを活用した適性検査とは、ChatGPTなどのAI技術を用いて、受検者の性格特性や行動傾向、職務適性を高い精度で分析できる検査のことです。

一般的な適性検査は、あらかじめ設定された評価基準を用いますが、AI搭載の適性検査では、過去の採用データや従業員情報を学習・解析したデータを活用します。

自社に対する適性を数値化するだけでなく、受検者の強み・弱みを言語化したり、活躍する可能性を予測したりと、採用選考の判断材料として質の高い情報が提供されます。

また、AIがリアルタイムで受検状況をモニタリングすることで、カンニングや替え玉受検などの不正行為の検知も可能です。

ChatGPTなどのAIは、人事業務の効率化にも活用できます。以下の資料では、ChatGPTの基本機能や人事における活用事例をまとめていますので、AIをあまり使ったことがないという方はぜひ参考にしてみてください。

>>「⼈事なら知っておきたい!ChatGPTで変わる⼈事業務【実践編】」の資料をダウンロードする(無料)

企業における適性検査の実施状況と課題​

出典:適性検査業界の歴史・企業の導入状況|日本の人事部

「日本の人事部」の調査によると、新卒採用において74.0%の企業が適性検査を実施しており、採用選考では欠かせないプロセスになっています。

その一方で、以下のような課題も浮き彫りになっているのが現状です。

近年では、受検者がAIを使って回答するケースや、他人が代わりに受検する「替え玉」など、テクノロジーを逆手に取った不正も増加傾向にあります。

以下より、適性検査の課題を深掘りして解説します。

課題1:面接で検査結果をうまく活用できていない​

一つめの課題として、採用選考で適性検査を実施しても、その結果を面接で十分に活かしきれず、適性を正確に見極められていない点が挙げられます。

当社が実施した調査では、採用後の短期離職につながった原因として、37.3%の企業が「面接で職務適性を正しく評価できなかった」と回答しています。

また、短期離職に関する率直な意見として「ミスマッチを防ぐのは難しい(39.7%)」といった声もあり、企業としては採用精度を高めるための取り組みが急務です。

AI搭載の適性検査であれば「面接で聞くべき質問」のアドバイスや、受検者の特性に応じた評価基準を設定など、面接の質を高める機能を活用できます。

以下の記事では、採用面接で企業側が準備することや、面接官としての心構えについて解説しています。採用ミスマッチを防ぐための対策として、ぜひ参考にしてみてください。

面接官の準備は何から始める?6つの心構えと面接アプローチについて解説 採用面接は、多くの候補者のキャリアを左右し、自社の将来にもつながる重要なプロセスです。面接官は、採用面接の目的を理解し、適切な準備をす...

課題2:カンニングなどの不正行為を見抜けない​

コロナ禍以降、オンラインによる適性検査や入社試験が実施されるようになりましたが、カンニングや替え玉受検への対策ができていないのが現状です。

株式会社サーティファイの調査によると、調査対象者591人のうち269人(45.5%)が、Webテストにおいて「なんらかのカンニング」を実行したと回答しました。

出典:就活のWebテスト、45%が不正実行|株式会社サーティファイ

生成AIを利用した不正行為が「替え玉受検」を上回り、生成AIの普及によってWebテストでの不正行為が容易になったことが伺えます。

企業側としては、不自然な行動を検知するAI機能や、Webカメラで受検中の不正を監視するシステムなどの導入が不可欠となります。

AIを活用した適性検査の機能・特徴

AI_適性検査_機能_特徴

AIを活用した適性検査は、従来のものと比較して、分析・予測の精度において大きな進化を遂げています。AI機能として、主に以下が挙げられます。

※モバイルでは以下の表を右にスクロールしてご覧ください

機能活用例
候補者の強み・弱みなどの詳細情報を提供「どのような場面で力を発揮しやすいか」を把握し、チーム構成や配属先の判断材料として活用する
データ分析で入社後の活躍可能性を予測自社のハイパフォーマーの傾向をAIに学習させ、その傾向に近い人を見極める採用基準をつくる
替え玉受検などの不正行為を検知不審な動きや音を自動検知し、替え玉受検やカンニングの可能性がある場合にアラートを出す

以下より各機能を詳しく解説しますので、自社のWebテストにおける課題と照らし合わせながらチェックしてみてください。

候補者の強み・弱みなどの詳細情報を提供

AIを活用した適性検査では、従来のスコアによる適性評価に加え、回答データから候補者の強み・弱みなどを分析し、選考に役立つ詳細な情報が提供されます。

たとえば、株式会社リーディングマークが提供する『ミキワメ 適性検査』では、性格検査の結果に関する質問をAIチャットボットに投げかけると、以下のような情報を得られます。

  • 候補者の強み・弱み(リーダーシップ、ストレス耐性 など)
  • 自社に合っていそうな候補者の「気になる点」を確認する方法
  • 内定承諾後のフォロー面談におけるコミュニケーションの取り方
  • 内定者の不安を解消するためのアプローチ方法

参考:『ミキワメ 適性検査』にChatGPTを活用した「ミキワメAI」の第二弾機能をリリース|株式会社リーディングマーク

AIで深掘りした情報は、選考の判断材料だけでなく、入社後の育成や配置計画にも活用でき、人材戦略の精度を高めるための情報源となります。

以下の記事では、適性検査の結果を確認するときのポイントや、採用基準の構築に活かす方法を解説しています。適性検査の種類ごとに詳しく紹介していますので、採用担当者の方は選考時の参考にしてみてください。

適性検査結果_見方_活用方法_効果的な人材採用・育成
【人事必見】適性検査結果の見方と活用方法|効果的な人材採用・育成を目指そう適性検査結果の見方と活用方法を理解すると、効果的な人材採用や育成ができるようになります。本記事では、適性検査結果の見方と活用方法とともに、事前に知っておきたいポイントについて解説します...

データ分析で入社後の活躍可能性を予測

AI搭載の適性検査の大きな強みは、入社後の候補者が「配属先の部署で活躍できそうかどうか」を予測できる点です。

既存の従業員データをAIに学習させ、価値観や人事評価などのデータを組み合わせて分析することで、自社の強みを反映した採用基準が作成できます。

その採用基準を用いて適性検査を実施すれば、入社後のパフォーマンスを予測し、選考時の判断材料として有効活用できます。

また、感覚や印象に頼りがちな面接においても、数値化された情報とAIの情報をもとに、客観的な判断がしやすいのもAI適性検査の特徴です。

以下の記事では、採用基準を決めるうえで重要な要素となる「ハイパフォーマーの特徴」を解説しています。ハイパフォーマーを育成・分析する方法も紹介していますので、採用基準を設定するときの参考にしてみてください。

ハイパフォーマー
ハイパフォーマーとは?特徴や育成・分析方法、離職防止の方法を解説ハイパフォーマーとは、他の社員よりも高い成果を安定して出し続ける人材です。ミスを恐れず挑戦する姿勢を持ち、周囲の社員の意識改革につながります。ハイパフォーマーの育成方法や離職防止策を解説します。...

替え玉受検などの不正行為を検知

Web形式の適性検査では、替え玉受検などの不正行為が課題となっていますが、AI搭載の適性検査には、こうした不正リスクを低減するための機能が備わっています。

AI機能を使えば、Webカメラを通じて受検者の顔や視線、動作をリアルタイムでモニタリングしたり、試験中の音声をチェックしたりして不正行為の検知が可能です。

参考:増加するWebテストの不正を抑止|株式会社リーディングマーク

Webテストの手軽さを維持しながら不正行為を防げるため、目標の会社に入りたい、と頑張った受検者が損をしない試験環境を整えられます。

また人事部においても、不正行為ができない仕組みによって正確性と公平性を担保でき、採用精度の向上につながります。

AI搭載の適性検査を導入するメリット

AI_適性検査_導入_メリット

AI搭載の適性検査を導入することで、採用活動の質・効率の両面で大きなメリットがあります。

AIは膨大なデータを短時間で処理できるため、採用担当者の負担を軽減しながらも、戦略的な採用と人材マネジメントが可能となります。

以下より、各メリットを詳しく解説します。

対策が難しい設問を設計できる

AI搭載の適性検査を活用すれば、受検者情報や過去の採用データをもとに「受検者が対策をしにくい設問」を設計できます。

「リーダーシップ」や「ストレス耐性」など作為的に回答できる設問であっても、矛盾した回答を見抜けるように設計されているため、より正確な評価が可能です。

たとえば「リーダーシップがあると思いますか?」のような直接的な設問ではなく、特定のシチュエーションを想定した質問にすることで、候補者の思考パターンが自然と浮き彫りになります。

【設問例】

  • チーム内で意見が割れたとき、あなたはどう行動しますか?
  • リーダー不在の状況でプロジェクトが停滞した場合、どのように対処しますか?

対策が難しい設問設計により、候補者の回答に一貫性があるかどうかを判断しやすくなり、数値だけではわからない「本当の性格や価値観」を見抜けます。

採用業務の負担を軽減できる

AI搭載の適性検査を用いることで、回答結果を自動で集計・分析し、候補者の強み・弱みなどの評価レポートを作成できます。

この機能を活用すれば、採用担当者は大量の候補者データを効率よく取り込んだり、面接前に適性を確認したりするなど、採用業務にかかる負担の軽減が可能です。

総務省の調査においても、約75%の企業が「生成AIの活用によって業務効率化や人員不足の解消につながる」と回答しており、AI活用による効果の大きさが伺えます。

参考:令和6年版 情報通信白書|総務省

また、ツールによっては「面接で聞くべき質問」も提案されるため、面接官への助言や、面接の準備・進行をスムーズに行える点もメリットの一つです。

以下の記事では、採用や人材育成などの人事業務に関する課題を詳しく解説しています。企業事例をもとに具体的な解決策も紹介していますので、業務効率化につながる取り組みを検討してみてください。

人事課題と解決策_M&A人事課題
【2024年版】人事が抱える5つの課題と解決策|M&Aでの課題も人事課題には、採用・人材育成・人員配置などあらゆる場面に存在します。時代の変化とともに課題も多様化しており、組織内の洗い出しが必要不可欠です。人事課題の具体例や解決法、最新トレンドについて解説します。...

入社後の人員配置にも活用できる

AI搭載の適性検査は、採用選考での活用にとどまらず、個々に適した部署・チームへの配置や業務の割り当てなど、入社後のマネジメントにも活用できます。

たとえば『ミキワメ 適性検査』は、組織分析で従業員の性格傾向をあらかじめ分析し、候補者が「配属部署にフィットするかどうか」をAIが予測します。

部署や従業員とのマッチ度を可視化し、採用後の人員配置を考慮した採用ができれば、ミスマッチによる早期離職を防ぐ効果も期待できます。

適性検査を使いこなすためには、自社で活躍できる人材を客観的かつ効率よく判断できる仕組みが必要です。以下の記事では『ミキワメ 適性検査』のカスタマーサクセスチームが推奨する「適性検査の活用ポイント」を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

適性検査を使いこなすためには?ミキワメの現役カスタマーサクセスが見出したポイント こんにちは。適性検査ミキワメのカスタマーサクセス(コンサルタント)の谷と申します。最近では多くの企業が、採用や配属、組織開発を目的とし...

AI搭載の適性検査を導入するデメリット

AI_適性検査_導入_デメリット

AI搭載の適性検査は多くのメリットがある一方で、導入にあたって以下のデメリットも存在します。

AIが提供する情報に依存し過ぎると、採用担当者が判断する機会が減り、採用すべき人材を見逃す可能性もあるため注意が必要です。

学習データに偏りが生じる場合がある

適性検査に搭載されているAIは、過去データをもとに候補者の適性や強み・弱みを判断しますが、そのデータに偏りがあると適切な評価ができない可能性があります。

たとえば、これまで新卒採用が中心だった場合、社会人経験のない人材の能力・性格データしか蓄積されていません。

採用方針を変えて中途採用に注力しようとしても、AIは新卒者の情報を踏まえた判断をしてしまい、エース社員候補の人材を見落とす可能性があります。

学習データの偏りを避けるためには、多様な経験を持つ候補者のデータを使用したり、定期的にデータセットの見直しをしたりする必要があります。

AIに頼り過ぎて不公平な評価を行う可能性がある

AIの導入によって採用選考が効率化される一方で、提供される情報を過度に信用してしまうと、不公平な評価を行う可能性があります。

AIは膨大なデータをもとに分析・予測を行うため、その結果に頼ること自体は一見理にかなっているように思えます。

しかし、AIが示す結果は必ずしも「人間が行う評価」と一致するわけではなく、面接での印象や話し方といった定量化が難しい要素を評価できません。

採用担当者がAIの判断に頼り過ぎると、候補者を見極めようとする意識が欠如してしまうため、あくまで採用判断を行う参考情報としての活用が望ましいです。

以下の記事では、AIやデジタル技術を活用した「採用と組織づくり」について、ソフトバンクの人事本部長による講演内容を紹介しています。ご興味のある方はぜひご覧ください。

採用と組織づくりにおけるAIやデジタル技術の活用【ソフトバンク源田氏】 本レポートは、2022年1月12日に開催された、「みんなのHR博覧会 byミキワメ」の基調講演の文字起こしです。各テーマに沿って、「は...

AI搭載の適性検査を選ぶときのポイント

AI_適性検査_選び_ポイント

AI搭載の適性検査にはさまざまな機能・種類があるため、自社に合ったサービスを選びたいときは、以下の点を考慮しましょう。

単に能力や性格特性を数値化するだけではなく、どのような職場環境で能力を発揮できるかなど、具体的なアドバイスを得られるかが重要です。

以下の資料では、適性検査選びで陥りやすい落とし穴と、失敗しない選び方を紹介していますので、本記事と合わせて確認してみてください。

>>「失敗しない適性検査の選び方」の資料をダウンロードする

受検者の性格を踏まえたアドバイスが提供されるか

適性検査を選ぶときは、候補者の性格や行動特性にもとづいて強み・弱みを分析し、具体的なアクションやアドバイスが提供されるかを確認しましょう。

ミキワメ 適性検査』の場合、面接で聞くべきポイントに加えて、候補者一人ひとりの適性を読み解くためのアドバイスが提示されます。

ミキワメ_読み解くためのアドバイス

面接に関する情報が提供されれば、面接官同士の目線合わせがしやすくなり、候補者の本質を見抜く質の高い採用選考ができます。

また、実際の職場環境に合わせた情報を得ることが、最適な人員配置にも直結するため、AIによるアドバイス機能は欠かせない選定ポイントです。

AI活用に関するサポートが充実しているか

適性検査の導入後に、組織分析や採用基準の策定に関する支援はもちろん、AIの活用方法についてもサポートを受けられるかを確認しましょう。

データ分析結果の解釈に困ったときに、カスタマーサクセスチームの担当者から具体的な説明があれば、誤った解釈をしてしまう事象を防ぎ、適切な採用選考が可能です。

適性検査サービスによっては、ユーザー同士で情報交換する場を設け「わたしの会社ではこんな使い方をしている」といった事例紹介をしています。

活用方法の新たな発見とともに、現場レベルでの課題・悩みをお互いに話し合えるため、導入後も安心して運用できます。

参考:第4回 ミキワメユーザー会実施後レポート|ミキワメラボ

また、ツールの操作方法やシステムトラブル時の対応など、適性検査の運用に困ったときの相談窓口があるかもチェックしておきましょう。

基本料金にAI機能も含まれているか

AI搭載の適性検査を導入するときには、料金プランにも注意を払いましょう。基本料金の範囲内でAI機能が利用できるかどうかを確認しておけば、導入後に追加料金が発生しません。

適性検査サービスによっては「適性検査の受検料+追加料金」でAI機能を利用できるものや、検査結果の分析サポートが別料金になっているサービスもあります。

また、サブスクリプション型の料金体系や、利用人数に応じた料金が設定されているため、自社の予算・支払いスケジュールに合ったプランの検討も必要です。

組織診断で採用ミスマッチを防ぐ『ミキワメ 適性検査』は、AIによる組織分析機能を標準搭載しています。以下の記事では、詳しい料金プランや利用できる機能、活用方法を紹介していますので、検討時の参考にしてみてください。

ミキワメ_料金プラン_機能_使い方
ミキワメの料金プランは?利用できる6つの機能と使い方も詳しく解説ミキワメには、従業員数やサポート内容に応じた3つの料金プランがあります。適性検査やサーベイにおいても、受検人数や従業員数ごとの受検料が必要です。本記事では、利用料金・機能・使い方を解説しています。...

AIを活用した適性検査サービス5選

AI_適性検査_サービス

ここからは、AIを活用したおすすめの適性検査サービスを5つ紹介します。

入社後の活躍可能性を予測できるものや、Webテストの受検の様子をAIが監視するサービスをピックアップしています。

※以下の表は右にスクロールできます

サービスAI機能の特徴費用(税込)こんな企業におすすめ
ミキワメ 適性検査・候補者の活躍可能性を分析、可視化
・AIチャットボットで性格検査の結果を補足
・WebカメラとPC画面の情報で不正行為を監視
・受検料:550円/人(社内受検:0円)
・システム利用料:4万4000円〜/月
※利用人数によって変動
・自社に合っていそうな候補者に対して「少し気になる部分」を深掘りしたい
・Webテストの便利さを維持しながら、公正な採用試験を実施したい
アッテル適性検査・特許技術により開発された最先端のAIを搭載
・従業員データとAIで、候補者の活躍可能性を判断
・受検費用:無料/100人
・分析費用:36万円/100人
※税表記なし
・入社後の活躍確率(可能性)を部署ごとに確認したい
・対策ができない設問を設計し、候補者の価値観を正確に可視化したい
ミツカリ適性検査・人と組織のマッチ度をAIが判定
・AIの機械学習により高精度の分析結果を提供
・初期費用:無料
・月額料金:2万2000円〜/月
(年間契約)
・受検料:2200円/人
※ライトプランは月額料金無料
・候補者のコミュニケーションや考え方の傾向を可視化したい
・社員分析で自社のハイパフォーマーを定義づけしたい
TG-WEB eye・AI監視で替え玉受検やカンニングを検知
・検知した不審な行動は受検結果とともに報告
TG-WEBの受検料+500円
※税表記なし
・カンニングなどの不正ができない採用試験を実現したい
・低コストでAI搭載の適性検査を導入したい
セールススコア・セールスパーソンとして活躍できる人材かどうかをAIが分析
・社内データをもとに「パフォーマンス予測モデル」を自動構築
要問い合わせ・営業人材としての資質や能力を評価したい
・自社の優秀層に近い人材を見極める基準を設けたい

これらの適性検査サービス以外にも、一般的によく利用されている検査や、人材育成に活用できる検査などさまざまな種類があります。目的別に各サービスを比較検討したい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

適性検査__比較_おすすめ
適性検査サービスを比較!おすすめ24種類の料金・選び方【2025年版】24種類の適性検査サービスを比較し、選び方を解説します。導入メリット・料金・特徴を比較し、採用方法に合った適性検査を見つけてください。...

各適性検査の概要は、2025年4月現在の情報にもとづいて作成したものです。変更の可能性もあるため、詳細は各社Webサイトなどでご確認ください。

ミキワメ 適性検査|ChatGPTで候補者の強み・弱みを把握

ミキワメ適性検査

※モバイルでは以下の表を右にスクロールしてご覧ください

AI機能の特徴・候補者の活躍可能性を分析、可視化
・AIチャットボットで性格検査の結果を補足
・WebカメラとPC画面の情報で不正行為を監視
検査内容【性格検査】
・価値観、コミュニケーション
・ストレスマネジメント特性(楽観性、気分転換傾向 など)
・バイタリティ特性(自己効力感、やりきる力 など)
・ハイパフォーマーの特性、傾向

【能力検査】
・言語理解
・文章構成力
・図表処理 など
費用(税込)・受検料:550円/人(社内受検:0円)
・システム利用料:4万4000円〜/月(年間契約)
※利用人数によって変動(要問い合わせ)
公式サイトhttps://mikiwame.com/
提供企業株式会社リーディングマーク

『ミキワメ 適性検査』は、ChatGPTを活用した「ミキワメAI」を搭載し、検査結果から候補者の性格や強み・弱みを解析する適性検査です。

管理画面で一人ひとりの検査結果を閲覧できるうえに、より詳しい説明を受けたい場合は「ミキワメAI」ボタンをクリックすれば、AIチャットボットが質問に答えてくれます。

「性格の解釈」や「面接で質問すべき内容」をAIが言語化してくれるため、採用選考の判断材料として活用することで、自社で活躍してくれそうな人材かどうかを見極められます。

また「ミキワメAI監視」を利用すれば、Webテストを受検する様子をAIが監視し、カンニングや替え玉受検などの不正行為を防ぐことも可能です。

こんな企業におすすめ
  • 自社に合っていそうな候補者に対して「少し気になる部分」を深掘りしたい
  • Webテストの便利さを維持しながら、公正な採用試験を実施したい

以下の記事では「ミキワメAI」を開発した経緯や、HR業界におけるAIの展望について詳しく解説しています。ご興味のある方はぜひ確認してみてください。

ChatGPTで変わり始めたHRとミキワメAIのリリースに込めた想い 本日、OpenAI社のChatGPTを活用した新機能「ミキワメAI」を、「ミキワメ 適性検査」と「ミキワメ ウェルビーイングサーベイ」...

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アッテル適性検査|活躍可能性の基準値をAIが自動で作成

アッテル

出典:アッテル適性検査|株式会社アッテル

※モバイルでは以下の表を右にスクロールしてご覧ください

AI機能の特徴・特許技術により開発された最先端のAIを搭載
・従業員データとAIで、候補者の活躍可能性を判断
検査内容・リーダーシップ
・ストレス耐性
・活躍可能性(活躍確率)
・基礎的な学力
費用・受検費用:無料/100人
・分析費用:36万円/100人
※税表記なし
公式サイトhttps://attelu.jp/assessment
提供企業株式会社アッテル

『アッテル適性検査』は、特許技術によって開発されたAIを搭載し、既存従業員のデータに基づいた採用基準で「入社後の活躍可能性」を算出できる適性検査です。

蓄積されたデータ量が多ければ多いほど、AIの予測精度が向上する特徴があり、90%以上の予測正解率が出た事例もあります。

また、人員配置の意思決定やマネジメントにおけるコミュニケーション改善にも活用できるため、組織づくりを進めるうえでも有効なサービスです。

こんな企業におすすめ
  • 入社後の活躍確率(可能性)を部署ごとに確認したい
  • 対策ができない設問を設計し、候補者の価値観を正確に可視化したい

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ミツカリ適性検査|個人の性格特性をAIが分析

ミツカリ

出典:ミツカリ適性検査|株式会社ミツカリ

※モバイルでは以下の表を右にスクロールしてご覧ください

AI機能の特徴・人と組織のマッチ度をAIが判定
・AIの機械学習により高精度の分析結果を提供
検査内容・性格特性(誠実性、外向性 など)
・仕事上で重要な価値観
・チームとの関係性
費用(税込)・初期費用:無料
・月額料金:2万2000円〜/月(年間契約)
・受検料:2200円/人
※ライトプランは月額料金無料
公式サイトhttps://mitsucari.com/services/personality
提供企業株式会社ミツカリ

『ミツカリ適性検査』は、AI技術に詳しい京都大学大学院 田島教授の監修のもと開発され、高い精度を維持しつつ10分程度で回答できる受検負担の少ない適性検査です。

候補者の︎人物像を明らかにするだけでなく、上司と部下における「物事の捉え方の違い」などを可視化し、人と組織との︎マッチ度を判定します。

組織分析においては「起業家精神がある人が多い」といった印象を数値化するため、候補者がどの程度組織に合うのかを比較検討するときにも活用できます。

こんな企業におすすめ
  • 候補者のコミュニケーションや考え方の傾向を可視化したい
  • 社員分析で自社のハイパフォーマーを定義づけしたい

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TG-WEB eye|受検中の不審な行動をAIが監視

TG-WEB-eye

出典:TG-WEB eye|株式会社ヒューマネージ

※モバイルでは以下の表を右にスクロールしてご覧ください

AI機能の特徴・AI監視で替え玉受検やカンニングを検知
・検知した不審な行動は受検結果とともに報告
検査内容【性格検査】
・性格特性(外向性、協調性 など)
・成果を生み出すための行動力(コンピテンシー)
・ストレス耐性、ストレス対処力(コーピング)
・コミュニケーション力・リーダーシップの素質

【能力検査】
・一般常識、英語能力
・判断推理力、考察力
・事務処理能力
費用TG-WEBの受検料+500円
※税表記なし
公式サイトhttps://tg-web.humanage.co.jp/tg-webeye/
提供企業株式会社ヒューマネージ

『TG-WEB eye』は、時間・場所を選ばず受検できるWebテストの利便性を維持しつつ、AI試験官が替え玉受検やカンニングをしていないかを監視する適性検査です。

AIが受検の様子を監視するため、会場の準備や監視員の手配をする必要がないうえに、適性検査『TG-WEB』の受験料+500円と低コストで運用できます。

検査中に不審な行動を検知した場合は、受検結果とともに企業に報告されるため、報告内容を確認してから合否を判断するなど、公正・公平な採用試験の実施が可能です。

こんな企業におすすめ
  • カンニングなどの不正ができない採用試験を実現したい
  • 低コストでAI搭載の適性検査を導入したい

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セールススコア|営業人材としての活躍期待度をAIで分析

セールススコア

出典:セールススコア|オルグロー株式会社

※モバイルでは以下の表を右にスクロールしてご覧ください

AI機能の特徴・セールスパーソンとして活躍できる人材かどうかをAIが分析
・社内データをもとに「パフォーマンス予測モデル」を自動構築
検査内容【性格検査】
・性格特性(外向性、開放性、協調性 など)
・思考スタイル(論理思考、構造思考 など)
・行動スタイル(主導型、安定型、慎重型 など)
・キャリア志向性(専門性、起業家的 など)

【能力検査】
・数的処理能力
・言語能力
・推理、記憶力
費用(税込)要問い合わせ
公式サイトhttps://sales-score.jp/
提供企業オルグロー株式会社

『セールススコア』は、従業員と応募者双方の検査結果から、営業人材として「活躍できるかどうか」をAIが分析する適性検査です。

企業の営業実績データをもとに成績優秀層(ハイパフォーマー)を自動で割り出し、その従業員と共通している特徴や、入社後の活躍期待度を可視化します。

また、思考・行動スタイルから4つの営業職タイプ(成果重視、計画重視 など)に分類されるため、個々のタイプに合わせた営業教育やコミュニケーションも可能です。

こんな企業におすすめ
  • 営業人材としての資質や能力を評価したい
  • 自社の優秀層に近い人材を見極める基準を設けたい

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適性検査のAI機能を活用した企業事例

適性検査_AI機能_活用_企業事例

AI搭載の適性検査は、企業の採用活動においてもさまざまな形で活用されています。実際にどのようにAIを活用しているのか、企業の事例をみてみましょう。

※モバイルでは以下の表を右にスクロールしてご覧ください

施策効果
インターンシップで学生の自己分析(強み・弱み)に活用・学生から「自分の特徴がわかりました」と納得する声があった
・新卒採用者の50%が離職していた状況から、離職者ゼロを実現した
カルチャーマッチしそうな人材の把握に活用入社後1ヵ月で売上を上げる人や、MVPを獲得するようなハイパフォーマーの採用につながった
Webカメラを使用してオンライン受検の不正を監視Webテストの公正性が保たれ、採用プロセス見直しの検討を開始した

これらの事例からわかるように、従業員の成長をサポートしたり、受検中の不正行為を監視したりと、多様なシーンで活用されています。

「適性検査の結果をうまく活用できていない」と感じている人事担当者の方は、以下の資料を参考にしてみてください。検査結果にもとづく採用基準の決め方や、自社とのフィット度を検討する方法を紹介しています。

>>「人事のための適性検査活用BOOK」をダウンロードする(無料)

インターンシップで学生の自己分析(強み・弱み)に活用

飲食料品の卸売事業を行うアサヒ物産では、新卒採用で適性検査を実施していましたが、採用基準があいまいな状態だったため、検査結果をうまく活用できていませんでした。

具体的には、面接で「ぜひ入社してほしい」と思って採用しても、早期離職してしまう状況が見受けられました。

そこで、性格検査で組織分析ができる『ミキワメ 適性検査』を導入し、従業員の特徴や部署ごとの傾向を明確にしたうえで、独自の採用基準を設定しています。

AI機能を利用すれば「面接で聞くべき質問」も自動で生成されるため、人事担当の負担軽減とともに、候補者の考えや価値観を聞き出せるようになりました。

また、インターンシップでも適性検査のAI機能を活用しています。

学生の強み・弱みを評価し、自己分析する時間をつくったことで、AIに関心のある学生が多いこともあり「自分の特徴がわかりました」と納得する声がありました。

AI搭載の適性検査を導入したことで、以前は新卒採用者の50%の人が離職していましたが、2024年1月現在で離職者がゼロになっています。
事例:新卒採用の離職者はゼロ、内々定者は10倍に|アサヒ物産株式会社

『ミキワメ 適性検査』の活用事例を確認したい方は、以下の記事も確認してみてください。従業員の心理状態を把握し、休職・離職を防ぐサーベイの事例も解説しています。

ミキワメ_導入事例_適性検査_サーベイ_効果
ミキワメ導入事例を10社紹介|適性検査・サーベイ活用の効果とは人材の採用・マネジメントを最適化する『ミキワメ』。本記事ではミキワメの「適性検査」と「サーベイ」を導入した企業事例を10社ご紹介します。活用方法や効果を解説していますので、導入時の参考にしてください。...

カルチャーマッチしそうな人材の把握に活用

AI適性検査サービス『アッテル』を導入した企業では、採用候補者の診断結果から「活躍しやすくカルチャーマッチしそうな傾向」を把握し、迷ったときの判断材料にしています。

毎年ハイパフォーマーの状況に関するミーティングをしたうえで、適性検査の「組織が成熟して落ち着いている人が増えてきた」といった情報をもとに判断基準を決めました。

採用においては、ミスマッチの防止を図るため「この人の傾向は少し違うが、採用しても大丈夫だろうか」といった観点で選考時に確認しています。

これらの取り組みにより、入社後1ヵ月で売上を上げる人や、入社後の早いタイミングでMVPを獲得するようなハイパフォーマーの採用につながっています。
参考:適性分析のフル活用で、離職率の低下とハイパフォーマーの採用に成功|株式会社アッテル

以下の記事では、カルチャーマッチ(カルチャーフィット)に向けた採用の準備や、マッチするかどうかを見極める方法について解説しています。採用の質を高めたいと感じている人事担当者の方は、ぜひ参考にしてみてください。

カルチャーフィット(カルチャーマッチ)とは?採用時に見極める方法や事例を解説カルチャーフィット(カルチャーマッチ)は、企業の組織文化が人材に適合することを意味し、採用基準の1つとして重視されています。本記事は、カルチャーフィットの概要と見極め方、事例を解説します。...

Webカメラを使用してオンライン受検の不正を監視

AI監視型の適性検査『TG-WEB eye』を導入した企業では、採用プロセスにおいて2度の適性検査を実施し、より公正な選考を行っています。

  1. 自宅のパソコンなどからWebテスト形式で受検
  2. エントリーシート選考後に、各地のテストセンターで受検

しかし、学生の負担やテストセンターの有無を考慮すると、2度の適性検査は現実的ではないため、Webテスト中にAIが監視してくれる適性検査の導入に踏み切りました。

導入当初は「カメラで監視されてテストを受けること」への心理的ハードルが気になりましたが、オンライン面接や不正防止への理解が進み、学生も抵抗を感じず受検しています。

今後はテストセンターと同等の公正性が確保できれば、1度のWebテストだけで済ませ、学生の負担と採用コストの軽減につなげたいと考えています。

参考:「品質のSEIKO」が選んだAI監視型Webテスト|株式会社ヒューマネージ

AIを活用した適性検査でオンライン受検の不正防止を図ろう

AI_適性検査_オンライン受検_不正防止

AIを活用した適性検査は、膨大なデータを効率よく分析し、受検者の性格特性を可視化したり、入社後の活躍度を予測したりできる便利なサービスです。

採用や人材マネジメントにおいてAI搭載の適性検査を活用すれば、以下のような効果が期待できます。

また、受検の様子を監視するAI機能を活用することで、従来のWebテストでは難しかった不正行為の防止も可能になります。

適性検査サービスを選ぶときは、検査結果のアドバイス機能や、AI活用のサポート体制などを確認し、自社の採用プロセスに合ったものを導入しましょう。

ABOUT ME
佐藤 透
ミキワメラボの編集者・コンテンツマーケティングを担当。大学卒業後、複数のIT企業で勤務。HR領域や新しい働き方のトレンドに興味を持ち、2022年からリーディングマークに従事。

活躍する人材をひと目でミキワメ

ミキワメは、候補者が活躍できる人材かどうかを550円で見極める適性検査です。

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