「社員のコンディションをタイムリーに把握したい」
「組織の状態を可視化し、職場環境の改善に役立てたい」
このような悩みを抱えている経営者や、人事担当の方も多いのではないでしょうか。
組織・社員の状態をリアルタイムで把握するためには、月1回や週1回といった高頻度で調査を行う「パルスサーベイ」が有効です。
社員のコンディションやストレス度合いの変化をモニタリングすることで、個別の面談やチーム内のサポート強化といったケアにつなげられます。
本記事では、以下の内容をわかりやすく解説します。
- パルスサーベイの目的と導入する3つのメリット
- 組織改善にパルスサーベイの結果を活かす方法3選
- パルスサーベイを導入している企業の取り組み事例
パルスサーベイを正しく活用することで、社員の声に素早く気づき、風通しのよい職場づくりを実現できます。
また、パルスサーベイの種類や活用事例をまとめた資料もご用意しています。以下のリンクよりダウンロード(無料)してご活用ください。
>>「パルスサーベイとは?代表的なサーベイの種類と活用事例」の資料をダウンロードする

パルスサーベイとは?

パルスサーベイとは、社員の満足度やコンディションを月1回・週1回といった高頻度で調査するサーベイのことです。
そもそも「パルス(pulse)」は脈拍の意味を持ち、定期的にチェック・調査するという意味合いから、パルスサーベイと呼ばれています。
短い間隔で定期的に調査を行い、社員の状態変化をいち早くキャッチすることで、職場の環境改善や1on1ミーティングなどのサポートが可能です。
企業と社員とのつながりを数値化したエンゲージメントも把握できるため、人事評価や人材マネジメントなどの人事施策にも活用できます。
パルスサーベイ以外にも、目的に応じたさまざまなサーベイがあります。種類や特徴を詳しく知りたい人事担当者の方は、以下の記事を確認してみてください。

パルスサーベイとセンサスの違い
パルスサーベイとセンサスは、以下の表のように「実施頻度」と「質問数」に違いがあります。
種類 | 実施頻度 | 質問数 |
---|---|---|
パルスサーベイ | 月1回・週1回 など | 約5〜15問 |
センサス | 年1〜2回 など | 約50〜150問 |
パルスサーベイの目的は、高頻度の調査でタイムリーにデータを収集し、社員の状態やコンディションの変化を把握することです。
一方センサスは、組織と社員に関するさまざまな情報を調査し、多角的なデータの収集・分析を目的としています。
実施頻度が低いセンサスは、スピーディな組織改善には向いていません。しかし、パルスサーベイと組み合わせることで、現場の意見をすぐに収集できる仕組みをつくれます。
パルスサーベイとエンゲージメントサーベイの違い
パルスサーベイとエンゲージメントサーベイは、実施手法と目的が異なります。
パルスサーベイは、実施頻度が高いサーベイを指し、社員のエンゲージメントに加えて「コンディション」や「満足度」の測定を行います。
エンゲージメントサーベイは、主にエンゲージメントに関する要素を測定し、組織と社員の「つながりや信頼関係の強さ」を把握することが目的です。
ただし、高頻度でエンゲージメントを測定するサーベイの場合は、「エンゲージメントサーベイ」でもあり「パルスサーベイ」にも該当します。
以下の記事では、パルスサーベイ・エンゲージメントサーベイ・ES調査(従業員満足度調査)の違いを解説しています。それぞれのメリットや活用方法を知りたい方は、ぜひ確認してみてください。

パルスサーベイの主な目的

企業がパルスサーベイを導入する目的は、主に以下の2点です。
パルスサーベイは、社員のコンディションの変化を定期的に把握し、早めの対応につなげるための調査です。現場で起きている小さな問題を見逃さず、働きやすい職場への改善に活用できます。
以下より、それぞれの目的を解説します。
組織・社員の状態を見える化する
企業がパルスサーベイを導入する目的は、組織全体と社員個人の状態を「見える化」することです。毎週や毎月といった高い頻度で調査を行うことで、日々のコンディションやモチベーションの変化を数値で把握できます。
たとえば、調査で「仕事に前向きな気持ちで取り組めていますか?」と質問すれば、社員のやる気やストレス状況が「どの時期にどう変化したか」を確認可能です。
回答結果のスコアが以前よりも低下していれば、「何か問題を抱えているかもしれない」と察知し、面談やサポートの必要性を判断できます。
また、回答形式もシンプルで、5段階評価や簡単なコメント入力が中心です。そのため、回答者の負担が少なく、調査・改善のサイクルを回しやすくなります。
職場の課題・問題点を早期に発見する
パルスサーベイのもう一つの目的は、職場に潜む課題や問題点を早いタイミングで発見することです。問題が深刻化する前に兆候を把握すれば、適切な対策を講じて、社員の休職や離職、社内トラブルといったリスクを未然に防止できます。
たとえば、ある部署で「相談しにくい雰囲気がある」という回答が増えている場合、職場内のコミュニケーション不足や、上司のマネジメントに課題があると考えられます。こうした問題を早期に把握できれば、以下のような対応が可能です。
- 調査結果をもとに、職場ごとの課題と改善策を話し合う
- 上司と部下の1on1ミーティングを定期的に実施する
- 上司に対するマネジメント研修を開催する
- 社内ホットラインや外部の相談窓口を整備する
パルスサーベイは、社員一人ひとりのコンディション変化を追いやすく、回答の傾向から「最近ストレスが増えている人」なども見つけられます。
組織・社員の小さな異変に気づける点がパルスサーベイの強みであり、年1〜2回行うサーベイとの大きな違いです。
パルスサーベイを導入する4つのメリット

パルスサーベイを導入するメリットとして、以下の4点が挙げられます。
定期的かつ高頻度の調査を通して、組織の課題・改善点を素早く把握できることがパルスサーベイの大きな特徴です。
以下より、それぞれのメリットを詳しく解説します。
社員の満足度をリアルタイムで把握できる
パルスサーベイを導入することで、社員の「組織に対する意見」や「満足度」をリアルタイムで把握できます。
年1〜2回程度で行うサーベイに比べて実施頻度が高いため、社員のコンディション変化を素早くキャッチし、以下のような状況に合わせた対応が可能です。
- モチベーションが低下している社員に、個別のフォローアップを実施する
- 業務負荷が偏っている部署に対して、業務調整や人員配置の見直しを行う
- 離職リスクが高まっている社員への個別面談やキャリア支援を行う
たとえば、サーベイツールの『ミキワメ ウェルビーイングサーベイ』には、ストレスやメンタル状態の変化をアラートで知らせてくれる機能が搭載されています。
その機能を活用すれば「ケアを優先すべき社員」が明確になり、休職・離職につながる前に対処できます。

調査結果をもとに、浮き彫りになった問題を早期に解決することで、社員は「迅速にサポートしてくれた」と感じ、企業に対する信頼や満足度も高まるのです。
以下の記事では、従業員満足度とエンゲージメントの違いや、満足度を高める方法ついて解説しています。本記事と合わせて確認してみてください。

エンゲージメントの向上で生産性が高まる
パルスサーベイの結果をもとに職場環境が改善されることで、社員は組織に対して信頼感を抱くようになり、自社への愛着(エンゲージメント)や満足度が向上します。
その結果、社員一人ひとりの主体的な行動や職場内の連携が見られるようになり、組織全体の生産性向上につながるのです。
アメリカの調査会社であるギャラップ社は、職場のエンゲージメントと組織の成果に関する調査を行い、両者の相関関係について分析しています。
エンゲージメントが高い「上位25%の企業」と「下位25%の企業」を比較すると、上位25%の企業では、生産性(売上高)が18%高いことがわかりました。
つまり、パルスサーベイを通じて社員のエンゲージメントを高めることは、組織全体の成果向上にも直結する重要な取り組みと言えます。
以下の記事では、エンゲージメントの業績の関係についてデータをもとに解説しています。企業が実践するエンゲージメント向上施策も紹介していますので、本記事と合わせて確認してみてください。

社員に内省(気づき)の機会を提供できる
パルスサーベイは、社員に対して自分自身の状態や、働き方を定期的に振り返る「内省の機会」を提供できる調査です。
普段の業務では、自分の気持ちやコンディションを意識する時間は限られています。しかし、サーベイを通して自身の心理状態が可視化されれば、自分の中にある感情や変化に気づくきっかけになるのです。
たとえば、「仕事への意欲・やりがい」に関する質問に回答することで、以下のような前回調査との違いや変化に気づけます。
- 毎日の業務が「こなすだけ」になっていることに気づいた
- 今まで感じていた達成感や充実感が薄れていると感じた
- 新しい仕事への意欲が湧いていないことに気づいた
- 上司や同僚との関わりにストレスを感じていると認識した
こうした内省(気づき)によって、ストレスの蓄積や業務への違和感などを早めに自覚し、自身でも改善に向けた行動を起こせます。
パルスサーベイは、組織状態を把握するための手段だけではなく、社員一人ひとりに気づきの機会を与える重要な調査なのです。
少ない質問数で回答者の負担を軽減できる
パルスサーベイは、質問数が少なく短時間で実施できるため、回答者に負担をかけず調査ができます。インターネットさえあれば、スマホやパソコンから場所・時間を選ばず回答できるのも利点です。
日本能率協会総合研究所の調査によると、社員向けサーベイが盛んに行われる中で、「また調査をするのか」といった社員のサーベイ疲れを指摘しています。
社内調査に対して正直に回答しているか質問したところ、約1割の人は「違う(※)」と回答しました。一部の社員においては、会社に忖度した内容を伝えていることがわかります。
(※)「どちらかといえば違う」「まったく違う」の合計
このような背景を踏まえると、質問数が少なく短時間で回答できるパルスサーベイは、社員にとって心理的・時間的な負担が少ないことが伺えます。
社員に負担をかけない調査だからこそ、定期的に実施しても「サーベイ疲れ」を起こしにくくなり、現場の声を継続的に拾い上げられるのです。
パルスサーベイを導入するデメリット

パルスサーベイの導入によって生じるデメリットは、以下の2点です。
適切に運用しないと、調査そのものが目的になってしまう可能性があるため、導入の計画段階から運用方法を検討しておきましょう。
以下より、各デメリットを詳しく解説します。
実施頻度が高くマンネリ化しやすい
パルスサーベイを導入するデメリットの一つとして、週1回や月1回など実施頻度が高くなることで、マンネリ化しやすい点が挙げられます。
サーベイの導入初期は、質問に対して社員が積極的に回答する傾向があり、有効なデータを取得しやすいです。
しかし、長期間にわたって同じような内容の質問を繰り返してしまうと、社員の関心や意欲が低くなり、回答率やフィードバックの質が低下する可能性があります。
パルスサーベイの質問内容を定期的に見直し、多様なテーマやアプローチを設定することで、社員の興味や関心を保ちながら実施できます。
スピーディな分析と改善が求められる
パルスサーベイは、リアルタイムで社員の意見を収集できる一方で、スピーディなフィードバックと課題解決が求められます。
フィードバックが遅れたり改善策の提案がなかったりすると、組織に対する不満や不信感を抱き、エンゲージメントが低下する恐れがあります。
パルスサーベイを導入する人事担当者の方は、関連部署との連携を強化した上で調査結果の共有を図り、スピード感のある改善に取り組みましょう。
以下の記事では、サーベイ結果の分析方法を具体例を交えて詳しく解説しています。データの活用方法も紹介していますので、本記事と合わせて確認してみてください。

パルスサーベイで実現するウェルビーイング

パルスサーベイは、組織運営のさまざまなシーンで活用されているため、重視する調査項目を整理しておくことが重要です。
とくに近年では、パルスサーベイを用いてウェルビーイング(従業員幸福度)に関する項目を測るケースが増えてきました。その背景には、我が国におけるウェルビーイングの大きな動きが関連しています。
たとえば、2021年内閣府に「Well-beingに関する関係府省庁連絡会議」が設置されました。
また、同年には日本経済新聞社と公益財団法人Well-being for Planet Earthが、有志企業や有識者・団体等と連携して「日本版Well-being Initiative」を設立しました。
企業においても「ウェルビーイング経営」などが注目され、官民において加速度的にウェルビーイングの議論が進み始めています。
その流れの中で人々のウェルビーイングを高めるためには、何らかの指標を用いてウェルビーイングを数値化し、データを分析していくことが求められます。
以下の記事では、ウェルビーイングの概要や企業が実践する取り組みを解説していますので、本記事と合わせて確認してみてください。

パルスサーベイを効果的に活用する方法

パルスサーベイには、以下のような活用方法があります。
高頻度で実施するパルスサーベイの特徴を活かすことで、社員のストレス度合いやコンディションの変化を定点観測する仕組みをつくれます。
以下より、それぞれの活用方法を詳しく解説します。
異動直後の負担感をモニタリング
パルスサーベイは、社員の異動直後における心理的な負担のモニタリングに活用可能です。新しい職場や業務に慣れるまでには一定の時間がかかるため、疲労やストレスが蓄積しやすくなります。
たとえば、異動から1週間後・1ヵ月後といったタイミングでサーベイを実施すれば、新しい環境への適応状況を確認できます。主な質問例は以下のとおりです。
- 新しい職場の雰囲気に慣れてきたと感じますか?
- 現在の業務に対して不安や戸惑いはありますか?
- 困ったときに相談できる相手が職場にいますか?
実際にパルスサーベイを活用している企業では、異動した社員の状態をサーベイで確認し、スコアが大きく変化していないかを把握しています。
ある社員の結果を確認したところ、本人が納得して異動したにもかかわらず、大きな負担を感じている(スコアの低下)ことがわかりました。
調査結果を踏まえて、会社からのフォロー方法や面談の仕方を変えたことで、スコアも改善しました。
事例:組織と個人の心の健康状態を見える化し、エンゲージメントのさらなる向上へ|株式会社ペンシル
このように、パルスサーベイを活用することで、表面では見えにくい異動直後の不安やストレスを早期に察知し、的確なフォローにつなげられます。
メンタルヘルスに関する問題の早期発見
パルスサーベイを定期的に配信すれば、社員のメンタルヘルスに関する問題を客観的かつ、早いタイミングで把握できます。具体例は以下のとおりです。
- 朝起きるのがつらく、出勤前から憂うつ感を抱いている
- 仕事への集中力が続かず、ミスが増えている
- 上司や同僚との関わりを避けるようになっている
- 役割に強いプレッシャーを感じ、常に不安な気持ちが続いている
働く環境や人間関係の変化によって、社員のメンタルヘルスは日々影響を受けていますが、本人が自ら不調を訴えるケースはそう多くはありません。
実際に、若手社員のフォロー役として先輩社員(エルダー)を配置している企業では、エルダーが各メンバーの業務状況や人間関係、メンタル状況を報告書にまとめています。
毎月の報告書(テキスト情報)だけだと見えない部分も多くあるため、そこを補完する役割としてサーベイの結果を活用しています。
事例:ミキワメで見えてきた、オンライン時代の社員ケア|株式会社サイバーネーション
このように、社員が言葉にしにくいメンタルヘルス不調を察知することで、組織として休職・離職を防ぐサポート体制を整えられるのです。
パルスサーベイの実施方法・手順

パルスサーベイを導入・運用するためには、以下のようなステップで行います。
- 目的とテーマの設定
- サーベイツールの選定
- 質問項目の設定
- 社員へ周知・サーベイの実施
- 結果の集計・分析
- 社員へフィードバック
- 改善策の検討・実行
パルスサーベイは月1回や週1回など高頻度で実施されるため、社員にとっては「また調査か」と感じてしまうこともあります。
頻繁な調査による負担やストレスを避けるためには、事前に調査の目的や内容を丁寧に説明し、社員の理解を得ることが大切です。
『ミキワメ ウェルビーイングサーベイ』では、性格検査(年1回程度)の結果に基づいたパルスサーベイ(月1回程度)を実施し、社員のコンディション変化を把握します。

社員の状態に応じて、人事や上司がフォローを行うことで、休職や離職の抑制につながります。
サーベイで収集したデータを分析し、組織課題や社員個人の問題を表面化させ、最適な改善策を検討しましょう。
パルスサーベイの主な質問項目【質問例あり】

企業が行うパルスサーベイでは、以下のような質問項目が出題されます。
- やる気やモチベーション
- 仕事のやりがいや充実感
- 仕事とプライベートのバランス
- 上司や同僚とのコミュニケーション
- 職場環境や福利厚生に関する満足度
- 成果やパフォーマンスの評価方法
- 自己成長やキャリアアップの機会
目的に沿った質問を設定することで、社員のリアルな声を取り入れたアクションプランを策定できます。
以下より、具体的な質問例を紹介します。
一般的なパルスサーベイの質問例
一般的なパルスサーベイで出題される質問例は、以下のとおりです。
【従業員満足度】
- 最近の仕事について、やりがいを感じていますか?
- あなたの業務の目標や役割は明確ですか?
- あなたの提案や意見が尊重されていると感じますか?
- 最近の業務でストレスや負担を感じていますか?
- 仕事中に時間が経つのが早いと感じますか?
【組織・チーム関係】
- 同僚や上司とのコミュニケーションに満足していますか?
- チームメンバーとのつながりを感じますか?
- 仕事量はチーム内でバランスよく分散されていると感じますか?
【待遇・職場環境】
- 仕事とプライベートのバランスはとれていると感じますか?
- 企業から自分が大切にされていると感じますか?
- 現在の賃金制度について満足していますか?
このような質問から社員の意見やニーズを把握することで、職場環境の改善に役立てられます。以下の記事では、パルスサーベイの質問例を多数紹介しています。本記事と合わせて確認してみてください。

『ミキワメ ウェルビーイングサーベイ』の質問例
サーベイツールの『ミキワメ ウェルビーイングサーベイ』では、3分で回答できるアンケートを通して、6つの尺度から「ウェルビーイングスコア」を可視化します。
【6つの尺度】
- 仕事への活力
- 会社への愛着
- 心身の状態
- 仕事内容
- 人間関係
- 業務負担

実際に出題される質問例は、以下のとおりです。
【キャリア】

【コミュニケーション】

【コンディション】

『ミキワメ ウェルビーイングサーベイ』は、ウェルビーイング(従業員幸福度)を重視した設計になっています。そのため、単に心理状態の変化を把握できるだけでなく、結果に基づく具体的な改善アクションも提案されます。
詳細を確認したい方は、以下のリンクよりお気軽にご相談ください。
パルスサーベイでよく使われるツール3選

ここからは、パルスサーベイでよく使われるツールを3つ紹介します。
それぞれのツールの特徴を理解し、自社に合った適切なツールを選択することで、エンゲージメント向上につながる施策立案が可能です。
以下より、各ツールの詳細を解説します。
また、エンゲージメントサーベイのおすすめツール14選をまとめた別の記事もご用意しています。特徴や機能を比較して検討したい方は、ぜひ参考にしてみてください。

1.ミキワメ ウェルビーイングサーベイ(株式会社リーディングマーク)

※モバイルでは以下の表を右にスクロールしてご覧ください
費用 | 要問い合わせ ※利用人数によって異なる |
実施頻度(時間) | 1ヵ月に1回程度(3分) |
特徴 | ・社員の心理状態をタイムリーに把握できる ・個人へのアプローチで離職や休職を防げる ・性格を踏まえた適切な対話方法がわかる |
公式ホームページ | https://mikiwame.com/well-being.html |
提供会社 | 株式会社リーディングマーク |
『ミキワメ ウェルビーイングサーベイ』は、社員の性格を踏まえた質問で「心の健康状態」を可視化し、支援を求めている社員へのケアができるツールです。
「本当に質問するべきポイント」に絞って検査を行うため、短時間(3分間)かつ高頻度(月1回)での調査が可能です。
調査結果から組織と社員のコンディション(幸福度)を可視化することで、改善が必要かどうかをひと目で判断できます。
また、個々のコンディションに合わせて「上司へのアドバイス」や「本人のセルフマネジメント」も提供されるため、組織と個人の両面から改善アクションを起こせます。
『ミキワメ ウェルビーイングサーベイ』の特徴や導入手順を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。実際に導入した企業の評判・感想も紹介しています。

2.カオナビ(株式会社カオナビ)

※モバイルでは以下の表を右にスクロールしてご覧ください
費用 | 要問い合わせ ※利用人数によって異なる |
実施頻度 | 週次・月次の設定可能 |
特徴 | ・個々に最適な設問が設定され、簡単な操作で調査できる ・人材データベースと照合して改善策を検討できる ・多様的な分析で組織状態がわかる |
公式ホームページ | https://www.kaonavi.jp/ |
提供会社 | 株式会社カオナビ |
『カオナビ』は、企業のニーズに合わせた質問項目を設定でき、カスタマイズ性に優れたサーベイツールです。
調査した結果は、ダッシュボード上でリアルタイムに集計され、人材データベースと照合して社員個人に合わせた改善策が検討できます。
サーベイの実施スケジュールを設定し、メールやSlackを使用した予約送信ができる点も特徴です。
以下の記事では、人材データベースの特徴やメリットなどを解説しています。本記事と合わせて確認してみてください。

3.Wevox(株式会社アトラエ)

※モバイルでは以下の表を右にスクロールしてご覧ください
費用(税込) | 月額330円〜/人 |
実施頻度(時間) | 週次・月次の設定可能(3分間) |
特徴 | ・人事担当と回答者の両者が使いやすい仕様になっている ・多角的な切り口から組織課題を分析できる ・豊富な蓄積データから他社との比較ができる |
公式ホームページ | https://get.wevox.io/ |
提供会社 | 株式会社アトラエ |
『Wevox』は、蓄積されたビッグデータの解析から組織の特徴・傾向を可視化し、チームマネジメントや離職率改善のサイクルを生み出すサーベイツールです。
パソコンやスマホから短時間(3分間)で実施できる上に、直感的に操作できる仕様になっているため、回答者の負担を軽減できます。
また、エンゲージメント研究の第一人者である慶應義塾大学 島津教授監修のもと開発されており、根拠に基づいた調査やデータ分析が可能です。
パルスサーベイ活用時の注意点

パルスサーベイを活用するときに注意すべきことは、以下の2点です。
エンゲージメント向上につながる組織改善を行うために、それぞれの注意点を押さえてパルスサーベイを運用しましょう。
実施目的や活用法を明確にする
パルスサーベイを実施するときには「どのような目的で実施するのか」を明確にし、具体的な活用方法を考えることが重要です。
たとえば、社員の健康管理や離職防止を目的にする場合は、コンディションやストレス度合いに関する質問の設定が必要です。
このように、目的によって質問項目や活用の方向性も変わってきます。活用例として、以下が挙げられます。
- 職場環境や福利厚生の改善点を把握する
- キャリア形成のニーズを把握し、研修プログラムを整備する
- ワークライフバランスの改善策を検討する
パルスサーベイの実施目的や活用法を明確にすることで、組織改善やエンゲージメント向上を実現するツールとして活用できます。
社員へのフィードバック体制を整える
社員へのフィードバック体制を整えることも、パルスサーベイを活用するときには注意すべき点です。
調査結果の共有や改善プランの方向性を伝えることで、社員は「自分の声が反映されている」と実感しやすくなり、サーベイへの信頼感や回答意欲が高まります。
逆に結果が共有されなかったり、何のアクションも提案されなかったりすると、調査に回答する意味を感じなくなり、回答率の低下につながる可能性があります。
パルスサーベイを機能させるためには、調査結果を放置せず、具体的な改善アクションとセットでフィードバックする仕組みづくりが必要です。
ただし、収集した情報の開示・閲覧範囲をあらかじめ設定し、プライバシーを守った運用を行いましょう。
以下の記事では、社員との対話に重点を置いた「サーベイフィードバック」について詳しく解説しています。具体的な方法や手順を知りたい方は、本記事と合わせて確認してみてください。

パルスサーベイを導入している企業事例

パルスサーベイは、多くの企業で「社員の状態把握」や「組織改善」の支援ツールとして活用されています。ここでは、2社の取り組みを紹介します。
※モバイルでは以下の表を右にスクロールしてご覧ください
取り組み | 効果 |
---|---|
月1回サーベイを実施し、結果を経営会議で共有 | ・社員の状態に応じて個別のケアができる体制が整った ・リモートワーク中心でも社員とコミュニケーションができるようになった |
状態が悪い社員を毎月のサーベイ配信で把握 | ・社員とのコミュニケーションが増え、対話の質も向上した ・会社全体で離職率が25%から20%に改善した |
以下より、詳しく解説します。
月1回サーベイを実施し、結果を経営会議で共有|インプレッシヴ
業務系システム構築を行うインプレッシヴでは、リモートワークを中心とした働き方へのシフトによって、社員のコンディションを十分に把握できていない状況でした。
出社が減ったことで、日常の何気ない会話や表情から感じ取れていた変化に気づけず、マネジメントの難しさが増していたのです。
そこで同社は、社員の心理状態を可視化する『ミキワメ ウェルビーイングサーベイ』を導入し、月1回のペースで全社員にサーベイを配信しています。
調査結果を経営会議で共有した上で、スコアが下がっている社員には「個別の声かけ」をネクストアクションに設定し、次の会議で進捗状況を確認しています。
サーベイの導入により、社員の心理状態をデータで把握できるようになり、これまで見過ごされていた小さなサインにも気づけるようになりました。
個別のケアができる体制が整ったことで、リモートワーク中心でも社員の声を拾い、働きやすい環境づくりに役立てられています。
事例:テレワーク時代のコミュニケーション革命。ミキワメが変えた社員ケアの在り方|株式会社インプレッシヴ
状態が悪い社員を毎月のサーベイ配信で把握|クリーンハウス
クリーンハウス株式会社は、介護業界の厳しさもあり、求人を出しても人材が集まらない上に、社員の離職率も高い状態でした。
その原因として、13拠点ある事業所の社員一人ひとりとしっかり向き合えていない点が考えられます。
同社は、現場の声をもとに施策を検討できる『ミキワメ ウェルビーイングサーベイ』を導入し、コミュニケーションの改善に取り組みました。
施設長が意識的に社員のコンディションを把握してくれるようになったことで、社員とのコミュニケーションも増え、対話の質も向上しています。
パルスサーベイの導入によって、会社全体で離職率が25%から20%に改善され、離職が多かった事業所においては、離職者「8〜9人」から「2〜3人」まで減少しました。
事例:離職率が下がり、人への向き合い方が変わった|クリーンハウス株式会社
パルスサーベイに関するよくある質問

パルスサーベイに関するよくある質問について回答します。
以下より詳しく解説します。
パルスサーベイはやる意味がない?その理由は?
社員に「パルスサーベイは意味がない」と言われるのは、時間を割いて回答したにもかかわらず、期待した効果が得られない場合があるためです。
とくに、調査して終わりになっているケースでは、そうした印象を持たれやすくなります。その他の理由としては、以下が挙げられます。
- マンネリ化によって形式的な回答になる
- 目的に沿った質問ができていない
- 質問数が多く、社員に負担がかかっている
パルスサーベイは、あくまで「組織状態を把握するための手段」であり、その後の対応が伴わなければ意味を成しません。収集したデータをもとに、具体的なフィードバックやアクションにつなげてこそ本来の価値を見いだせます。
以下の記事では、パルスサーベイの「意味がない」と言われる理由と対策について詳しく解説しています。本記事と合わせて確認してみてください。

パルスサーベイとストレスチェックは両方すべき?
パルスサーベイとストレスチェックの両方を実施することで、社員の意見に対して迅速に対応しながら、ストレスやメンタルの状態把握も可能です。
年1回程度のストレスチェックでメンタルヘルス不調が明らかになったとしても、すでに深刻な状態になっている場合もあります。
パルスサーベイで定期的に社員の状態をチェックすることで、心理状態の変化をリアルタイムで把握できるため、休職や離職につながる前に対処できます。
ストレスチェックは、労働者数50人以上の事業場に対して、年に1回以上の実施が義務付けられている検査です。
参考:ストレスチェック等の職場におけるメンタルヘルス対策・過重労働対策等|厚生労働省
社員のエンゲージメント向上と健康維持を両立させるためには、パルスサーベイとストレスチェックの両方を組み合わせることが望ましいです。
以下の記事では、ストレスチェック業務を効率化するサービスを紹介しています。サーベイ機能のあるツールもありますので、導入を検討している方は参考にしてみてください。

まとめ:パルスサーベイで課題の早期発見と組織改善を実現しよう

パルスサーベイは、社員のコンディションや心理状態の変化を定期的に把握できる効果的なツールです。
組織やチーム、社員個人のリアルタイムの情報を取得することで、職場の課題に応じたスピーディな施策につなげられます。
パルスサーベイを実施するときは、社員の参加意識を高めるための説明や情報共有、フィードバック体制の整備が必要です。
また、調査結果を具体的なアクションプランに結びつけることが、社員の満足度を高める上でも重要なポイントです。
社員への迅速なサポートと組織の改善に向けて、パルスサーベイの活用を検討してみてはいかがでしょうか。

従業員のメンタル状態の定期的な可視化・個々の性格に合わせたアドバイス提供を通じ、離職・休職を防ぐエンゲージメントサーベイ。無料トライアルの詳細は下記から。