ミキワメ

管理者が多くても安心。大手企業でのミキワメ導入・活用のリアル

インタビュー_ミキワメ_大手企業_導入

大手企業でミキワメの導入を検討している方から、以下のような声をいただくことがあります。

「管理者が多く、自社で実際に運用できるかどうか不安」
「管理の工数や体制など、運用にどのくらい負担がかかるのか見えない」

採用・マネジメントの最適化を実現する『ミキワメ』は、お客様の目的に合わせて伴走するサービスです。大手企業での導入実績は約200社。ヒアリングを通じてゴールを設定し、営業・CS・プロダクト担当者が一体となって、大手企業特有の課題解決を支援しています。

今回は、ミキワメのカスタマーサクセス(CS)メンバーの樋口に、大手企業での運用実態や支援内容について聞きました。導入形態からフォロー体制、実際の活用事例まで、具体的な情報をお届けします。

樋口 明音:新卒でディップ株式会社に入社し中堅・中小規模の派遣会社を中心に広告の営業から掲載後のフォローまで一気通貫で支援。2024年からリーディングマークにカスタマーサクセスとしてジョイン。「採用のミスマッチを減らしたい」「その人だから輝く仕事に就ける人を増やしたい」という思いで多くの企業を支援し、現在では従業員規模1,000名以上の大手企業を中心にミキワメ利用企業の導入~活用の伴走をしている。

大手企業で広がるミキワメの導入。導入パターンごとのメリット・デメリットは?

―まず、ミキワメの大手企業での導入状況について教えてください。

1,000名以上の規模の企業で、これまでに約200社に導入いただいています。

ミキワメ_導入事例_適性検査_サーベイ_効果
ミキワメ導入事例を10社紹介|適性検査・サーベイ活用の効果とは人材の採用・マネジメントを最適化する『ミキワメ』。本記事ではミキワメの「適性検査」と「サーベイ」を導入した企業事例を10社ご紹介します。活用方法や効果を解説していますので、導入時の参考にしてください。...

―大企業の場合でも、全社単位での導入が多いのでしょうか?

部分導入からスタートすることが多いです。たとえば、特定部署だけでの導入や、「入社1年目から3年目以内の社員を対象にする」といったように、年次単位で導入するケースです。

ただ、部分導入の場合も企業の課題解決に向けてしっかりサポートさせていただきます。たとえば、離職率の低下を目的として部分導入する場合、「離職率の高い部署と低い部署に導入して、その差分を見る」といった具体的な活用方法も合わせてご提案しています。

ミキワメ_導入_メリットデメリット

―はじめから全社導入した事例はありますか?

適性検査の導入事例があります。適性検査では、社員全員のデータを集めることで、会社全体の傾向や活躍している社員の特徴を明らかにできます。

また、数年間データを蓄積することで、たとえば退職してしまった社員の過去のデータや傾向を遡れるようになり、「どのような人が辞めやすいのか」といった分析も可能になりました。

―部署単位と年次単位の導入では、人事担当者や管理者の負担は変わってきますか?

部署単位で導入する場合は、関係者が限られているので比較的スムーズに浸透することが多いです。ただ、その後全社導入へ広げようとしたとき、他部署との温度差による壁が生まれやすくなるという課題があります。

一方で、年次単位で導入する場合は、関係者が多いため最初の浸透には時間がかかりますが、全社に展開するときの壁は少なくなります。その代わり、管理者一人あたりの見る人数が増えるため、「キャパシティをどう確保するか」が課題になりやすいですね。

―導入の切り口によってその後の運用にも影響が出るんですね。

そうですね。ただ、そもそも部分導入からどのように全社へ拡大していくのか、どんな懸念が生まれるのかといった不安は企業ごとに違います。なので、当社のカスタマーサクセスでは、お客様個々の状況に合わせて導入形態を一緒に検討しています。

ご支援では「今後こういうところが壁になりそうだよね」という点を一緒に話しながら、どう払拭していくかを打ち合わせのなかで整理しています。そのうえで、全社導入に踏み切る場合は、最後までしっかりサポートさせていただきます。

大企業特有の課題に寄り添う支援。発信タイミングの調整や複数管理者へのフォロー

―ミキワメの導入時には、具体的にどのような支援をしているのでしょうか?

まずは導入企業様の理想の状態や課題などを改めてヒアリングさせていただき、課題を解決するために、どのようにミキワメがお力添えできるかをすり合わせてから導入のゴールを一緒に設定します。

そのうえで、社内で運用を始めるためのルールづくりや、管理者・回答者向けの説明会、マニュアル、オプションとして動画の提供などを行っています。

ミキワメ_大企業_課題_支援

―大手企業ならではの支援もありますか?

はい、あります。たとえば、導入の説明会ひとつでも、大手企業だと社内規定で「人事から発信できるタイミング」が厳密に決まっていることが多いんです。

なので、大切な発信機会をしっかり活かせるよう、事前準備やマニュアルのブラッシュアップなどもサポートしています。

また、管理者の人数が多いことで説明会のスケジュール調整が大変になることも、大企業ならではの課題です。都合が合わない場合は、開催頻度を増やすといったフォロー(※)も必要に応じて行っています。
※今後オプションとしてご提案する可能性が高いです。

あとは、組織が大きくなるほど「人事担当者の方が会社全体の状況を的確に把握しきれない」といった課題も出てきます。そのため、現状の進め方で問題がないか、支援の方向性が合っているかなど、日頃から細かく確認を重ねることを心がけています。

―導入後のフォロー体制についてはいかがですか?

基本的には2〜3か月に一度のフォローアップが中心ですが、上述しているような事情もあり、大手企業の場合はもう少し高い頻度で定例ミーティングを実施するケースも多いです。

小さな変化や課題を早めにキャッチし、運用が定着するように伴走しています。

―大手企業ならではの課題として「管理者が多い」という点があると思いますが、そのフォローはどうしていますか?

管理者が多い場合でも、みなさんに使い方をしっかり理解していただけるように、私たちから説明を行っています。

とはいえ、たとえ100人に説明したとしても、100人全員に同じように伝わるわけではありません。そこで、たとえば上手く活用していただいている管理者の方を私たちのほうでピックアップして、「なぜ上手くいっているのか」をヒアリングします。

そのうえで、活用のポイントや事例を社内で共有してもらうようにご提案する、といった工夫をしています。実際に成功事例をシェアすることで、他の管理者の方々にも「これなら自分たちもできそうだ」と思ってもらいやすくなります。

ミキワメ_運用体制_工数

―他にも支援の工夫があれば教えてください。

たとえば、ミキワメにはメンバーごとのコミュニケーションやマネジメントについて相談できる『ミキワメAI』という機能があります。この機能は大変便利なのですが、一方で、「そもそもどのような指示を入れたらよいのかわからない」と声をいただくことも。

そこで、私たちのほうで3パターンくらいスクリプトを作成し、「こういうときにはこの内容を入れてください」といった形でご提案しています。

「実際に入れてみると、こういうアウトプットが出ますよ」というサンプルも添えて共有するなど、わかりやすさも心がけています。

―機能の使い方まで伴走しているのですね。

はい。それに加えて「何をどこまで見ればよいのか」というラインの提示もしています。たとえば、ウェルビーイングの指標では、社員の人数が多いとケアの優先度が高い社員が大量に表示されることがあるんです。

そのような場合は「ここまでは必ず見てください」「ここはできれば見ましょう」といったように、基準を明確にお伝えしています。

―企業ごとにやりたいことは違うと思いますが、フォローの内容も調整しているのですか?

はい、お客様の「やりたいこと」に合わせてサポートをカスタマイズしています。

たとえば、「ウェルビーイングを改善したい」というゴールがあれば、逆算してどこを見ていけばよいかを一緒に整理しています。

最初は月30時間、慣れれば月1時間。運用体制と工数のリアル

―大企業での導入・運用にはどのような体制構築が必要なのでしょうか?

企業によって差はありますが、部長や課長クラス1〜3人に加えて、推進担当者1〜2人で回していただくことが多いです。大変そうに見えますが、みなさん工夫しながらしっかり運用されていますね。

ベストを言えば、ミキワメを利用される社員300人ごとに1人、人事で事業部長と連携できる担当者の方がいると運用が楽になるかと思います。

ミキワメ_運用ケース_理想

ー工数についてはいかがですか?

導入初期は、権限付与や社内へのアナウンスなど、全体で20〜30時間ほどかかります。

2〜3か月は問い合わせ対応もあるため月10時間程度が必要ですが、慣れれば月1時間程度で十分運用できるようになると思います。

「ミキワメ」の理想の運用ケースは?現場が回り出すことで全体最適のフォローが可能に。

―実際の支援内容について、具体的な事例があれば教えてください。

ITリテラシーの高い企業とそうではない企業の場合で、ご支援の内容が少し異なります。

リテラシーがそこまで高くない企業の場合、まずは使っていただけるように丁寧なフォローが必要です。

たとえば「どうしたら自然にログインできるか」「サーベイを受けてもらえるようにするにはどうしたらよいか」といった動線設計を一緒に考えたり、企業ごとに細かくカスタマイズしたマニュアルを作成したりします。

一方、ITリテラシーが高い企業では、基本的な運用は自走されることが多いです。そのため、私たちは「離職をどう減らすか」「採用のミスマッチをどう防ぐか」といった分析や改善に注力してご提案させていただきます。

ただ、いずれの場合も課題解決に向けて逆算したフォローを心がけています。

ミキワメ_支援_工夫

―ミキワメを上手に使いこなしている企業にはどんな特徴がありますか?

たとえば、ある企業ではウェルビーイングの取り組みの一環として、毎月サーベイを配信しています。

サーベイが終わると結果を確認し、リスク度が高い社員を優先的にフォロー。実際の面談はクライアント企業側のマネージャーが実施しますが、そこでミキワメのAIアドバイスを活用して「この人にはこう声をかけると効果的」といった具体的な関わり方を参考にされていますね。

このような状態になれば、私たちCSは問い合わせに対する個別対応ではなく「組織全体でここを改善していきましょう」といった提案に注力できます。現場が自走し、CSが全体最適に取り組める状態が、よい運用の形ではないかと思います。

―最後に、導入を検討している大手企業の方へメッセージをお願いします。

私たちが大切にしているのは、「ミキワメを使うこと」自体ではなく、「クライアントの課題を解決すること」です。

営業・CS・プロダクト担当者が一体となって伴走し、機能のアップデートも常に行っています。実際に「他社よりもアップデートやフォローの体制が整っている」と評価していただくこともあります。

大手企業では人数やルールの複雑さから不安も多いと思いますが、課題解決に向けて一緒に取り組んでいけるサービスだと思いますので、ぜひ安心してご検討ください。

大手企業の課題に合わせた伴走支援なら「ミキワメ」

ミキワメ_伴走支援

ミキワメは、採用・マネジメントの最適化を実現するサービスです。社員1,000名以上の企業で、これまでに約200社が導入しています(2025年10月時点)。

ミキワメは、お客様の「やりたいこと」に合わせてサポートをカスタマイズできるのが特徴です。丁寧なヒアリングを通じて課題を整理し、一緒にゴールを設定。大手企業特有の課題に寄り添い、解決に向けて逆算したフォローを徹底しています。

【具体的なサポート内容】

  • 個々の状況に合わせた導入形態の検討
  • 理想の状態や課題のヒアリング
  • 課題解決に向けたゴール設定
  • 具体的な活用方法の提案
  • 運用を始めるためのルールづくり
  • 管理者・回答者向けの説明会の実施
  • マニュアル・動画の提供
  • 成功事例のシェア
  • 導入後の定期的なフォローアップ
  • 機能のアップデートによる継続的な改善

これらが実現できるのは、営業・CS・プロダクト担当者が一体となって伴走しているからです。自社の課題がミキワメで解決できるか、まずは無料トライアルで体験してみてください。

※「管理者・回答者向けの説明会の実施」「マニュアル・動画の提供」に関しては、今後オプションとしてご提案する可能性が高いです。

ABOUT ME
佐藤 透
ミキワメラボの編集者・コンテンツマーケティングを担当。大学卒業後、複数のIT企業で勤務。HR領域や新しい働き方のトレンドに興味を持ち、2022年からリーディングマークに従事。

活躍する人材をひと目でミキワメ

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