ミキワメ導入後の成果|新卒採用の離職者はゼロ、内々定者は10倍に
適性検査の結果をうまく活用できていなかった。
人材の採用基準があいまいな状態で、業務効率が悪く、内定を出すまでに時間と労力を費やしていた。
ミキワメ導入後、新卒採用者の早期離職者が0になった。
内々定者の人数が増え、従来の採用方法では1名だったところ、10名にまで伸びた。
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今回は経営企画部 人事教育課 係長の塩本さんに、ミキワメの導入目的や活用方法などを伺いました。 導入前の課題や、ミキワメ導入後の具体的な変化についても、詳しく語っていただいています。
データを活用して採用基準を明確にしたかった
弊社がミキワメ導入前に抱えていた課題は、2つあります。
第一に、適性検査の結果をうまく活用できていませんでした。ミキワメを導入する以前は他社の適性検査ツールで採用業務を進めていて、決して悪くはなかったのですが、正直なところデータを活用しきれませんでしたね。
第二に、人材の採用基準があいまいな状態でした。そのため、業務効率が悪く、内定を出すまでに時間と労力を費やしていたというのが実情です。判断指標を統一するのは難しかったため、迷ったら人事担当者の意見をもとに、採用・不採用を決定していました。
ミキワメを導入した目的
採用のミスマッチを減らしたい
ミキワメを導入する以前は、採用した人材が必ずしも自社に合っているとは限りませんでした。 面接で「ぜひ入社してほしい」と思った候補者に内定を出しても、残念ながら離職してしまう状況が見受けられたため、「改善の余地があるな」と悩んでいました。
人事担当者としては、人材が定着して活躍してくれることを期待しています。採用のミスマッチを完全になくすのは至難の技ですが、できる限り減らしたいというのが本音です。
また、採用のミスマッチが少なくなれば、おのずと業務の効率化にもつながると考えています。せっかく入社した会社を辞めるのは、離職者にとって負担が大きく、弊社にとっても損失になります。双方に良い結果になるよう、ミキワメを使っていきたいと思いました。
ミキワメを導入した決め手
費用対効果がよい
ミキワメの詳細を伺った際に「この価格でここまでやってもらえるのか」と正直驚きました。弊社に必要なサービスはすべて揃っていたので、素晴らしいツールだなと。
たとえば、性格検査では社員の特徴を分析してくれたり、部署ごとにどのような傾向があるか調べられたりします。面接で聞くべき質問を自動で生成する機能もあるので、人事担当の負担軽減につながっていると実感していますね。
他にも多岐にわたる機能があり、いずれも分析内容の細かさや精度の高さは折り紙付きです。 価格以上のサービス内容だったので、導入後の満足度は非常に高いですね。
ミキワメの活用方法
社員のマネジメントに役立てている
ミキワメは新卒採用だけでなく、社員のマネジメントにも役立っています。 具体的には「ミキワメ ウェルビーイングサーベイ」を、弊社でも使わせていただいています。
「ミキワメ ウェルビーイングサーベイ」で全部署の社員の分析をしたところ、私たちが想定していたよりも悪い結果が出ました。なぜこのような結果になったのかを把握するために、全部署のマネージャーと面談を実施すると、上司と部下の関係性に要因があるとわかりました。
人間ですから相性の良し悪しがあるのは当然です。しかし、会社の業績を上げるためには、社員が気持ちよく働ける環境を整えなければなりません。そこでマネージャーの皆様と面談し、ウェルビーイングの結果を共有しました。人によって結果の活用度に差があるため、これから組織の改善を進めていく次第です。
インターンシップでAI機能を使い、学生の自己分析に活用している
ミキワメにはAI機能があり、インターンシップでも利用しています。学生の自己分析に活用しており、実際に使用した学生からの反応は上々ですね。
具体的な使い方を紹介しますと、事前にミキワメの適性検査を受けてもらい、強みや弱みなどを分析します。それから学生が自己分析する場を設け、結果をフィードバックする際に「このような内容ですが、ご自身の所感はどうですか?」と確認するという流れです。
AIに関心のある学生が多いというのもあって、「自分の特徴がわかりました」と納得する方が多い印象でした。
ミキワメ導入後の変化
新卒採用者の早期離職者が0になった
以前は新卒採用者の50%にあたる人数が退職していたところ、ミキワメ導入から現在(2024年1月)まで新卒退職者がゼロになりました。導入前後の背景が異なるので、単純に数値を比較できないのですが、ミキワメのおかげで早期退職者が減ったのは紛れもない事実です。
現時点で採用のミスマッチを防ぐという目的は達成できていますので、非常に満足しています。 社風に合う人材を採用できている証拠だと思っています。
内々定者が増えた
学生の就活状況によって波はあるものの、ミキワメを使うようになってから内々定者の人数が増えました。 従来の採用方法では1名だったところ、ミキワメに切り替えてから10名にまで伸びています。
明確な採用基準を設定した効果は絶大で、内定を出すか迷うケースでもデータに照らし合わせて判断できるようになりました。客観的な情報があるのは非常に助かっています。
ミキワメを使って今後やりたいこと
採用のミスマッチを減らしたい
自社で活躍する可能性が高い人材を見極めて、今まで以上に採用業務を円滑に進めたいと考えています。 従来と変わらない目標ではありますが、採用のミスマッチを減らしていきたいですね。
適材適所な人材配置を実現したい
「ミキワメ ウェルビーイングサーベイ」を活用して、全社員が自分の能力を最大限に発揮できるような、人材配置を推進していきたいです。
人事担当者にとって大変なのが、適材適所な人材配置です。社員の特徴や特性を把握することで、どの部署にどのような人を配置すべきか考える手助けになります。
社内のマネジメント人材を増やしたい
マネジメントに適している人材を見極めるのも人事の大切な業務です。社員の中からリーダーシップがある人材を探し、該当者に管理職の資質があるかリサーチする際に、「ミキワメ ウェルビーイングサーベイ」が役立ちます。
今まではプレーヤーとして能力のある社員をマネージャーに抜擢していたのですが、人事の期待通りにならないケースもありました。隠れた管理職候補者を見つけるには、やはり社員のデータを活用するのが近道だと考えています。
どのような会社にミキワメをおすすめしたいか
人材の採用要件はあるけれど、採用・不採用の判断基準がはっきりしていない会社におすすめします。とくに、毎年たくさんの候補者と面接するような大企業の場合、候補者を選抜する際にミキワメが役立つと思います。
目に見えない課題を抱えていて一刻も早く解決したいと考えている担当者の方は、ぜひミキワメの導入を検討してみてください。