ミキワメ導入事例：従業員エンゲージメントを向上できた事例【3選】

企業の経営課題のなかには、人材関連の課題が多く存在します。

「従業員との対話が不十分で、双方満足できるマネジメントができていない」

「支援を求めている従業員を見逃してしまい、離職・休職が増加傾向にある」

このような悩みを抱える企業様も多いのではないでしょうか。

これらの有効な解決策として、従業員エンゲージメントが注目を集めています。従業員エンゲージメントの充実が、組織で活躍する人材一人ひとりのモチベーションアップや離職・休職率の低下につながるからです。

今回は、『ミキワメウェルビーイングサーベイ』を活用して、従業員のマネジメントやメンタルヘルスケアを改善し、従業員エンゲージメントの向上に成功した事例を3つ紹介します。

『ミキワメウェルビーイングサーベイ』とは？社員の幸福度を高め離職・休職を防ぐ『ミキワメウェルビーイングサーベイ』は、社員の幸福度を可視化して必要なケアができるサーベイツールです。社員の定着率を高めて生産性向上が期待できます。質問例や導入の流れも解説していますので参考にしてみてください。...

事例①：組織全体の様子や個人の業務負担の偏りなども高精度で把握可能に

企業概要

業種：情報通信・IT
規模：1人〜30人

クライアント様の抱えていた課題

組織規模の急激な拡大に伴い、個々のメンバーへの適切なサポートが課題となった。内面が見えず、チェックすべき情報が複雑になり、メンバーのサポートが難しくなっていた。
メンバーの一人ひとりについて、将来の目標に合わせた業務や役割の割り当てを模索していた。

自身のスキルや志向に基づく柔軟な業務配置、また、適切なサポートを通じて個々のメンバーがモチベーションを維持できる仕組みを構築しようとしていましたが、有効な手段がない状態が続き、当社にご依頼をいただきました。

ミキワメで実施したこと

ボードメンバーがサーベイ結果を確認し、各事業部の責任者やマネージャーにフィードバックを提供した。
サーベイ結果のうち、サポートを必要とする「ケア人材」に該当したメンバーに対しては、面談や直接のコミュニケーションを通じて、より深い対話を行なった。

ミキワメウェルビーイングサーベイでは、全社や各部署の状況がS〜E判定で表示されるだけでなく、サポートを必要とする従業員は「最優先ケア」「優先ケア」のように可視化されます。状態悪化や離職の懸念が高まる前に、リアルタイムで精神面の変化に気づけます。

得られた結果や効果

ケア人材に声をかけることで、彼らの悩みや課題が浮かび上がり、それらを高い精度で把握できるようになった。これは通常のやり取りでは把握できていなかった部分である。
普段のコミュニケーションだけでは見えなかった組織全体の様子やチームごとの落ち込み、個人への業務負担の偏りなど、マクロな視点からも情報を収集できるようになった。

通常では把握困難な悩みや組織全体の状況を高精度で把握でき、ミクロ・マクロ両方の視点で重要な情報を得られるようになった点は、特に大きなプラスの変化だと言えます。

担当者コメント

ご導入いただいた後のお打ち合わせにて、ウェルビーイングサーベイの回答後にどのようにアクションしていくかのすり合わせをさせていただきました。結果的にボードメンバーの方々がまずは結果をMTG内で確認し、直属の上司の方に共有してアクションを進めていくというフローを構築いただきました。

社員とその上長のコミュニケーションがどのように取られているのか見えづらくなってきたり、社員数が増えて社員とのコミュニケーションの量が担保できなくなってきた際も、優先的にケアすべき方にアプローチし、回答後にオススメされるアクションを実施することができました。結果、ケアすべき方を見過ごすことなく正しくアクションすることができました。

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事例②：コミュニケーションの幅が広がり、相談までのハードルが下がった

企業概要

業種：不動産・物品賃貸業
規模：1人〜30人

クライアント様の抱えていた課題

今後の方針として、高い従業員エンゲージメントが実現され、かつ、退職者の少ない会社を目指している。これらを達成することで、将来的には採用活動そのものの成功も期待しており、有効なツールを探していた。

従業員エンゲージメントの高い組織は、生産性と創造性に優れており、人材定着率だけでなく、魅力的な職場として新しいメンバーを引き寄せる要因となります。従業員エンゲージメントの向上を促進し、健全で生産的な組織文化の醸成を目指していた折、当社にご相談いただきました。

ミキワメで実施したこと

従業員とのコミュニケーションを深め、個別ニーズへのより丁寧な対応を目的に、従業員の意見や性格、心身の状態を調査し、その結果を基に面談を実施した。

従業員の心のケアに重点を置いたアプローチを取り、面談を通じて個別の課題や要望を具体的に掘り下げることで、適切な対応策を打つ体制を整えました。

得られた結果や効果

ミキワメウェルビーイングサーベイの結果を管理者画面で回答者と共有しながら、サーベイの提示したアドバイスに基づいて面談を行なった。その結果、回答者からは「とても的確だ」と驚きとともに、好評だった。
サーベイ結果に基づいた面談が行えるため、面談者双方の情報共有が簡単で相談までのハードルが低下し、これまで以上にコミュニケーションが円滑になった。

サーベイ結果では、臨床心理士が監修した「現在の人間関係やエンゲージメント・仕事内容・業務負担・モチベーション」といった要素とかけ合わせた、上司の取るべきアクションが提案されます。学術的知見に基づいた適切なアドバイスにより、一人ひとりがウェルビーイングに働けるよう個別具体的なメンタルケアが可能です。

担当者コメント

ウェルビーイングサーベイをはじめ満足度を測る調査においては、性格によって高くつけやすい人や低くつけやすい人がいます。

そのため、点数だけではなく「変化」にも注目いただくようにお伝えさせていただきました。前回から下がっている方とコミュニケーションを取っていただく中で、点数が高くても「実は最近少し悩んでいて…」という声を聞くことが出来たとのことで、カスタマーサクセスとして大変うれしく思います。

また、ミキワメウェルビーイングサーベイは、回答者も結果を確認することが出来るため、お互いに探る必要がなく会話の中でスムーズに状態を確認することが出来ます。

ウェルビーイングとは？企業が取り組むメリットと実現するための3つの施策を解説ウェルビーイングとは、すべてが満たされた良好な状態を指す言葉で近年注目を集めています。優秀な人材を確保し、離職率を低下させるには重要な指標のひとつです。...

事例③：リモート環境でもメンバーの心の状態を可視化でき、早期対処が可能に

企業概要

業種：ブランドコンサルティング
規模：101人〜300人

クライアント様の抱えていた課題

顧客訪問やリモートワークを中心に、オフィス出社をせずに働く営業部門の従業員の状況を透明化することが困難であった。そして、メンタル不調にならないよう、心の問題やメンタルヘルスの課題を正確に把握したいと考えていた。

対面コミュニケーションが少ないリモートワークでは、メンバーの状況を可視化することが難しく、突然メンタル不調に陥るケースも考えられます。「従業員の心の健康を重視し、急な変化やメンタルの不調に早期に気づき、適切なサポートを提供したい」という思いから、当社にお問い合わせいただきました。

ミキワメで実施したこと

回答者がミキワメウェルビーイングサーベイでアンケートに回答、その結果を部門責任者に提供し、面談やコミュニケーションの場で活用した。

この過程を通じて、個々のニーズや課題、内面の状況を正確に把握し、効果的な健康管理や生活向上のための具体的なアドバイスが得られます。

得られた結果や効果

会社全体がリモート環境だと従業員が突然メンタル不調に陥る可能性があるが、サーベイ結果から個人の心の状態を可視化できる点に大きな意義を感じられた。また、ウェルビーイング自体にとても期待している。
リモート環境では直接のコミュニケーションが難しく、従業員が抱える課題やストレスが見えにくい。従業員の心を透明化することは組織にとって大きな価値があると、改めて感じた。

従業員の内面に生じた急激な変化やメンタルの不調に迅速に対応し、早期に問題をケアすることは、従業員の健康だけでなく組織の生産性向上に直結します。

各自の心の状態が可視化されることで、遠隔地で働くメンバー同士でもお互いの気遣いやサポートが促進されます。

結果として、従業員は安心感や仕事へのモチベーションを維持しやすくなり、会社全体がより健康で持続可能な働き方が実現できるのです。

モチベーションについては、以下の記事でも詳細を解説しています。より詳しく知りたい人事担当者の方はご覧になってみてください。

担当者コメント

導入当初は特定の部署のみで運用をいただいていましたが、効果を実感いただき、その後全社展開をしています。

現在は人事が面談をしていますが、人事異動のタイミングからは徐々にマネージャーに面談をお願いする予定とのことです。部署異動直後だからこそケアが必要なので、マネジメントガイドとミキワメAIをもとに個別のケアをしていきましょうとご提案しています。さらに、従業員自身がセルフケアできるよう、サーベイ回答後には自分の結果をきちんと確認するようにと決めごとをしています。