優秀人材の確保が困難な現代において、採用ミスマッチや退職リスクを測定するために適性検査を導入する企業は増加傾向で、SPIやミキワメ 適性検査などが主なサービスとして台頭しています。
企業の中にはそれぞれのサービスを併用して、「新卒採用 / 中途採用 / 人材育成・マネジメント」支援で大いに役立てているところもあります。
本記事では、SPIとミキワメ 適性検査の機能や料金、メリット・デメリットを比較し、最適な適性検査サービスを選ぶためのポイントをまとめました。
また、採用やマネジメント支援の活用による業務効率化や取り組みについても触れ、プラン形態の違いやサービス乗り換えに関する情報もご紹介します。
さらに無料でダウンロード可能な比較表を用意し、より総合的な判断ができるようにサポートいたします。
本記事を参考に、ぜひ適性検査サービス活用の幅を広げてみてください。
適性検査とは?
一般的には採用選考の一環で実施され、応募人材が企業の求める人物像とマッチするのか、募集職種に適性がある人材かを見極める目的で活用されています。
ただし新卒採用と中途採用では、適性検査の主な利用目的が少々異なります。
- 新卒採用:社会人基礎力を持つ人材か、社風や配属部署に適性を持つか見極める判断材料
- 中途採用:離職リスクが少ないか、募集職種や人物像にマッチするか見極める判断材料
適性検査は、学力や性格だけではなく組織や職種への適性などを測定できるため、新卒採用・中途採用を問わず必要な試験となりました。「採用時に適性検査・筆記試験を実施する」と答えた企業が91.8%だったとする調査結果からも、適性検査の重要性が伺えます。
また、従業員の人材育成やマネジメントにも活用できます。
性格検査のデータからわかる傾向をもとに、適切なコミュニケーションや育成計画の立案が可能です。
さらに従業員に合った配属先を決める材料にもなるため、人員配置にも有効活用できます。新入社員の配置決めや人材育成にうまく生かせると、ミスマッチからの離職防止を期待できるでしょう。
以下の記事では、新卒採用と中途採用における適性検査の選び方を解説しています。より詳細を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
ミキワメ 適性検査とSPIの基本情報
ミキワメ 適性検査とは?
ミキワメ 適性検査は、株式会社リーディングマーク(当社)が開発・提供している、自社独自の適性判定や入社前後のサポートに特化した適性検査です。
性格検査(10分)と能力検査(20分)で構成されており、特に短時間で多くの情報が取得でき、候補者負担も軽いことが特徴です。
性格診断は社内でも受検いただくことで、従業員の自己理解促進に活用できます。
また、その全体分析を通して、候補者の適性判定や性格に応じた入社後のサポートができます。
受検料は社員が無料、採用候補者は500円(税別)と低コストで運用できるため、コストパフォーマンスにも優れている適性検査です。
なお、別途ランニングコストが3万円〜/月(年間契約・税別)必要となります。
ミキワメ 適性検査が選ばれる理由
ミキワメ 適性検査が選ばれる理由は大きく分けて3つあります。以下より、一つずつ解説していきます。
1.自社独自の基準で採用の質が向上
貴社独自の採用基準を部署やチームごとに複数作成できるため、自社に合う人材を精度高く定量的に見極め、採用の質を向上できます。
2.組織分析を前提としたシステム構造
社員の方の受検、組織分析が追加費用なしで実施可能。適性検査を受けただけではなく、集めたデータを有効活用できます。
3.オンボーディングやマネジメントにも活用
性格検査の結果を採用だけでなく、配属からオンボーディング・マネジメントにも活用可能。新入社員だけでなく、在籍の長い社員も含めて幅広く活用できます。
『ミキワメ 適性検査』の公式ページは以下よりご覧になってみてください。
SPIとは?
SPIとは、受検者の基礎能力と性格を可視化できる適性検査の1つです。
正式名称はSynthetic Personality Inventory(総合適性検査)で、リクルートマネジメントソリューションズから提供されています。
2023年3月期の実績では、年間1万5500社以上の企業がSPIを採用選考で利用していることがわかっています。
SPIは人材採用だけでなく、採用後のフォローや従業員のマネジメント、学生のインターンシップなど、幅広い用途が魅力です。
ただし、適性検査で自社に合った人材かを判断した場合は、自社の社風や雰囲気を反映できないSPIだけでは不十分です。
そのため他の適性検査と組み合わせたり、より目的に近い適性検査を探したりする必要があります。
SPIの4つのカテゴリ
SPIの結果の帳票には、4つのカテゴリ(能力・職務への適応のしやすさ・組織への適応のしやすさ・性格的な特徴)があり、基礎能力と性格の特徴をつかめる点が特徴です。
たとえば「性格的な特徴」では、「行動的側面」カテゴリの「持続性」という項目で、受検者の粘り強さが点数化されます。
このような性格の特徴に関する項目は合計で18個あり、限られた面接時間ではわからない人柄がわかります。
算出されたデータをもとに、基本的な特徴や仕事への取り組み方がテキストでまとめられているため、自社が求める人材像と照らし合わせることも可能です。
面接前に受検者の性格の傾向をつかめると、質問項目も立てやすくなります。
『SPI』を詳しく知りたい人事担当者の方は、以下よりご覧になってみてください。
ミキワメ 適性検査とSPIを併用するメリット
『ミキワメ適性検査』と『SPI』を併用することで、以下のメリットがあります。
あらゆるニーズへの対応が可能となる
『ミキワメ 適性検査』と『SPI』を併用することで、企業の細かなニーズに対応する幅が広がり、あらゆるニーズへの対応が可能となります。
なぜなら、これらのサービスはそれぞれ異なる特徴を持っているからです。
SPIで候補者の潜在能力を正確に把握し、ミキワメで自社にマッチし活躍できる人材なのかを見定めることができるため、より精度の高い採用が実現されます。
トラブル発生時の迅速なカバーができる
ミキワメはウェブ環境がある中、スマホ1つあればどこでも受検可能なため、テストセンターでの受検ができないようなイレギュラーが発生した場合も、候補者の受検が滞りません。
『ミキワメ 適性検査』のメリットや特徴については、以下の記事で詳細を解説しています。詳しく知りたい人事担当者の方は、是非ご覧になってみてください。
ミキワメ 適性検査とSPIを併用するデメリット
『ミキワメ 適性検査』と『SPI』を併用する際、「管理」と「コスト」の点でデメリットがあるため、それぞれ解説していきます。
管理の複雑化
複数の適性検査サービスを併用すると、管理作業が複雑になる可能性があります。
それぞれのサービスで候補者情報管理などのシステムがあり、別々に管理する必要が出てきます。
加えて、それぞれのプラットフォームでの操作方法も異なるため、社内での調整やトレーニングが必要となって運用コストが増加する事態が考えられます。
コストの増大
複数の適性検査サービスを併用は、それぞれ受検費用が発生します。
検査目的が重複する場面もあるため、利用目的や契約内容について無駄なコストが出ないように定期的に見直す必要があります。
なお、『ミキワメ 適性検査』と『SPI』はともに候補者受検者数が一定水準以上の場合、金額の割引制度なども提供されているため、場合によってはどちらかのサービスに統一したほうがよいケースもあるでしょう。
併用におけるメリットとコストのバランスに関しては、社内で慎重に検討することが重要です。
『ミキワメ 適性検査』では、適性検査に関するご相談はもちろん、各種ご相談にも真摯に対応させていただきますので、お気軽にご相談ください。
⇒ ミキワメ 適性検査の導入事例を見る
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まとめ
本記事では『ミキワメ 適性検査』と『SPI』を併用することで、人事の業務を効率化できるポイントを解説しました。
人事業務の効率化によって、活躍人材の採用力強化はますます企業に必要とされるでしょう。
それに伴い、サービスもさらなる機能の追加や、より多くの外部サービスの連携が可能となり、その利便性は高まると予想されます。
適性検査サービスをすでに導入しているが、課題やほかに希望する機能があるという方は、他サービスとの併用を検討することが課題解決への第一歩となるかもしれません。
適性検査を比較したい方は以下の資料を参考にしてみてください。
ミキワメは、候補者が活躍できる人材かどうかを500円で見極める適性検査です。
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