2025年5月に労働安全衛生法の改正案が可決・成立し、2028年度にはストレスチェックの実施がすべての企業に義務づけられる予定です。
企業としては、ストレスチェックの運用体制を整え、従業員のメンタルヘルスの継続的な管理が必要です。
そこで本記事では、労働安全衛生法に準拠した検査ができる『ミキワメ ストレスチェック』を紹介します。一般的な57項目の検査に加え、組織分析にも活用できる全80項目に対応しています。
- 『ミキワメ ストレスチェック』の概要と3つの機能
- ミキワメ導入によるメリット【リスクの可視化・職場改善・離職防止】
- ミキワメ導入の手順・運用の流れ 5ステップ
本記事を通じて、『ミキワメ ストレスチェック』がどのように組織改善に役立つのか、その具体的な活用方法を確認してみてください。
『ミキワメ ストレスチェック』とは?

『ミキワメ ストレスチェック』とは、労働安全衛生法に準拠したストレスチェックを、簡単な操作で実施できるクラウド型の検査サービスです。
厚生労働省が推奨する57項目に加え、組織分析に活用できる全80項目の検査に対応しています。そのため、集団分析を通じて、職場環境の改善につなげやすいのが大きな特徴です。
また、管理者や回答者が使いやすいUI設計になっており、調査票の配布から回答の集計、検査結果の共有までをウェブブラウザ上で一括して行えます。
専用ソフトのインストールや複雑な設定が必要ないため、パソコンやスマートフォンからすぐにアクセスして検査を実施できます。
労働安全衛⽣法に完全準拠した検査が可能
『ミキワメ ストレスチェック』は、労働安全衛生法(第66条の10)に基づいた質問項目を使用しており、法令に完全準拠した検査が可能です。
厚生労働省が定めるストレスチェック制度は、従業員のメンタルヘルスを守るため、事業者に年1回以上のストレスチェックを義務づけたものです。
ミキワメでは、企業がストレスチェック制度を効率よく実施・運用できるように、必要な要件をすべて満たした設計になっています。
今後の義務化に先駆けて『ミキワメ ストレスチェック』を導入することで、法改正後に慌てて対応する必要がなくなり、スムーズな運用を実現できます。
ストレスチェックの概要や検査内容を詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。具体的な実施の手順や流れも解説しています。
『ミキワメ ストレスチェック』の主な特徴

『ミキワメ ストレスチェック』は、個人のストレス状態だけでなく、組織全体の状態・課題を把握できるように設計されています。
それぞれの特徴について、詳しく見ていきましょう。
特徴1:ウェブブラウザから簡単に設定・検査が可能

『ミキワメ ストレスチェック』は、専用ソフトをインストールする必要がなく、ウェブブラウザ上ですべての操作が完結します。
ストレスチェックを実施するときは、事務作業を行う担当者や検査対象者(従業員)を登録し、検査の配信設定を行うだけで、受検案内メールが自動で配信されます。
すでにミキワメを利用した企業からは、「厚生労働省の無料プログラムよりも設定が手軽で使いやすかった」という声もありました。
従業員はパソコンやスマートフォンから簡単にアクセスできるため、場所や時間を問わずいつでも受検可能です。
また、受検期間の終了後、まだ受検していない従業員がいる場合でも、簡単な操作で受検期間を延長(最大30日間)できます。
特徴2:組織分析に活用できる全80項目の調査に対応
『ミキワメ ストレスチェック』は、一般的な「職業性ストレス簡易調査票(57項目)」に、23項目を追加した「新職業性ストレス簡易調査票(80項目)」を採用しています。
57項目よりも多くの情報を取得できるため、より詳細な集団分析を通じて、組織内の潜在的な課題を発見しやすくなります。主な検査項目は以下のとおりです。
| 検査項目 | 内容 |
|---|---|
| 仕事の負担 | ・仕事の量、質 ・身体的負担 ・対人関係の負担 ・作業環境の負担 など |
| 心身の健康 | ・活気 ・イライラ感 ・疲労感 ・不安感 |
| 仕事のやりがい | ・仕事の裁量度 ・仕事のフィット感 ・技能の活用 ・仕事の意義 など |
| サポート要因 | ・上司のサポート ・同僚のサポート ・家族友人のサポート など |
| 職場の環境要因 | ・仕事に見合う報酬 ・上司や同僚からの敬意 ・仕事の将来的安定感 ・上司のフィードバック など |
これらの検査結果をもとに集団分析を行うことで、年齢・雇用形態・部署などの属性ごとの課題を把握できます。
特徴3:集団結果をCSVファイルで出力

『ミキワメ ストレスチェック』では、ストレスチェックの集団結果をCSVファイルとして簡単に出力できます。以下の4つの区分で算出されます。
- 性別
- 年代別
- 雇用形態別
- 部署別
算出されたスコアは「0〜4点」の範囲で表示され、高得点ほど良好な状態を示しています。
活用例(上図)としては、全国平均よりも1点以上点数が低いものを黄色で表示し、課題のある領域をひと目で把握できるようにしています。
組織の強みとなるポイントを可視化したい場合は、全国平均よりも高い項目を青色や緑色で表示してみましょう。
このように集団結果を出力し、「どの部署で、どの項目のスコアが高いのか(低いのか)」を分析することで、組織課題の発見につながります。
ストレスチェック導入・実施における企業の課題

ストレスチェック制度は、従業員の「心身の健康」を守るための重要な取り組みです。しかし、制度の導入や運用には課題も存在します。
株式会社リーディングマークの調査によると、「仕事の負担やストレスを十分に説明できなかった(36.6%)」ことが、短期離職の一因となっています。
参考:短期離職の原因は「仕事の負担・ストレスの説明不足」が約4割|株式会社リーディングマーク
採用時の十分な説明に加えて、入社後のストレスチェックを適切に実施することが、離職の未然防止につながると言えます。
それぞれの課題について、詳しく見ていきましょう。
法改正に伴うストレスチェック義務化への対応
2015年12月から実施されるようになったストレスチェックは、従業員50人以上の事業場が義務化の対象になっています。
多くの企業でストレスチェック制度の整備を求められていますが、実際には「何から始めればいいかわからない」という声も少なくありません。
とくに課題となるのが、検査実施者(産業医)の選定と管理体制の構築です。労働安全衛生法では、医師や保健師などの有資格者を実施者として選定する必要があると示されています。
しかし、社内に該当者がいない場合は外部委託が必要となるため、委託費用や契約手続きの手間が負担となるケースがあります。
2028年度には、すべての企業でストレスチェックの実施が義務づけられる予定です。
現在義務化されていない企業(従業員50人未満)においても、今のうちから法令に沿った運用体制を整えておく必要があります。
メンタルヘルス不調者に対するケアの遅れ
ストレスチェック制度の運用に関する課題として、実施後のフォロー体制が十分に整っていない点が挙げられます。
多くの企業では、検査自体は実施しているものの、結果を集計したあとの「メンタルヘルス不調者へのケア」が後回しになっているのが現状です。
本来、ストレスチェックは従業員の不調を把握し、必要に応じて産業医面談や職場環境改善につなげることを目的としています。
しかし、産業医が常駐していない企業や管理部門のリソースが限られている企業では、面談の実施や個別フォローに十分な時間を割けていません。
その結果、高ストレス者への対応が遅れ、休職や離職につながってしまうのです。
企業としては、ストレスチェック自体を目的にするのではなく、検査後のフォローまでを含めた体制を構築する必要があります。
以下の記事では、ストレスチェックの効果を高める方法について詳しく解説しています。企業の成功事例も紹介していますので、本記事と合わせて確認してみてください。
『ミキワメ ストレスチェック』を導入する3つのメリット

『ミキワメ ストレスチェック』を導入することで、法令に準拠した検査ができるだけでなく、生産性向上や離職防止といった経営課題の解決にもつながります。
それぞれのメリットを詳しく見ていきましょう。
メンタルヘルス不調のリスクを職場ごとに可視化できる

『ミキワメ ストレスチェック』は、従業員のストレス状態を測定し、職場におけるメンタルヘルス不調のリスクを可視化します。
その結果をもとに「どの職場で、どのようなストレス要因が発生しているのか」を把握することで、的確な職場改善や早期対応が可能です。
具体的には「仕事の負担」や「上司・同僚からのサポート」などの検査項目を、属性ごとに点数で可視化します。
数値の低い領域を重点的に分析すれば、業務分担の見直しや上司とのコミュニケーション改善といった具体的な対策を立案できます。
また、ストレス要因をデータとして可視化し、客観的根拠に基づく取り組みができるのも、ミキワメを導入するメリットの一つです。
ストレス要因を分析し、職場環境の改善に活用できる
『ミキワメ ストレスチェック』では、個人の検査結果を集計し、集団結果として出力します。
その結果をもとにストレス要因を多角的に分析することで、組織の課題が明らかとなり、職場環境の改善につなげられます。具体的な実施手順は、以下のとおりです。
※モバイルでは以下の表を右にスクロールしてご覧ください
| 実施手順 | 内容 | |
|---|---|---|
| 1 | ストレスチェックの実施 | ストレスチェック受検期間の終了後、管理画面に集団結果が表示される |
| 2 | 集団結果(CSV)の確認・解釈 | 集団結果のCSVファイルをダウンロードし、結果を確認する |
| 3 | 集団ごとにスコアの特性を考察 | ・部署・年代・雇用形態などの集団ごとにスコアを比較する ・どの層にどのようなストレス傾向があるのかを客観的に把握する |
| 4 | 職場状況の分析・改善・効果測定 | ・集団の強みや伸びしろ(課題)を整理する ・改善するための計画や施策案を検討する ・施策実施後の効果測定を行う |
このように『ミキワメ ストレスチェック』では、集団結果を活用した継続的な組織改善のPDCAサイクルを構築できます。単に検査を行うだけでなく、「分析・改善・効果測定」の一連のプロセスを自社で完結できる点が大きな魅力です。
ミキワメの特徴については、以下の資料で詳しく紹介しています。無料でダウンロードできますので、本記事と合わせてぜひご活用ください。
組織分析の結果に基づいて、離職防止策を検討できる
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『ミキワメ ストレスチェック』の最大の強みは、組織分析(集団分析)の結果をもとに、具体的な離職防止策を検討できることです。
単にストレスの有無を測定するだけでなく、「上司からのサポート」や「仕事のやりがい」といった測定項目から、以下のような離職の引き金となる要因を把握できます。
- 上司や同僚からのサポート不足による、職場での孤立感や不安感
- 業務量の多さによる、過度な負担や長時間労働の慢性化
- 成長実感の欠如による、モチベーションの低下
- キャリアパスの不透明さによる、将来への不安
- 組織文化のミスマッチによる、エンゲージメントの低下
また、『ミキワメ ウェルビーイングサーベイ』を併用することで、エンゲージメント(仕事への意欲)や満足度といった心理状態をタイムリーに把握できます。
具体的には、ストレスチェックでメンタルヘルス不調のリスクを事前に把握し、離職・休職につながりそうな要因をサーベイで確認する、といった運用が可能です。
以下の記事では、離職防止のアイデアを多数紹介しています。「活躍を期待していた従業員が離職してしまう」と悩んでいる人事担当者の方は、ぜひ参考にしてみてください。
『ミキワメ ストレスチェック』の導入手順【5ステップ】

『ミキワメ ストレスチェック』は、初めて利用する企業でもスムーズに導入・運用できるようシンプルな設計になっています。具体的な導入手順は、以下のとおりです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1:資料請求・問い合わせ
まずは、公式サイトの専用フォームから資料請求、または問い合わせを行いましょう。
企業名・担当者名・メールアドレス・電話番号などの基本情報を入力するだけで、簡単に申し込みが完了します。
『ミキワメ ストレスチェック』の詳細をまとめた資料もご用意しています。検査内容や機能をいち早く知りたい方は、以下のリンクからダウンロードしてみてください。
2:ヒアリング・契約(無料で契約可能)
問い合わせ後は、担当スタッフとのヒアリングを通じて、企業の状況に合った運用方法を確認します。
『ミキワメ ストレスチェック』は、初期費用がかからないうえに、企業規模を問わず無料で利用できるサービスです。
他のミキワメサービス(適性検査、サーベイ など)を利用していなくても、無料で契約できます。
ただし、サーベイの機能を一部利用したい場合や、カスタマーサクセスチームによるサポートを受けたい場合は有償となります。
3:アカウントを発行
契約完了後は、担当スタッフがストレスチェックの実施手順を案内し、管理者用のアカウントが発行されます。
メールに記載されたURLからログインし、以下の手順で設定を行います。
- 実施事務従事者(事務作業を行う担当者)に権限を追加する
- 対象となる部署を登録する
- 自社社員の情報を登録する
- ストレスチェックの配信設定を行う
すべての設定が完了したら、ストレスチェックの実施に移ります。
4:従業員にストレスチェック用のURLを共有
設定した配信日時になると、ストレスチェック用のURLが記載された案内メールが、対象の従業員に届きます。
従業員はパソコンやスマートフォンからアクセスし、ストレスチェックを受検します。なお、受検期間の終了後、まだ受検していない人がいる場合は、受検期間の延長が可能です。
延長期間を含めた受検期間が終了すると、管理画面に集団結果が表示されます。
5:検査結果を確認し、職場環境の改善に活用
ストレスチェックの受検が完了したら、実施事務従事者は「集団結果」と「全受検者の個人結果」を実施者(産業医)に共有します。
ミキワメは、医師との面談を希望するときに利用できる「面談希望ボタン」を設定できます。
高ストレスと判定された従業員には、面談希望ボタンの利用を促しつつ、医師との面接指導を受けてもらうように勧めましょう。
また、検査結果を用いて集団分析を行い、属性ごとの強みや課題を整理してみましょう。集団分析を行うことで、データに基づいて職場環境の改善ができます。
『ミキワメ ストレスチェック』を利用した企業の声

『ミキワメ ストレスチェック』を導入した企業からは、「使いやすい」「運用の負担が減る」といった声が寄せられています。
【利用した企業の声】
以前は厚生労働省の無料プログラム(ダウンロード版)を利用していましたが、ウェブブラウザで簡単に実施できるミキワメを導入しました。設定が手軽で使いやすく、社員もパソコンやスマートフォンで回答できるようになりました。
社員のケア優先度が表示される『ミキワメウェルビーイングサーベイ』に加えて、無料で利用できるストレスチェック機能も活用しています。サーベイの結果と合わせてシステム内でストレスチェックが可能なため、回答者の負担が減り、人事側も効率的に運用できるようになりました。
『ミキワメ ストレスチェック』の導入による大きなメリットは、ストレスチェックの運用を効率的に行い、集団分析を通じて職場環境の改善ができることです。
受検から結果の共有まですべてオンライン上で完結するため、担当者の事務作業の時間を大幅に削減できます。
従来のように、手作業による調査票の配布や回収、データ入力といった煩雑な作業が不要になり、限られたリソースでもスムーズな運用が可能です。
『ミキワメ ストレスチェック』に関するよくある質問

『ミキワメ ストレスチェック』に関する3つの質問に回答します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
Q1:検査結果はどの範囲まで閲覧できる?
ストレスチェックの結果を閲覧できるのは、受検者本人に加えて、実施者(医師、保健師 など)と実施事務従事者の3者のみです。
制度の方針を決める事業者やメンタルヘルス担当者、上司などに情報を提供する場合は、必ず本人の同意を得なければなりません。
『ミキワメ ストレスチェック』では、実施者に対して個人結果と集団結果を共有する仕様になっています。事務担当者については、面談希望者のみ個人結果を閲覧できます。
ストレスチェック結果の管理方法を詳しく知りたい方は、以下の記事を確認してみてください。結果の活用方法や、業種別の企業事例も解説しています。
Q2:無料で利用できる?追加料金はかからない?
『ミキワメ ストレスチェック』は、初期費用や契約料がかからず、無料で利用できるストレスチェックサービスです。主に以下の機能を利用できます。
- 調査票の配布・記入
- ストレス状況の評価
- 面接指導の要否判断
- 本人への結果通知
- 本人から面接指導の申し出
ただし、カスタマーサクセスチームによるサポートを受けたい場合や、心理状態を測定するサーベイ機能を利用したい場合は、有料プランの契約が必要になります。
ミキワメの詳細な料金プランを確認したい方は、以下の専用フォームよりお気軽にお問い合わせください。企業の状況に合わせた最適なプランをご提案します。
Q3:『ミキワメ ウェルビーイングサーベイ』と併用できる?
ストレスチェック機能は『ミキワメ ウェルビーイングサーベイ』と併用可能です。
ストレスチェック結果とサーベイ結果を連携させることで、離職リスクの可視化やエンゲージメント向上施策の立案など、より踏み込んだ分析ができます。
たとえば、ストレスチェックで「ストレスの高い部署」を特定したあとに、サーベイでその部署が抱える課題(例:業務負担の増加)を深掘りする、といった活用が可能です。
2つの機能を活用し、従業員の「ストレス状況」と「仕事への意欲や満足度」を同時に測定することで、離職防止とエンゲージメント向上の両立を実現できます。
『ミキワメ ウェルビーイングサーベイ』の特徴については、以下の記事で詳しく解説しています。導入を検討している人事担当者の方は、ぜひ参考にしてみてください。
まずは無料で『ミキワメ ストレスチェック』を利用してみよう

『ミキワメ ストレスチェック』は、労働安全衛生法に準拠したストレスチェックを効率的かつ簡単に実施できるサービスです。
煩雑になりがちな事務手続きを最小限に抑えつつ、従業員のストレス状態を可視化し、職場環境の改善に活用できます。
これらのストレスチェック機能は、初期費用や月額利用料がかからず無料で利用できます。
『ミキワメ ストレスチェック』を活用し、従業員が安心して働ける職場づくりを進めていきましょう。導入を検討している方は、まずはお気軽にお問い合わせください。






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