適性検査

候補者に最適な面接官を選定する方法

※2020年4月より、「キャリアベース」は「ミキワメ」へと名称を変更し、サービスも大幅にアップデート致しました。
従来の適性検査のみを行う検査サービスではなく、その先の検査結果の分析を自動で行い、ひと目で「自社の社風と候補者が合っているのか」を見極めるクラウドサービスとなっております。
本記事執筆時は、キャリアベースとしてご提供をしておりましたが、現在は名称やサービス内容が一部変更となっております。

▶︎採用から会社を変える組織開発クラウド「ミキワメ」については
こちら:https://mikiwame.com/

「どの候補者を、どの面接官が担当すべきか」考えたことありますか?

面接官が候補者と企業の適合を見ているように、 候補者は、自身と企業との適合をみています。

しかし候補者が、志望企業の従業員と会える機会はそれほど多くはないでしょう。
そんな中で”面接”は、候補者自身が志望企業との相性を把握する一つの場になっています。

そのため、面接官と話をして、そこでの印象が良くないと候補者の入社意欲が減衰してしまう可能性があります。

今回は、適性検査を用いて、どの候補者にどの面接官を担当させるべきなのかを検討します。

使用データ

今回、ある企業様の面接担当者5名と候補者50名の適性検査データを用いました。

今回のデータ分析には、採用から会社を変える組織開発クラウド 「ミキワメ」を使用しています。

「ミキワメ」は、このような項目で設計されております。

どうやって分析しているのか

分析と言っても、難しいことはしません。
Excelで四則計算、平均値、分散(バラツキ)を見るだけで、一定の分析が可能です。

今回は、面接官と候補者の相性として、「距離」と「形」に着目しました。

距離の計算

「距離」は、面接官と候補者でどの程度「ミキワメ」の値が近いかという概念です。

現在のメンタルヘルスを除いた24項目を用い、面接官と候補者の差分の平均値を出しました。

今回のデータでは、面接官A~面接官Eの内、平均値が一番低い面接官を特定しました。

仮に5項目で距離計算すると、以下のようなイメージになります。

形の計算

「形」は、面接官と候補者のレーダーチャートの形の近さという概念です。

現在のメンタルヘルスを除いた24項目を用い、レーダーチャート化した上でその形の類似度を出していきます。

形の類似度は、(候補者の得点 / 面接官の得点)を各項目で計算し、それらの分散(バラツキ)を計算することで、計算します。

今回のデータでは、面接官A~面接官Eの内、一番分散が小さい面接官を特定しました。

仮に5項目でみると、以下のイメージです。

結果

「距離」、「形」の側面でそれぞれ分析をすると、以上のような結果が出てきます。(最初の4名のみ表示)

”距離が近く、値が高い項目”は、24項目の内、距離適合している面接官と値が近く、偏差値が60を超えている項目を入れています。この項目は、長所となっている可能性が高いです。

”距離が近く、値が低い項目”は、24項目の内、距離適合している面接官と値が近く、偏差値が40より小さい項目を入れています。この項目は、短所となっている可能性が高いです。

今回の結果を見ると、
候補者1は、面接官Aが担当することで、候補者がより適合を感じる可能性が高まることが示唆されます。 また、候補者Aも面接官Aも自己効力感が低いのが特徴として出ているので、面接官は自己開示をしつつ、 候補者のこういった特徴を掘り出していくことが可能です。

まとめ

今回は、「どの候補者を、どの面接官が担当すべきか」 を実際のデータを用いて、検討しました。

適性検査は、候補者の情報を知ったり、社員の情報を知るだけでなく、 候補者と社員の情報を組み合わせることで、こういった分析も可能となってきます。

また、今回は簡易的な分析でしたが、面接官、候補者の数が増えると、 更に精緻なマッチングも可能となります。

既に適性検査の回答結果がある企業様は分析を試してみてはいかがでしょうか。

まだ適性検査を用いていない、また社員が回答していない企業様は、是非導入を検討してはいかがでしょうか。

適性検査を最大限に活用し、採用の質を向上させましょう。

▶︎今回使用した検査
採用から会社を変える組織開発クラウド 「ミキワメ」の詳細はこちら

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ミキワメラボ編集部
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