採用拡大に伴い、採用基準を見直し面接官の目線を揃えるために適性検査導入

採用規模が拡大する中で、面接官の目線統一が出来ておらず、主観に片寄った合否判断が発生していた
データと主観を切り分け、双方から判断するようになり、根拠を持った採用が出来るようになった
株式会社フレッシュハウスは「住まいを守るハウスドクターとして、家と人によりそい続け、関わる全ての方を幸せにする。」をフィロソフィーに、リフォームおよびリノベーションを一貫して取り組まれている会社となります。今回は採用・教育グループの海藤様にミキワメ導入の背景とその後の変化についてお話しいただきました。
導入経緯
ミキワメを知ったきっかけとしては、同業他社のセミナーに参加したことがきっかけとなります。リフォーム業界ではあるものの、コンスタントに採用ができている会社様がノウハウを公開するというセミナーでした。その際に低コストだけど、しっかり情報が見れる適性検査があるということを伺い、ミキワメに興味を持ちました。面接官の目線合わせをする方法を模索していたこともあり、それに対して有効なツールだと思いました。
面接官の目線合わせが重要なテーマになる背景としては、これまでフレッシュハウスでは採用目標人数はしっかり達成できていたものの、グループ会社と合同で採用するように方針が変わりました。合同で採用することにより、倍の人数を採用することが目標となるのですが、その分採用に関わる人は増えるため、目線を揃える必要がありました。実際のところ、面接官ごとに好き・嫌いの傾向が分かれてしまっており、他の面接官がアサインされていれば合格になっていた、という候補者も少なくなかったと思います。
元々別の適性検査を使っていたのですが、細かい傾向値などには目がいかず、毎回似た様な解説が出てきている印象で、ちゃんと候補者の個性を理解するということができていない状況にありました。ミキワメの話を聞いた際には、良し悪しではない比較という観点で、非常にわかりやすいと思いました。点数が低い場合は短所というものではなく、それぞれ個性であるという考え方にも共感しました。
ミキワメを導入した決め手
ミキワメ適性検査は、面接官が見たいポイントに重点を置かれている印象を受け、必要な情報が過不足なく出ていたことが非常に良かったと思いました。実際に使う情報がちゃんと集約されていて、コストもリーズナブルな点も決め手としては大きかったです。
お話を直接聞いた際の印象としては、面接官がまさに気にしているポイントがまとまっていた点に魅力を感じました。導入前に、採用担当3名が実際に無料トライアルで受検をさせていただいて、システムの中身を見て、とても納得感を覚えました。面接ガイドは特に印象的で、面接官が聞くべき内容までレクチャーしてくれるのか、というのはとても有効だと思いました。経営陣に話した際も、反対意見なく、スムーズに納得をいただくことができました。
ミキワメ導入時の取り組み

弊社の採用のボリュームゾーンは営業職となるため、最初は同じ検査を既存の営業社員にも受検してもらいました。採用側から依頼することも珍しかったということもあり、受検には皆さんすぐに協力してくれました。ミキワメでは自分の結果が見れるということや、自分のタイプなどを把握できるということもポジティブに働いたのかなと思っています。現場のみなさん同士がお互いのミキワメの結果を共有することで、盛り上がったという話も聞きました。
※建設的な活用を目指して、自ら共有する取り組みは有効となりますが、個人情報に該当するため、強制的に嫌がる個人に結果の開示を求めることは推奨いたしません。
社員が受けてくれた結果を元に、売上を上げられている方の特徴や新卒入社の特徴など、分析をしてもらったりしました。しかし、自分たちの採用に活かすため、どういう切り分けで分析をすべきか、ということを突き詰める作業は、一筋縄ではいかず、最初は苦労しました。
営業の実績ランキングの上位者をピックアップして特徴を見ようとしても、個人の色が強かったりすると、あまり納得感があるものになりませんでした。所長の方の特徴を見てみたり、その中でも店舗の営業成績とマネジメント両方がうまくいっている方の特徴を調べたり、逆にクレームが多い営業の特徴も参考にしてみたり、少しずつ修正していきながら、自分たちが採用で大事にしたい項目を選定していきました。営業成績に限らず、お客様からのアンケートなども評価に加味している会社でもあるので、そういった自分たちの特徴なども踏まえた上でオリジナルの採用基準を作りました。
ミキワメの活用方法
ミキワメのシステムに入れるのは、人事部、部長エリア長、採用に関わっている本社の一部スタッフとしています。社員や候補者の個人情報ともなりますし、誤操作などを起こしてもよくないので、どこまで見られるか、どこまで操作できるか、という権限は、人によって使い分けるようにしています。
活用シーンとしては、新卒・中途ともに、1次面接と2次面接で活用しています。特に1次面接は、候補者の内面を把握することに重きを置いているので、基準とズレがある部分や懸念点については一通り確認することにしています。面接官を行っていただく20名くらいの方に対して、ミキワメさんから説明会をしてもらったこともあり、しっかり運用ができている感覚はあります。経営陣が採用や育成って大事だよね、と認識してくれているので、全社的に協力してくれる文化ができているのかなと思っています。
導入後の変化
データ・主観の両軸で合否判断ができるようになったことは、ミキワメを導入しての変化だと思います。
「好き・嫌い」「自分と合う・合わない」といった担当者の主観による判断が減ってきたと思っています。また、通過の際にも、どんな懸念点を次の面接では確認して欲しいか、ということを明らかにした上で、次の選考に通していく、というケースが増えている印象です。判断がつかないときに、次の選考で何を判断して欲しいかというポイントが明確になることで、グレーな部分を共有するように変わってきていて、これまで起きていた勿体無い不合格は明らかに減ってきている認識です。「迷ってもいいんだ」という感覚を築けたことは、面接官の安心材料になっていると思います。
ミキワメを使って今後やりたいこと

新卒・中途それぞれの候補者の分析をしていただいたところ、傾向値が明確に出て、様々な発見がありました。自社に合う方と合わない方というのも、段々掴めているので、より自社に合う方を採用していきたいと思っています。
営業職を中心とした採用であるものの、単純な成果主義ではなく、お客様アンケートなども評価に入れているという会社でもあるので、一般的な営業職に向いてそうな方は辞退しやすく、サポーティブなタイプの方の方が合格や承諾になりやすいという振り返りも出ています。これまで候補者の振り返りをしたことはなかったので、とても新鮮でした。
先々、採用だけではなく、社内での活用もしていきたいと思っています。自分の部下のことをちゃんと理解した上でマネジメントをしたり、配置配属においても、勤務地だけでなく、その方に合った職場に配属するなどもやっていきたいと思っています。
ミキワメのサポートはどうか?
全体的にすごく満足をしています。導入して終わり、使って終わりという形ではなく、そこからPDCAサイクルを回していくことにもサポートしていただいています。市況として、採用の難易度がどんどん上がってきていますが、外部人事として手を貸していただいている感覚です。カスタマーサクセスの佐野さんとの定期のMTGでは、細かい分析などもお出ししていただいており、大変感謝しています。
どんな企業にミキワメをおすすめしたいか?
候補者一人ひとりの個性に目を向けて採用の判断をしている会社におすすめできると思います。弊社では、学歴やスキルなどでフィルターをかける採用はしておらず、個性を大事にする採用を行っています。
弊社の中には、建築以外の別業界から弊社に入社していただいている方も沢山いますし、営業職にも色々なタイプの営業がいます。入社した後も、ルールやマニュアルがない仕事であり、だからこそ様々な個性を活かせる仕事だと思っています。リフォームやリノベーションはOne to Oneのものづくりであって、究極のBtoCだと思っています。入社してから最初の2~3ヶ月はしっかり研修のプログラムを用意させていただいておりますが、そこからは一人ひとりの個性を活かすことで様々なお客様の要望に応えられるようになるため、会社としても一人ひとりの個性を大事にしていくことが重要だと考えています。弊社のような個性を活かしたいという会社とミキワメはとても相性が良いと考えております。
担当者からひとこと
海藤様、素敵なインタビューありがとうございました!
社員一人ひとりが個性を発揮している環境であり、候補者に対しても、社員に対しても様々な個性を理解した上で、活かそうとされていることを非常によく理解させていただきました。まさにミキワメは優劣ではなく、一人ひとりの個性を大切にしていくという思想のもと作られたサービスでもあるので、個性を大事にしていきたいという企業様にお使いいただけていること、大変嬉しく思います。
海藤様のお話にありましたように、候補者一人ひとりの個性を正しく理解したいという会社様には大変おすすめできるかと思いますので、ご関心いただける方はぜひ、下記リンクより資料をご確認ください!